2015年12月13日日曜日

「メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱」を読みました

「メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱」を読みました。



内容(「BOOK」データベースより)
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタージュ。米墨国境地帯で麻薬取引と暴力に依存して生きる「ナルコ(麻薬密輸人)」たちに密着し、犯罪者たちの生活や文化、彼らを取り巻く凄惨な暴力の実態を明らかにすると同時に、世界各地で注目されている「麻薬合法化」の議論など、問題解決に向けた方向性も指ししめす。
著者について
ヨアン・グリロ
2001年より、『タイム』誌、CNN、AP通信、PBS News Hour、『ヒューストン・クロニクル』紙、CBC、『サンディ・テレグラフ』紙など国際メディアに、ラテンアメリカに関する報道を行ってきた。軍事作戦、マフィアによる殺人、コカイン押収などについて報道し、麻薬戦争について2人のメキシコ大統領、3人の司法長官、アメリカ合衆国大使らと議論した。イギリス出身、メキシコシティ在住。本書は彼の最初の著書である。
本書は、オーウェル賞にノミネートされ、ロサンゼルスタイムズ・ブックフェスティバルで最終選考に残り、BBCラジオ4の「今週の本」に選ばれた。

投資とは関係ありませんが、メキシコの麻薬組織、政府とカルテルの戦いを理解するのにはいい本だと思います。

“戦争”とありますが、“武装蜂起”という方がこの本が書きたいニュアンスとは合う気がします。
(カルテルの武力が強くなり、一部で政府の役割を侵食しているというのが本質的な問題です。)

ちなみに、映画『ボーダーライン』(原題はシカリオ)が2016年4月に公開されるそうです。
こっち系の映画が好きな人は、事前にこの本を読んでいるとかなり背景の理解ができると思います。

あと、アメリカやラテンアメリカでソフトドラッグの解禁が進んでいますが、中南米の麻薬問題が背景にあるようです。

また、あとがきに書いてありますが、メキシコのカルテルが行っている凄惨で残酷な拷問の詳細は日本語版ではかなりカットしているとのことでした。

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