2013年8月19日月曜日

アクルーアルは「営業利益-営業キャッシュフロー」で計算



目次
  • アクルーアルの計算方法
  • 会社の利益の質をリーズナブルに評価
  • なぜアクルーアルは小さい方が良いか?

アクルーアルの計算方法

アクルーアルの計算方法を紹介します。

  • アクルーアル=営業利益 - 営業キャッシュフロー(CF)


  • アクルーアル<0 の方が利益の質が良いと判断します。

※アクルーアルは小さい方が好ましい指標になります

会社の利益の質をリーズナブルに評価

アクルーアルは「会社の利益の質をリーズナブルに評価する指標」となります。

営業利益から営業キャッシュフロー(CF)を差し引くことで簡易に計算ができます。実は、もっと複雑な定義もありますが、とりあえず利用しやすい簡易な方法を紹介します。

なぜアクルーアルは小さい方が良いか?


  • 営業利益よりも営業キャッシュフロー(CF)が多いほど利益の質が高いことを意味しています。

なので、アクルーアル<0が好ましくなります。

また、キャッシュフローとは逆相関の関係になるため、「利益の質が良い企業=キャッシュフローが潤沢な企業」と考えることもできます。

アクルーアルに必要な数字は全て四季報に載っているので、簡単に計算することができます。

また、バリュー投資に有効な指標の一つと言われています。

総合分析 株式の長期投資
川北 英隆 (著)

P198に簡単な定義が書かれています。
ページ数は少ないですが、一番簡易な計算方法だと思います。

東大卒医師が教える科学的「株」投資術
KAPPA

アクルーアルとリターンの関係についての解説があります、バリュー投資に有効だあるとのエビデンスが紹介されています。

2013年8月17日土曜日

バリュー株投資は「勝者のゲーム」! を読みました

バリュー株投資は「勝者のゲーム」!
井手 正介

を読みました。

低PBR(低PER)銘柄に投資するバリュー投資ではなく、
表紙にバフェット氏が出ているように、高収益企業に妥当なバリュエーションで投資するという内容です。

本書に書かれている要点としては、

①ROEが平均を一貫して上回る優良企業を選び出す。
※高ROEと低PBRはありえいないので、この時点ですでに一般的なバリュー投資じゃないですね・・・

②その中からPERが平均以下にしか評価されていないものをリストアップし、10銘柄前後のポートフォリオを作る。

③相場全体が弱い時を待って投資する。

④組入れ銘柄がもはや割安でなくなるまで保有し続ける。

⑤相場環境や株価水準が理解を超える状況になった時は、迷わず売却してキャッシュに一時避難する。

相場の急落をまってグロース株をそこそこな価格で購入すると言うのがポイントでしょう。
まさに、バフェット氏のスタイルですね。ちなみにバフェット氏は「超長期保有銘柄」と「3~5年程度で売却する銘柄」とに別けて投資をしているそうです。
多分、いつもはそこそこ割安な銘柄を乗り換えつつ、相場急落などの絶好の買場が訪れたときに高収益な優良株式を一気に買うのだと思います。
(いつ相場が急落するかわからないことや、選んだグロース株が本当にエクセレントカンパニーかなど、ハードルは高そうですけど・・・)

データの裏づけもあり説得力があります。かなり真面目に書かれている本なので、これからバフェット系のグロース&バリューのハイブリッド投資をしようと考えている人にはお勧めです。

幾つか、面白かった箇所を抜粋します。

本書によると、株への長期投資によるリターンの源泉はROEとのことです。
アメリカの場合は長期的に高ROEが維持されているためインデックスファンドのバイアンドホールドでも長期的にリターンが得れたが、日本の場合は低ROEなので市場平均のバイアンドホールドで長期的にリターンが得られない可能性があるとのことです。
0 (1536×1234)

国別のROEの水準になります、日本が長期的に低い水準なのは世界的に見ると珍しいようです。
0 (1323×1003)

世界各国の株価収益率、PERの水準の推移です。
バブル崩壊を経て、日本も世界と同水準になったためにバリュー投資、PERを基準にした投資が可能になったとのことです。
0 (984×1280)

<関連投稿>
「井手正介のバリュー株入門」はバリュー投資の要点がコンパクトにまとまってます

2013年8月16日金曜日

「とことん稼ぐ低位株攻略ガイド---3倍高もある! 急騰低位株に乗ってドーンと殖やす。」を読みました

とことん稼ぐ低位株攻略ガイド---3倍高もある! 急騰低位株に乗ってドーンと殖やす。
藤本 壱


アマゾンでそこそこレビューがついていたので読んでみましたが、個人的にはあまりお勧めではないです。

内容としては、低位株でのトレーディングで、テクニカル分析の解説もあります。
(本の中にファンダメンタルな要素は、低位株トレーディングではあまり重要でないとの記載もあります、トレーディングよりの考え方だと思います。)

PERやPBRなどのファンダメンタルな要素からバリュー投資をするというのではなく、
下値が限られている低位株でトレーディングをするというスタイルです。

低位株が有利である検証などもあまりないので説得力も弱いです。

トレーディングがメインで低位株に興味がある人には面白いかもしれませんが、
ファンダメンタルな指標をからバリュー投資をしている人には物足りないですね。
内容紹介
やっぱり低位株は個人投資家に最適!
2倍高、3倍高もある!
急騰低位株を安いうちに買って、ドーンと殖やせる。
低位株は安い代わりにダメな銘柄と思われがちですが、実際には業績や財務も割と良かったり、企業としての強みがあるのに、一時的に投資家に忘れられているために低位にいる銘柄も少なからずあります。
また、低位株には次のような個人投資家に適した大きなメリットもあります。
【低位株のメリット】
1株価が安いので、少ない資金から始められて、まとまった株数を買いやすい
2株価が上がる時の上昇率が高く、時に2倍高や3倍高など急騰もある
3下値がある程度限定されていて、読みやすい
4銘柄によっては、株価の動きにパターンがある
5機関投資家など、プロの投資家があまり参加してこない
これら低位株投資の強みは、リーマン・ショック以降の相場でも失われていません。
そこで本書では、この強みを活用して、個人投資家が低位株で儲けるための5つの戦術を具体的に紹介します。すべてに共通する原則は「安いうちに買って値上がりを待つ」ということです。ご自分のスタンスと相場状況に応じて、機動的にこれらの戦術を取ることで、うまくいけば比較的短期間でドーンと大きく儲けることもできるでしょう。
個人投資家のための低位株戦術を1冊に集約した決定版!
戦術1 パターン銘柄で手堅く儲ける
戦術2 低位材料株を安いうちに買う
戦術3 低位小型株で大きく儲ける
戦術4 ボロ株で一気に大逆転!
戦術5 急落のリバウンドを拾って稼ぐ
ただし、大きなリターンを狙うなら、必ずそれに相当するリスクも伴います。 低位株は一般に安い銘柄ほど業績や財務が悪いのが普通で、問題を抱えているからこそ低位に甘んじていることも忘れてはなりません。特にボロ株などの中には、倒産寸前の銘柄も含まれています。
そこで、本書では安全な銘柄選びの基本を解説するとともに、戦術ごとの銘柄の選び方や売買タイミングの考え方についても解説していきます。
ファンダメンタル重視のバリュー投資ならこの本がお勧めです

2013年8月10日土曜日

「今どき株で儲けるヤツは「業種別投資法」を使っている」を読みました

今どき株で儲けるヤツは「業種別投資法」を使っている
長谷部 翔太郎 (著), 石川 泰久 (著)


を読みました。

タイトルの通り、業種別の投資法や特徴を切り口とした本です。
全部で25業種に分けて解説しています。
逆張りなのか、順張りなのか、
長期保有なのか短期保有のトレードが向いているなか、
などのアドバイスがあります。
業種別投資という切り口で書かれた本は少ないので勉強になりました。

単純に、PERやPBRなどのバリューファクターでも業種別でかなり偏りがありますし、
この本に書かれている知識は無駄にはならないと思います。

また、各業種別の「主要企業」が書かれているのも投資の参考になります。
食品業界であば、
・JT
・キリンホールディングス
・アサヒグループホールディングス
・味の素
・日清食品ホールディングス
・ヤクルト本社
・明治ホールディングス
などの、主要な会社とその概要がかかれています。

最近は猛暑で外に出るのが億劫なので、家でマッタリと投資の本を読んでいます。

ちなみに、シーゲル銘柄(オールドエコノミーで割高すぎず、収益力が高い銘柄)なんかは「JT」「アサヒグループホールディングス」なんかになりますね。

2013年8月3日土曜日

国際投資へのパスポート―モビアスの84のルール 暴落時のパターン

国際投資へのパスポート―モビアスの84のルール
マーク モビアス

を読みました。

新興国へのファンダメンタル投資の案内という内容です。

著者のように、優秀な人間がフルタイムで投資をしている中で、個人がエマージングマーケットへファンダメンタル分析で投資をするのはハードルが高いと思います。

この本を読んで、エマージング投資で成功というのは難しいでしょう。モビアス氏のエマージングマーケット投資紀行という内容です。

エマージングマーケットへの投資物語としては癖が少なく読みやすいです。
ちなみに、ジム・ロジャース氏の本よりも客観的でアドバイスも多いです。

参考になったアドバイスは、暴落時のルールです。
相場のタイミングを計るのは一般的には難しいが、極端な暴落の時は二、三の基本ルールが適用できる。その一つは、急落した相場は底を打ってから30%ほど戻し、その後再び暴落する傾向があるというものである。相場は通常、損失を最低限に抑えたいと売り控えていた臆病な投資家たちが、見切りをつけて損切りしやすいところまで値を戻すものである。
新興国はボラティリティーが高く、暴落も起こりやすいです。
暴落時のルールは買のタイミング判断として有効だと思います。
エマージングマーケットは暴落時に上手く買えれば長期的に儲かります。

<関連投稿>
冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く を読みました

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