井手 正介
を読みました。
低PBR(低PER)銘柄に投資するバリュー投資ではなく、
表紙にバフェット氏が出ているように、高収益企業に妥当なバリュエーションで投資するという内容です。
本書に書かれている要点としては、
①ROEが平均を一貫して上回る優良企業を選び出す。
※高ROEと低PBRはありえいないので、この時点ですでに一般的なバリュー投資じゃないですね・・・
②その中からPERが平均以下にしか評価されていないものをリストアップし、10銘柄前後のポートフォリオを作る。
③相場全体が弱い時を待って投資する。
④組入れ銘柄がもはや割安でなくなるまで保有し続ける。
⑤相場環境や株価水準が理解を超える状況になった時は、迷わず売却してキャッシュに一時避難する。
相場の急落をまってグロース株をそこそこな価格で購入すると言うのがポイントでしょう。
まさに、バフェット氏のスタイルですね。ちなみにバフェット氏は「超長期保有銘柄」と「3~5年程度で売却する銘柄」とに別けて投資をしているそうです。
多分、いつもはそこそこ割安な銘柄を乗り換えつつ、相場急落などの絶好の買場が訪れたときに高収益な優良株式を一気に買うのだと思います。
(いつ相場が急落するかわからないことや、選んだグロース株が本当にエクセレントカンパニーかなど、ハードルは高そうですけど・・・)
データの裏づけもあり説得力があります。かなり真面目に書かれている本なので、これからバフェット系のグロース&バリューのハイブリッド投資をしようと考えている人にはお勧めです。
幾つか、面白かった箇所を抜粋します。
本書によると、株への長期投資によるリターンの源泉はROEとのことです。
アメリカの場合は長期的に高ROEが維持されているためインデックスファンドのバイアンドホールドでも長期的にリターンが得れたが、日本の場合は低ROEなので市場平均のバイアンドホールドで長期的にリターンが得られない可能性があるとのことです。
国別のROEの水準になります、日本が長期的に低い水準なのは世界的に見ると珍しいようです。
世界各国の株価収益率、PERの水準の推移です。
バブル崩壊を経て、日本も世界と同水準になったためにバリュー投資、PERを基準にした投資が可能になったとのことです。
<関連投稿>
・「井手正介のバリュー株入門」はバリュー投資の要点がコンパクトにまとまってます
(いつ相場が急落するかわからないことや、選んだグロース株が本当にエクセレントカンパニーかなど、ハードルは高そうですけど・・・)
データの裏づけもあり説得力があります。かなり真面目に書かれている本なので、これからバフェット系のグロース&バリューのハイブリッド投資をしようと考えている人にはお勧めです。
幾つか、面白かった箇所を抜粋します。
本書によると、株への長期投資によるリターンの源泉はROEとのことです。
アメリカの場合は長期的に高ROEが維持されているためインデックスファンドのバイアンドホールドでも長期的にリターンが得れたが、日本の場合は低ROEなので市場平均のバイアンドホールドで長期的にリターンが得られない可能性があるとのことです。
国別のROEの水準になります、日本が長期的に低い水準なのは世界的に見ると珍しいようです。
世界各国の株価収益率、PERの水準の推移です。
バブル崩壊を経て、日本も世界と同水準になったためにバリュー投資、PERを基準にした投資が可能になったとのことです。
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