2007年11月20日火曜日

サブプライムと季節のアノマリー

目次
  • 下げがキツイ相場
  • 下げの要因を分析
  • サブプライムローンの再燃と不透明感
  • 米国不安による、円高とそれによる日本株安
  • 季節のアノマリー効果による下げ

下げがキツイ相場


ここ半年の下げはキツイですね。
長期投資といえど、こう株価が下がると流石に精神衛生上良くないです。
下げ相場は買いだと言われていますが、この状況で買い進むのはかなり勇気がいります。


下げの要因を分析


最近の下げ相場の要因を分析してみました
  1. サブプライムローンの再燃と不透明感
  2. 米国不安による、円高とそれによる日本株安
  3. 季節のアノマリー効果による下げ(日本では1~6月がプラスのリターン。7~12月がマイナスのリターンになる確率が高い、特に小型株)
以上の3点が最近の下げ相場が強烈な理由ではないかと考えています。


サブプライムローンの再燃と不透明感


これについては、相場の参加者は殆ど認識していると思います、なかなか解決しませんね。


米国不安による、円高とそれによる日本株安


円高になると日本株は下落する傾向があります。
これは日本企業が輸出に依存しているため、円高になると日本企業の収益が落ちるからです。


季節のアノマリー効果による下げ


最後に、季節のアノマリー効果による下げもあるのではないかと思っています。
日本では1~6月がプラスのリターン。7~12月がマイナスのリターンになる確率が高いと言われています。これは統計的に確認されたアノマリーと言われています。
特に小型株にその傾向が顕著です。

日本市場でも季節のアノマリーが確認されていますので、最近大きく下げている原因の一つになっているのではないでしょうか。

そう考えると、今のタイミングで、あたふたと焦って狼狽売りをするよりも、一呼吸置いた方がいいと思います。

個人的には、以前からそろそろ日本クラスのウェイトを下げて、ヨーロッパクラスのウェイトを上げようかと考えていたのですが、流石に最近の日本株の相場を見ていると、日本株を売る気になれません。

「季節のアノマリー」を理由に、しばらく様子見をして1~2月にポートフォリオを変更する予定です。

2007年11月19日月曜日

アセットアロケーションについて

目次
  • アセットアロケーションについて
  • 日本の将来に不安あり
  • 資産が増えたら日本の個別株へ投資したい

アセットアロケーションについて


最近は個別銘柄の分析をほとんどしていません。

主にアセットアロケーションについて考えています。

理由としては。
  1. 資産運用のリターンはアセットアロケーションによるところが非常に大きい
  2. 最近はETFの登場などで国際分散投資が以前よりやりやすくなった
昔から国際分散投資をしようと思っていましたが、なかなかコストの面などで二の足を踏んでいました。
ただ、最近はだんだんと環境が改善され、国際分散投資がやりやすい金融商品が沢山出てきているとおもいます。


日本の将来に不安あり


あわせて、日本の個別銘柄への投資を抑えている理由として、
  • 日本の将来をなかなか信じられない
日本の全世界に対する時価総額は約10%程度であり、他の先進国、新興諸国と比較すると近年は投資家に対してまともなリターンを提供できていません。
また、ゼロ金利政策等が続いており、いまだに経済は常識的な水準に戻っていません。

別に今後、日本が破滅するなど、過度に悲観的なことを考えているのではなく、客観的な事実として全世界の10%である日本市場に対して労力を割くのではなく、各種資産クラスをどのような分配とするかに時間をかけた方が合理的だと思うからです。


資産が増えたら日本の個別株へ投資したい

今後、資産が増えてきて個別銘柄の選択もできるようになったら改めて日本個別銘柄を本格的に検討しようかと考えています。

まあ、楽しみとして個別銘柄の分析はたまにはやっていくつもりです。

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