2015年5月16日土曜日

2015年5月16日 小松製作所 (6301)のPER・PBR・配当利回り



小松製作所(6301)は定期的にウォッチしている銘柄です。

コモディティー価格に大きく影響はされますが、業界としては新規参入があまりないオールドエコノミーで、株価も市況によって割安になることが多い銘柄です。

シクリカル銘柄(景気敏感株)ですね。

このタイプの銘柄は、市況により割安に購入できるチャンスがあるので、好きです。


また、コマツは商品市場に大きく左右されるビジネスモデルなのに、安定的に利益を上げて配当を継続している点は凄いと思います。

ただ最近は業績があまり良くないようです。

「優等生」コマツを追い込んだ、2つの"誤算" リーマン危機以来の異常事態に打つ手なし?
2015年度(2016年3月期)は売上高が1兆8800億円(前期比5%減)、本業の儲けを示す営業利益が2210億円(同8.7%減)と、減収減益を予想している。

コマツが期初時点から営業減益予想を発表するのは、リーマンショックの影響をモロに受けた2009年度以来、6年ぶりのこと。

2014年度は、売上高1兆9786億円(同1.3%増)、営業利益2420億円(同0.7%増)で着地した。多くの輸出企業と同様、円安の恩恵を多分に受けていながら、売上高、利益とも横ばいを維持するのがやっとだった。

原因としては、

・中国事業の売り上げ減少

・3年以上続いている鉱山機械の需要縮小

だそうです。






不振の要因を考慮しながら今後の業績を予想をすることはかなり困難なので、個人的には業績の予想はできないと考えています。

業績の予想をしないのであれば、長期で保有をして配当を再投資する銘柄として業績が悪くて割安な今の時期に仕込んでおくというのも面白いと思います。

ちなみに、業績の予想をしないというプロ(ファンドマネージャー)もいるそうです。
投資は「きれいごと」で成功する――「あたたかい金融」で日本一をとった鎌倉投信の非常識な投資のルール

コマツは典型的なシクリカル銘柄(景気敏感株)なので、素直にPERを使いにくいというのが難しいですね。

PERが高い時に買い、PERが低くなったら売るという方法もあることを頭に入れておいた方が良いでしょう。(←景気敏感株への投資方法)

単純なPERの高低よりも、PBR、配当利回り、長期でのEPSの水準を総合的に見るのが有効だと思います。

個人的には、個別株に資金を回す余裕がないので、もうしばらくコマツへの投資は保留です。(保留というか、したくてもできない感じですが・・・)




2015年5月9日土曜日

エクソンモービル(XOM)の追加購入

エクソンモービル(XOM)を追加購入しました。

先日、BPの配当落ち日(Ex-Dividend Date)がありました。
BPの配当で貰えるであろう金額でエクソンモービル(XOM)を追加購入しました。

最近はWTI原油先物の価格も少し落ち着きつつあるようですし、決算もコンセンサスよりは悪くなかったので、今年の3月に比べて少し株価は上昇しています。

短期投資でなく、ポートフォリオの分散のため&長期投資なので、短期の株価変動には一喜一憂しないようにしています。


シーゲル先生の本は参考になります。


株価が割高にならないで、配当が継続している銘柄に、長期間配当再投資をすることを勧めています。
派手さはないですが、地に足がついた堅実な戦略だと思います。




エクソンモービルの歴史がわかる、面白い本だと思います。(あまり、投資的な観点からは参考にならないかもしれませんが。)



なお、私の投資戦略の優先順位は、

インデックス運用 > カバードコール&キャッシュセキュアードプット > 高配当銘柄への配当再投資

という順番です。

2015年5月6日水曜日

オプション取引 手間がかからない運用はカバードコールとキャッシュセキュアードプット

オプション取引で手間がかからない運用はカバードコールとキャッシュセキュアードプットで、

しっかりとヘッジの準備をしておくことだと思います。


ヘッジの準備ですが、

【カバードコールの場合】

原資産(株・ETF)をしっかり用意してからコールをショートする

原資産を用意しないことを、ネーキッドと呼びますが、ネーキッドのコールショートはとても危険なのでしてはいけません。株価が急騰した場合の損失が無限大です。


【キャッシュセキュアードプットの場合】

現金をしっかり用意してからプットをショートする

カバードコールト違い保有しているキャッシュ以上のプットもショート可能ですし、コールのショートに比べれば大幅な損失のリスクは多少減りますが、やはり危険ではあります。



しっかりと、原資産や現金を用意している場合、損失が限定されているので悠然と構えて投資ができます。

最悪、権利が行使されても問題ないというスタンスで待っていられるのは大きなメリットです。

このメリットのおかげで、取引回数が一気に減ります、だいたい1ヶ月に1回ほど取引をすれば問題ありません。

オプションと聞くと、トレーディング主体で取引回数が多いイメージがしますが、しっかりとヘッジをしているカバードコールやキャッシュセキュアードプットであれば、そんなにあくせくと取引をしなくても十分です。



<参考にしている本>


<関連投稿>
カバードコール(キャッシュセキュアードプット)と高配当銘柄の組み合わせ
オプショントレーディングならキャッシュ・セキュアード・プット(cash secured put) 
【オプション】Covered Call(カバード・コール)って、最低投資額はいくら?いくら儲かるの?リターンは?
カバードコール(Covered Call)とは
オプショントレーディングならキャッシュ・セキュアード・プット(cash secured put)
プット・オプション(Put option)のデメリット・マイナス点
カバード・コールのまとめ
カバード・コール関連の本

<関連サイト>
マッタリ バリュー投資とカバード・コール(オプション戦略)

2015年5月5日火曜日

2015年5月5日 ポートフォリオ

私の運用は、

・ETFを利用したインデックス運用(メインの運用)

・高配当銘柄への配当再投資

・デリバティブ(カバードコールとキャッシュセキュアードプット)

いつもと同じですがポートフォリオの主力は、
 VB Vanguard Small-Cap
 VGK Vanguard European
 VWO Vanguard Emerging Markets


配当と、デリバティブからの現金(キャッシュ)を再投資できるポートフォリオの構築を目指しています。

ここ数ヶ月は殆どポジションの入れ替えもなく、毎月変わり映えのしないポートフォリオです・・・。


個別株については、

個別銘柄の追加購入はしていません。今月は色々と出費がかさんだため投資に回す資金が確保できませんでした。


デリバティブですが、

ETFを対象にカバードコールとキャッシュセキュアードプットを仕掛けています。

今月は、全てのポジションがキャッシュセキュアードプットです。
(キャッシュセキュアードプットはプットをショートしているだけなので、ポジションを閉じるのがカバードコールよりも楽です。なお、カバードコールでポジションを閉じる場合は、コールをバイバックした後に保有している株式を売却する必要があり、ポジションから撤退するにあたりキャッシュセキュアードプットよりも取引回数がおおくなります。)

大幅にポジションを縮小しました、のんびりと投資をしています。大体1ヶ月に2~3回くらいの取引でした。

オプションに興味のある人はFirstradeが利用しやすいと思います。
(インタラクティブ・ブローカーズ証券も個人投資家には人気があるようですが、私は利用していないのでアドバイスはできません。)

朗報 Firstradeが日本人の新規口座開設を開始した様子


私が利用している日本の証券会社はSBI証券です。

ネット専業で手数料が安いお勧めの大手証券会社は、SBI証券、マネックス証券、楽天証券です。外国株式手数料は3社ともほとん同じですが、為替の手数料などは微妙に異なるようです。
(正直、大手3社ならどこも似たり寄ったりで一長一短あるので、ここを選んでもあまり違いがない気もします。)


何度も敗者のゲームの最新版を読み直しています。やっぱりこの本は良書ですね。

投資をしていると、ついつい熱くなりがちですが、頭を冷ましてくれます。何となく個別株に大きく突っ込んでみたくなることが多々あるときは、この本を一読すると良いと思います。

投資が趣味でない人は、この本を熟読してコツコツとインデックスファンドの長期間投資をするだけでそれなりの成果が得られると思います。



【日本株式】
なし

【外国株式 先進国】
VB Vanguard Small-Cap
VGK Vanguard European

【外国株式 新興国】
VWO Vanguard Emerging Markets

【セクター別投資】
PM PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC.
BTI British American Tobacco PLC (ADR)
MO Altria Group Inc
XOM Exxon Mobil Corporation
BP

【オプション ~カバードコール・キャッシュセキュアードプット~】
EEM 01/15/2016 40.00 Put short
EEM 06/19/2015 45.00 Put short
EEM 07/17/2015 42.00 Put short
EFA 01/15/2016 65.00 Put short
EFA 07/17/2015 66.00 Put short
EFA 09/18/2015 66.00 Put short
IWM 01/15/2016 122.00 Put short
IWM 06/19/2015 125.00 Put short
IWM 08/21/2015 121.00 Put short
XOM 07/17/2015 87.50 Put short



<関連投稿>
現実的な運用利回り・リターンを目指す
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2015年5月4日月曜日

エクソンモービル(XOM)のキャッシュセキュアードプットをローリング・ダウン

エクソンモービル(XOM)のキャッシュセキュアードプットをローリング・ダウンしました。

オプションのプレミアムが減価してきたので、限月はそのままでストライクプライスをダウンしました。

最近は、原油価格の底が見えてきたかのニュースもあり、石油メジャーの株価もだいぶ持ち直しているように感じます。

ポートフォリオの分散投資の観点から石油銘柄に投資をしているので、短期での投資は考えていません。

株を保有するつもりがある上でキャッシュセキュアードプットを仕掛けるのは、リターンにプラスアルファをする戦略としては効果があると思います。

ただ、株を保有するつもりがない銘柄で、単にオプションの取引がしたい場合は結構注意が必要だと思います。


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