NTTドコモに投資
NTTドコモに投資をしました。8月21日に菅義偉官房長官が「携帯電話料金は4割程度下げる余地がある」と発言したため通信株は軒並み下げています。
ここ6か月のチャートです。
ただ、10年の長期のチャートで見ると右肩上がりです。
現在のバリュエーション
- 予想PER:15.78倍
- 予想EPS:183.8
- 実績PBR:1.83倍
- 実績BPS:1,580.88
- 予想配当利:3.79%
- 予想1株配当:110~120
私は通信株に投資をする際には配当利回りを基準に考えています。予想配当利回りが3.79%というのは安定した高配当をしているNTTドコモでは高水準だと思います。
ちなみに、ライバルのKDDIの配当利回りは3.39%となっています。
配当、自社株買いについて
2018年4月27日2018年3月期 決算説明会からの抜粋
コンスタントに増配をしています。手堅く増配をしているのはとても評価できます、通信株の魅力です。
また、自社株買いを積極的にしているのも評価できます。
2017年10月27日 から 2018年3月31日にかけて、約1億1,140万株、約3,000億円の自己株式の取得を実施しています。消却前の発⾏済株式総数に対する割合は3.01%ということなので、ザックリと1株当たり利益が3.01%増加したと評価できます。(PER(株価収益率)などの株価評価が変わらない前提ですが。)
ビジネスモデルが強固で、増配と自社株買いで株主価値を高めてくれる会社は、保有をしているだけでどんどん価値が上がっていきます。
決算概況
2018年4月27日2018年3月期 決算説明会からの抜粋
営業収益は 対前年度 4.0%増の 4兆7,694億円
営業利益は 3.0%増の 9,733億円
増収増益の決算となりました。
営業FCF は 7.8%増の 9,335億円でしっかり稼いでいます。
セグメント別の営業利益については、通信事業が対前年度同額の 8,328億円、スマートライフ領域が 25.5%増の 1,405億円とのことです。
まとめ
グロース株(成長株)ではありませんが、引き続き増配や自社株買いで株主価値を高めてくれる会社だと思います。
また、いずれくる景気後退局面でも配当を維持する可能性は高いと考えています。
マイナス面として、グロース株に比べると成長力に見劣りする、政府からの圧力を含めて不透明な環境が続く、といったところでしょうか。
個人的には、安定した配当に期待をしているので、株価が安くなったタイミングで配当利回りを基準にコツコツと追加投資をしていくつもりです。