グッゲンハイムMSCIエマージング・マーケット・イコール・ウェイトETF(EWEM)とiシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF(EEM)とバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を比較
「グッゲンハイムMSCIエマージング・マーケット・イコール・ウエイトETF」(ティッカー:EWEM)は「MSCI新興市場均等加重インデックス」に連動するように設計されたETFになります。
ポイントは以下になります
- 各国の保有比率が同じ、国の偏りがない
- 均等加重株価指数に連動するので小型株の影響が大きい
均等加重でない指数に連動するVWOはGDPが大きい国(中国)や大型株に影響を受けやすくなります。
その点、均等加重の指数だと、大国の影響が少なく比較的小規模な国の影響が出やすくなります。
一例といて、中国の比率が低く、コロンビアの比率が高くなったりしています。
どうしても普通の指数だと大型グロース株、資産価格が割高となっている国や株式の影響を受けやすくなります。
バリュー投資志向の投資家は、均等加重というアプローチはしっくりくるんですよね。
EWEMとEEMとVWOの比較
EWEMとEEMとVWOの比較をしてみました。1年間のリターン
- EWEW:15.53%
- EEM:22.19%
- VWO:17.21%
EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良いです。
5年間のリターン
- EWEW:4.94%
- EEM:11.15%
- VWO:7.11%
EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良いです。
最長のリターン(2010年12月17日から)
- EWEW:-16.19%
- EEM:-6.76%
- VWO:-9.56%
EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良いです。
まとめ
ほとんどの期間を通して、EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良い傾向があります。
残念ながら均等加重にするとリターンが良くなるというわけでもなさそうですね。
ファンドのリターン表ですが、通常の指数(EEMやVWO)を明らかにアウトパフォームしているというわけでもないです。
ただ、構成国からわかるように、かなり小規模な国も比較的大きなポジションをとっているので、EEMやVWOと比較するのは適当ではないかもしれません。
EEMやVWOとは別物のETFになっている気がします。それこそ、EWEMだと中国よりもコロンビアの比率が大きくなっています・・・。
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