S&P500の均等加重株価指数は時価総額加重平均よりもリターンが良い
S&P500の場合ですが、
- 均等加重株価指数 > 時価総額加重平均株価指数
となるようです。
もう少し簡単に言うと、
- 全ての銘柄を均等に買ったリターン>時価総額が大きい銘柄を多く買ったリターン
ということになります。
均等加重株価指数
ざっくり言うと、S&P500の構成銘柄を全て均等に購入します。
そうすることで、時価総額の大きくない株価の影響が強くなります。結果的にバリュー寄りの銘柄を多く保有します。
時価総額加重平均
簡単に言うと、時価総額を考慮した銘柄構成となります。
アップルのような時価総額が大きい株のシェアが大きくなります。結果的にグロース寄りの銘柄を多く保有します。
Guggenheim S&P 500 Equal Weight ETF
グッゲンハイムS&P500・イコール・ウェイト・ETF(RSP)というETFがあります。
S&P500均等型インデックスとの連動を目指すETFで結構昔からあり、人気もあるようです。
ファンドの概要は以下になります。
- 運用開始:2003年4月
- 年間経費率:0.40%
モーニングスターのレーティングも悪くないです。
資産額も$13,414,045,456(1.46兆円)と大きいので、それなりに人気があるETFみたいですね。
S&P500とグッゲンハイムS&P500・イコール・ウェイト・ETFのリターンの比較
最長の運用開始である2003年4月からの比較だと
- RPS:11.70%>S&P500:9.37
となり、
- 2.33%、グッゲンハイムS&P500・イコール・ウェイト・ETFが勝利
均等加重株価指数のほうが時価総額加重平均を上回っています。
シンプルな戦略ですが、通常の指数を上回っています。指数を長期的にアウトパフォームするのは難しいので、均等加重というのは優位性がありそうです。
リーマンショック時にも戦略が有効に機能しているというところもポイントですね。
まとめ
新興国(エマージング)だと均等加重株価指数はリターンを改善しませんでしたが、アメリカ市場だと均等加重株価指数はリターンを改善するようです。
戦略としては、かなりシンプルなので個人投資家もこの考え方を取り入れるのは、ありだと思います。
米国株投資で有名なバフェット太郎氏はこの考え方を背景にしているのではないかと思っています。
バフェット太郎氏は炎上芸を得意としており、きっと炎上芸でPVを稼いでアフィリエイトによる報酬を最大化し、その報酬を投資に回しているのでしょう。炎上芸が気にならないのであれば勉強になるブログだと思います。
もしくは、バリュー系の戦略の方が長期的には優位性があるのかもしれません。
(バリュー系の戦略が機能するのはある程度市場が効率的である必要があるのかもしれません。)
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