日本とアメリカの戦争銘柄
日本とアメリカの戦争銘柄を紹介します。
トランプ大統領の北朝鮮への発言を受けて、だんだんと緊張が高まってきています。市場のボラティリティーも増してきています。
細谷火工 (4274)
照明弾や発煙筒など防衛省向け販売がほぼ半分を占める会社です。興研(7963)
防毒マスクを製作している会社です。石川製作所(6208)
機雷・弾火薬を作っている会社です。段ボール印刷機や繊維機械(レピア織機など)などを製造、販売するメーカーとして有名です。
豊和工業 (6203)
防衛省向けの小火器(小銃など)を作っている会社です。メインは工作機械、油圧機器、特殊車両、防音サッシなどの製造です。
東京計器 (7721)
防衛省向けにレーダー装置をを作っている会社です。船舶港湾機器、油空圧機器、流体機器、防衛・通信機器の開発・製造・販売及び修理を主な事業とする会社です。
三菱電機(6503)
戦闘機関連の事業があります。一般的な認識としては、日本の大手総合電機メーカーで、三菱電機グループの中核企業といったほうがピンとくると思います。
沖電気工業 (6703)
ATMなど情報通信システム、プリンタ、EMSの3本柱ですが、潜水艦ソナーも作っています。小松製作所 (6301)
建設機械で世界2位で有名な会社ですが、対戦車榴弾も作っています。ちなみに、キャタピラーも軍関連の製品を製造しています。建機と軍需というのは相性がいいのかもしれませんね。
三井造船 (7003)
防衛省向けで護衛艦を建造しています。造船、機械、プラントなどを手掛ける三井系の重工業メーカーです。
川崎重工業 (7012)
潜水艦を作っています。オートバイ・航空機・鉄道車両・船舶などの輸送機器、その他機械装置を製造する会社です。
三菱重工業 (7011)
哨戒ヘリコプターを作っています。日本最大の機械メーカーです。製品数は700を超え、「機械のデパート」とも呼ばれるそうです。主力製品は、船舶・エネルギー関連機器・産業機械・航空機・ロケットなどがあります。また、鉄道車両(リニア・電気機関車・懸垂型モノレール・新交通システム・LRVなど)の製造、エアコンや事業所向け大型冷凍機、産業向け工作機械、ターボチャージャー、ETCシステムの製造でも知られています。
IHI (7013)
哨戒機エンジンを作っています。重工業を主体とする日本の製造会社となります。
ロッキード・マーチン
軍事向けの売上高は全体の約80%を占めています。戦闘機のF-16ファイティングファルコン、F-35ライトニングⅡ、F-22ラプターといった、第5世代ジェット戦闘機と呼ばれる最新鋭のステルス型戦闘機を作っています。
軍事用情報システム、ミサイル防衛システムなど軍事用の統合的な情報通信ソリューションサービスの開発もしています。
レイセオン・カンパニー
兵器売上高の割合は約86%で、大手軍事企業の中でもトップレベルになります。軍事用レーダーなどを扱う海上・航空の防衛システム、サイバーテロ防衛や情報収集システムを扱うインテリジェンス・サービス、またミサイルを製造するミサイル防衛システムが柱です。特にミサイルメーカーとしては世界一で、巡航ミサイルのトマホーク、地対空ミサイルのパトリオット、中射程空対空ミサイルのスパローを作っています。
L3コミュニケーションズ・ホールディングス
軍事用の電子機器メーカーで、積極的な企業買収で大手になりました。米国防総省への売上げが全体の70%近くを占めます。中心は防諜報活動や監視・偵察用などの通信システムの提供ですが、民間軍事企業であるミリタリー・プロフェッショナル・リソーシズ(MPRI)も保有しています。
テクストロン
防衛から金融まで幅広く展開するコングロマリット企業です。軍需としては、本土防衛の情報システムやヘリコプター製造などがあります。多角経営企業なので兵器輸出の割合はあまり高くありません。ただ、ベル・ヘリコプターなどは有名です。また、オスプレイの共同開発企業でもあります。同社のホームページでは、世界で使用されているヘリコプターの3台に1台がベルブランドとのことです。
プレシジョン・キャストパーツ
世界的な複合金属製品メーカーになります。航空機用の金属鋳造製品、ガス・タービン用の鍛造品、本体フレームやエンジン、着陸用ギアなどに使用される産業用特殊ネジを作っています。航空宇宙産業中心の会社なので、兵器用売上高の割合は低くなっています。
ハネウェル・インターナショナル
世界的な航空宇宙機器メーカーになります。軍事用の航空機、ヘリコプターやミサイルなどに搭載する統合電子機器、エンジン、機器システムや降着装置などを作っています。米国以外では日本が最大の顧客で、ハネウェルジャパンという日本法人もあります。
ゼネラル・ダイナミクス
軍事用重機械メーカーになります。軍事産業のコングロマリットで、軍事関連の売上高は80%を超えています。
主力製品は、原子力潜水艦、M1エイブラムス戦車、ストライカー装甲車などがあります。その他、複数の銃身が回転しながら連射するガトリング式機関砲(バルカン砲)も作っています。
ノースロップ・グラマン
航空機・艦船製造の最大手企業です。航空機分野では、ステルス戦略爆撃機のB-2スピリット、艦上戦闘機のF-14 トムキャット、早期警戒機のE-2 ホークアイ、無人偵察機のRQ-4グローバル・ホークなどが主力となります。艦船分野ではミニッツ級航空母艦やロサンゼルス級原子力潜水艦などを作っています。
ボーイング
航空機メーカーです。売上高ベースで見ると、軍事部門が約40%程度を占めています。戦闘攻撃機のF/A-18E/Fスーパーホーネット、大型輸送用ヘリコプターのCH-47チヌーク、攻撃ヘリコプターのAH-64アパッチ、航空自衛隊の主力戦闘機でもあるF-15イーグルなどを作っています。また、チルトローター機「オスプレイ」も関連会社が共同開発しています。
ユナイテッド・テクノロジーズ
傘下に空調設備メーカー、エレベーター・エスカレーターメーカー、燃料電池メーカー、セキュリティ会社など、様々な業種の事業会社を持つコングロマリットです。軍事向けの比率はそれほど高くありませんが、保有する子会社(シコルスキー・エアクラフトなど)は軍事関係での最大手企業が多数あります。
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