原油価格が下落しても現金を稼ぐ石油メジャー
原油価格が下落していますが、原油価格が1バレル=100ドルの時期よりも石油メジャーは現金を稼いでいるようです。石油メジャーは原油価格が1バレル=100ドルだった全盛期よりも多くの現金を稼ぎ出していると、米ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
英BPや英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルなどの石油メジャーは、コスト削減や業務改善により原油安に適応しているとの見方を示した。欧州の石油メジャーは、北海ブレント原油価格の平均が52ドルだった1-6月(上期)に、109ドルだった2014年1-6月よりも多くの現金収入を得た。石油産業は、ビジネスモデルとして現金を稼ぎやすい業界です。
外部環境には左右されますが、長期間安定して配当を支払っています。
簡素化や標準化、デフレーションの下、石油業界は、現在の環境で原油価格が1バレル当たり100ドルを上回っていた13-14年当時よりも収益性を高め、現金を生み出せる態勢になっている外部環境はコントロールできませんが、外部環境に合わせて供給を自身で絞れるというのは大きな強みですね。
原油価格を予想することは不可能なので、いつ石油メジャーの業績がよくなるかは不明ですが、現状の原油価格に合わせてビジネスモデルを適合させているようです。
配当が払われていれば石油メジャーへの投資を継続
私としては、配当がそれなりに支払われている限り石油メジャーへの投資は継続です。歴史的に見て石油メジャーは現金を投資家に還元してきましたし、また他の業界と異なる値動きをするのでポートフォリオの分散に有効だと思います。
ダニエル・ヤーギン氏の本は石油産業を理解するのに役に立ちます。
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