アメリカ株を売却して新興国ETFを購入
アメリカの個別銘柄を全て売却して、その資金で新興国ETFを購入しました。iSharesブランドの国別のETFでポートフォリオを組み直しました。まあ、ポートフォリオの大規模な入れ替えです。
今回の入れ替えで個別銘柄への投資は激減しました。ほとんどがETFでの運用となります。
アメリカの個別銘柄を全て売却
「なんでそんなに頻繁に売買をしているんだ・・・!」という声が聞こえてきそうですが、アメリカの個別銘柄への投資はサテライト戦略で補助的に投資をしているだけでした。なので、アクティブに売買をして柔軟に運用方針を変更します。
たまに個別銘柄を長期に保有している投資家さんがいますが、そういうのは凄い忍耐力だと思います。
個人的には成長力のある産業は適時入れ替わるので、インデックスを利用した方が合理的だと思います。特定の産業が長期間指数をアウトパフォームすることがありますが、それは過去の話で未来に適応できるかは未知数です。
個別銘柄のストックピッキングでリターンを改善するよりも、インデックスでレバレッジを利用した方がリターンを向上させるのは楽な気がします。
逆に、コア戦略であるVB、VGK、VWOへの投資はバイアンドホールドで頻繁に変更をするつもりはありません。
今回、アメリカ相場も少し下がってきてドルも安くなり利益も圧縮されたので、いいタイミングだと思いポートフォリオの構成を大幅に変更しました。
円建てでの利益が少ない方が税金の支払いが少なくなります。相場が軟調になったときにポートフォリオを変更した方が節税になります。
新興国ETFの購入
2017年に入って新興国は大分値上りしてしまったので、上手いタイミングではないですね。ただ、少なくともポートフォリオが大分分散できたので良しとします。今までのポートフォリオだと、かなりアメリカの比率が高かったのでバランスが悪かったんですよね。
そもそも「VWO Vanguard Emerging Markets」の中国の比率が高いのをどうにかしたいと思っていました。今回の新規購入で中国の比率を下げられたので、満足しています。
投資セオリーに従えば先進国(アメリカ、EU、日本)の資産のウェートをあげるのが正攻法ですが、個人的にはゼロ金利のカードを切って大規模な金融緩和がしにくい先進国のウェートをあげるよりも、幅広い国に分散をした方がリスクを下げられるのではないかと思っています。
新興国に分散投資してリターンの向上を狙うのではなく、分散投資をしてリスクの低減を図るのを目的にしています。
【売却銘柄】
- GOOG Alphabet Inc ネット検索
- MSFT Microsoft Corporation ソフトウェア
- V Visa Inc クレジットカード
- MA Mastercard Inc クレジットカード
- BLK BlackRock, Inc. 金融
- MO Altria Group Inc タバコ
- PM Philip Morris Intl. Inc タバコ
- BTI British American Tobacco PLC タバコ
- XOM Exxon Mobil Corporation 石油メジャー
- CVX Chevron Corporation 石油メジャー
- RDS.B Royal Dutch Shell plc 石油メジャー
- BP BP plc (ADR) 石油メジャー
- SLB Schlumberger Limited. 油田サービス
【新規購入銘柄】
- INDA iShares MSCI India ETF インド
- EWZ iShares MSCI Brazil Capped ETF ブラジル
- EZA iShares MSCI South Africa ETF 南アフリカ
- EWW iShares MSCI Mexico Capped ETF メキシコ
- EWM iShares MSCI Malaysia ETF マレーシア
- EIDO iShares MSCI Indonesia ETF インドネシア
- EPHE iShares MSCI Philippines ETF フィリピン
レイ・ダリオ氏は新興国(エマージング)に強気ですが、それ以外の有名投資家で新興国に大きなポジションをとっている人はあまり多くないです。
4 件のコメント:
あら、似たタイミングで似たことをしております
個別銘柄撤退してETFに行きました(精神的な問題です 結局個別株からは一年もたずに撤退です)
米国と先進国がほしかったのでVOO IJR VGK VPLに分散しました
ぼくはリターンの改善狙いですがイシポンさんはよりリスク低減を意識しているのですね
セクター選考でリターンをあげる戦略は、(たとえシーゲルのものでも)一時的な結果を見た普遍的といえない戦略ではないかという考え、ぼくも同意です
なんとなくアメリカ株はもう少し堅調、もしくは急上昇するかもしれませんね。
ただ、私は昔から銘柄選択はあまり上手くないので、少し儲けたら利益確定をしてETFに乗り換えています。
また、勝てそうな相場が来たら個別株に参戦をするかもしれません。
リーマンショック級の急落で個別株をホールドするのは精神的にかなりタフでないと難しいと思います。
私はリーマンショックの際はETFに分散投資をしてしのいでいました。
アメリカは高いと言っても予測PEで20程度ですし
米国長期金利や債券利回りの低さから、調整が起こってもしれているような気がしますね・・・
現在ETFは新興国オーバーウェイト、VEA中立、米国アンダーウェイトですが、米国も一定量もつようにしています。
インデックス投資を4年間やったあとで、個別銘柄やってみたのですが、やはり難しかったです。
知識だけではなくメンタルの強さが要求されるなあと思いました。
インデックスETFの買い持ちが自分には合っているとよくわかりました。
>アメリカは高いと言っても予測PEで20程度ですし
米国長期金利や債券利回りの低さから、調整が起こってもしれているような気がしますね・・・
なんだかんだ言ってもアメリカの安定感は抜群です。
ただ、成熟国なので、急成長は期待できません。
その点をどれだけ株価に織り込んでいるかが難しいと思います。
ガントラック氏ではないですが、短期的にはポジティブで長期的にはネガティブです。
インデックスETFの買い持ちは本当に楽ですよね。
正直20~30年投資をするとして、インデックス投資に勝つのは難しいと思います。
個別銘柄の選定でミスをしないのは難しいので、ミスをした分インデックス投資に負ける可能性が高くなってしまいます。
コメントを投稿