国際石油開発帝石(1605)は株主優待のクオカードを含めると利回りが6%を超える高配当株
国際石油開発帝石(1605)は、原油・ガス開発生産の国内最大手の会社です。
株主優待で貰えるクオカードを利回りに換算すると6%を超える高配当株になります。
ポイント
- 配当利回り:4.8%
- 優待利回り:1.5%(3年以上の長期保有)
- 総合利回り:6.3%
- 原油価格が回復した場合に、キャピタルゲインも期待できる
- 株価が原油価格に連動するので分散投資になる
国際石油開発帝石(1605)について
原油・ガス開発生産の国内最大手になり、政府が黄金株を保有しています。豪州でLNG案件(イクシス)を操業しています。
柱である豪イクシスLNGは操業順調で天然ガス数量が増えています。ただ、原油価格の下落で利幅は縮小しています。また、豪FLNGや米シェールで巨額の減損があります。結果的には最終赤字に転落しています。減配となります。
2021年12月期は油価上昇を前提に採算が改善する計画としているそうです。
バリュエーションについて
- 予想PER:--倍
- 予想EPS:-93.1
- 実績PBR:0.26倍
- 実績BPS:1,918.88
- 予想配当利:4.76%
- 予想1株配当:24
EPS(一株利益)がマイナスなので、PERがでません。
配当利回りは4.7%と高配当です。
他社との比較
他社との比較ですが、石油資源開発 (1662)のバリュエーションは以下になります。
- 予想PER:--倍
- 予想EPS:-114.1
- 実績PBR:0.24倍
- 実績BPS:7,046.18
- 予想配当利:2.96%
- 予想1株配当:50
つぎに、ENEOSホールディングス (5020)
- 予想PER:29.28倍
- 予想EPS:12.4
- 実績PBR:0.51倍
- 実績BPS:718.28
- 予想配当利:6.06%
- 予想1株配当:22
ENEOSホールディングス (5020)は上流だけでなく下流の事業も行っているので、業績が底堅いですね。配当利回りも高くなっています。
資源に強い商社の三井物産 (8031)は
- 予想PER:14.3倍
- 予想EPS:119.1
- 実績PBR:0.73倍
- 実績BPS:2,342.67
- 予想配当利:4.7%
- 予想1株配当:80
十分、高配当ですが、石油をメインにしている銘柄よりかは株価が高く維持されているようです。
株主優待について
国際石油開発帝石(1605)の株主優待は「保有期間の条件」と「長期の割り増し」があるので、少し複雑です。(HPのリンク)
※1継続保有年数は、それぞれ、同じ株主番号で毎年6月末日及び12月末日時点の当社株主名簿に、普通株式400株以上の保有株式数で上表に記載の回数以上、連続で記載または記録されていることにより判定します。(2019年12月31日より名簿への記載の判定を開始いたします。2019年12月31日よりも前の保有期間は継続保有年数に含まれません。)2020年1月1日以降に普通株式400株以上の株を購入し、かつ、2020年6月30日時点で普通株式400株以上の保有株式数であった場合、2020年6月30日時点で、当社株主名簿に第1回目の記載が記録されます。「株主番号が変更となる可能性のある事例」については、下記【ご注意①】をご参照ください。※22019年12月31日からの株主優待制度導入開始の特例として、2019年12月31日現在で当社普通株式400株以上保有する株主さまを「1年以上2年未満」継続して保有されたものとして扱いますが、本特例は、名簿への1回分の記載として記録されます。(継続保有年数にかかるよくあるご質問はこちら)
長期保有をさせたいそうで、わかりにくくなっています。公式のHPも細かいんですよね。
ザックリと、400株を保有した場合で計算すると以下になります。(株価は500円)
- 1年以上の優待利回り:0.5%
- 2年以上の優待利回り:1.0%
- 3年以上の優待利回り:1.5%
3年以上の優待利回りが1.5%というのは嬉しいですね。
また、株主優待で貰えるクオカードは使い勝手がいいので便利です。(ただ、オリジナルデザインなので金券ショップで売却する場合は買取価格が下がる可能性があります、普通に利用をした方がお得でしょう。)
そんなに長期で持ちたくないな、もしくは長期保有でクオカードというのがあまりお得でないと感じた場合は、ENEOSホールディングス (5020)に投資をするというのもありだと思います。
ENEOSホールディングス (5020)であれば、現金で配当が支払われます。
配当について
大きな会社ですし、長期の配当の履歴をみると、18円以下の配当にはなりにくいのではないかなと思います。
ただ、業績が大幅に悪化した場合は、株主優待のクオカードから減額される可能性もあるので注意が必要だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿