「コンビネーション(combination)」と「スプレッド(spread)」の違いを紹介します。
【コンビネーション(combination)】
コールオプションとプットオプションを組合わせて、両方とも買う、又は売る取引
【スプレッド(spread)】
コールオプションの買いと売りを組合わせる、又はプットオプションの買いと売りを組合わせる取引
というのが、組合せを大きく分けた場合の分類・パターンになります。
ポイント:「両方とも売り」or「売りと買い」ということで名称が異なる
また、【コンビネーション(combination)】に含まれる具体的な戦略は以下のものがあります。
【ショートストラドル】
コンビネーション(combination)の一種、コールオプションとプットオプションの両方を売り、その両方からオプションプレミアムを得る戦略。
権利行使価格はコール、プットともに同一。
相場が大きく動かなければ利益が大きいが、上下どちらにでも大きく動くと損失が出る戦略。
【ロングストラドル】
コンビネーション(combination)の一種、コールオプションとプットオプションの両方を買う戦略。
権利行使価格はコール、プットともに同一。
【ショートストラングル(short strangle)】
コンビネーション(combination)の一種、コールオプションとプットオプションの両方を売り、その両方からオプションプレミアムを得る戦略。
権利行使価格はコール、プットで異なる。
【ロングストラングル(long strangle)】
コンビネーション(combination)の一種、コールオプションとプットオプションの両方を買う戦略。権利行使価格はコール、プットで異なる。
<参考にした本>
デリバティブの落とし穴―破局に学ぶリスクマネジメント
可児 滋 (著)
たまたま、図書館で借りて読んでいた本に判りやすい説明を発見しました。P23~35位です。ちなみに実践的なオプション取引を解説している本ではありません。
デリバティブ取引による事件・事故史を解説した読み物です。
先物とかスワップに関わって損失を出した事故の解説がメインです。
投資関連の読み物としては面白いと思います。
ただ、実践的なオプションの知識を得たいのであれば図書館で借りるのが良いと思います!オプションに関する箇所が非常に少ないです・・・
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