世界最大級の石油・ガス企業で、北欧諸国で最大の企業です。
石油・天然ガスに関し上流部門から下流部門まで一貫して生産、運搬、販売を行い13カ国で石油・天然ガスの開発を8カ国で石油をリテール向けに販売しています。
2009年、フォーチュン・グローバル500により、石油・天然ガス企業売上高世界13位にランクインし、全体でも売上高世界36位にランクインしました。
その後、2009年11月1日に会社名をスタトイルハイドロからスタトイルに変更、2010年11月には下流部門がスピンアウトし、Statoil Oil & Fuelsとしオスロ証券取引所に上場しました。
半官半民企業だからでしょうか、企業規模や業績からは相対的に割安だと思います。
シェールガスの影響もありエネルギー・石油株は横ばいですが、スタトイルはしっかりと稼いでいるので投資対象として調べています。
業績について
業績は堅調ですね、かつ粗利益率も良いですね。BPと比較しても劣っていません。
もう少し細かく見ると
バリュエーションについて
PER : 11.40倍 、 PBR : 1.49倍 、 予想配当利回り : 4.83%
PERをTTMから計算すると、12.10倍です。
※TTMとは、既に決算発表が済んでいる過去4回(=1年=12months)分の四半期EPSを合計したもの(参考リンク)
配当について
配当は年一回で5月です。予想配当利回りは4.83%と結構高くなっています。
ただ、実績の配当額をつかうと、3.68%まで利回りが下がります。
同業他社比較について
同業他社と比較すると、なんというか特に特徴がありませんね。
一応、バリュエーションからはエクソンなんかより割安ですが、規模が違います。
他社と比較した場合、あえてスタトイルでなくても良いかもしれません。
割安だけでいえばロシアのガスプロムがダントツです。
シーゲル氏の本、石油メジャーの長期分析は参考になります。
<関連投稿>
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2 件のコメント:
自分はスタトイルがパッとしないながらも、まずまずのバリュエーションと、半官もあってかEV/EBITDAが低い事、保有銘柄全体での通貨分散も含めホールドしています。
シンプルにバリュー株という意味でBPは面白いですね。
遅い挨拶ですが、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しく。
半官の企業は割安なところが多いですが、ノルウェーは国として信用できる気がします。(ブラジル、ロシア、中国よりも)
BPは賭けなところが大きいですが、訴訟の関係もありしばらく株価が低迷するのではないかと踏んでいます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
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