2017年1月17日火曜日

石油メジャーが割安



石油メジャーが割安

石油メジャーの株価が割安になっています。特に配当利回りがかなり高い水準となっています。

トランプ相場でかなり上昇をしましたが、それでも株価はまだ割安で、配当利回りはかなり高くなっています。

エクソンモービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、BP(BP)、トタル(TOT)、シェブロン(CVX)に興味があります。
シェル、最優良の大型石油株
2016年7月19日の少し古い記事ですが面白いです。
大手石油会社は、石油価格が高い際には多額の利益を計上する。資本を魅力的な収益率で再投資すると思われがちだが、実際は埋蔵量の補充に多額を投資する。その取得では新興企業や国営企業との競争に直面するため、投下資本利益率が低下して、市場は最終的にバリュエーションの低下で応じることになる。
石油株は普通の株ない独特の癖があります。
投資家は、原油や天然ガス価格が反発しそうな時にエネルギー銘柄を買いと判断する傾向にある。しかし事業環境によってエネルギー企業が資本規律の改善を強いられる時期の方が、より良い買い場かもしれない。 
実際には、エネルギー価格の反発を捉えるのは難しいので、エネルギー企業の株価が低い時にコツコツと買い集めておくのが次善の策だと思います。
1997年と1998年の原油価格の暴落によって、石油業界は長期間にわたって設備投資の抑制を強いられ、資本利益率が上昇した。エクソンモービルの株価は1996年末から2005年にかけて2倍へ上昇し、石油大手の株価純資産倍率(PBR)は2.8倍に達した。その後、石油価格が上昇して設備投資に対する規律が外れ、PBRは1.4倍へ低下した。
PBRだけでは割安割高が判断できないですね。

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)の場合、
バリュエーションはリスクを十分相殺できるようにみえる。過去10年間で、PBRは2.5倍から1.2倍へ急低下し、S&P500指数に対するディスカウントは10%未満から約60%へ拡大している。低いリターンでの多額の過剰投資を懸念して同社を避けた投資家の判断は正しい。しかし、同社が設備投資を抑制するにつれてディスカウントは縮小する見込みだ。株価が今後1年間で70ドルへ上昇しても、PBRは1.4倍にすぎない。 
斜陽産業で事業環境が厳しいと寡占化する傾向があります。

寡占化後に事業環境が改善すると、一気に業績が回復します。

石油、鉱物系の景気循環系で設備投資が莫大に必要な業界はそうなるパターンが多いです。

エネルギー価格や原油の価格がいつ上昇するかはわかりませんが、今のうちに少し仕込んでおくのも面白いのではないかと思っています。



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