との、ニュースがありました。
個人的に、現時点のロシア市場は割安な水準だと思っています。
iシェアーズ® MSCI ロシア・キャップト・インデックス・ファンド (ERUS)
ERUSのバリュエーションを見ると。
PER:8.40倍
PBR:1.53倍
ちなみに、
iシェアーズ® MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンド (EEM)
EEMのバリュエーションを見ると。
PER:16.64倍
PBR:2.89倍
明らかに他の新興国よりもPER、PBRともに低くなっています。
9月18日のニュースでは
ロシア企業は配当を引き上げており、他の新興市場諸国との配当利回り格差は2009年以来最大となっている。プーチン大統領が120億ドル(約9400億円)相当の国有資産売却を前に、配当引き上げを促していることが背景。とのことです、バリュエーションも割安なのに、配当の引き上げを促せば、当然配当利回りは上昇します。
ロシア最大の石油生産会社ロスネフチや同国銀行最大手スベルバンクなどMICEX指数構成銘柄の企業がこの1年で支払った配当は過去最大。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、これら企業は向こう1年間に配当を16%引き上げる見込みで、ブラジル、ロシア、インド、中国の主要新興4カ国中最大。同指数構成銘柄の予想配当利回りは3.8%と、MSCI新興市場指数(3.1%)を上回る。両者の差は6月に3年ぶり高水準の1.1ポイントとなった。すでに、ロシアは新興国の中で割安な水準なのでさらに配当利回りが向上しそうです。
ロシア金融市場への最大の海外投資家であるプロスペリティ・キャピタルは、配当引き上げが株価を押し上げると期待するが、その一方で今回の介入は株主に、プーチン大統領が上場企業に積極的に干渉することを思い起こさせる。ただ、上記の指摘にあるように、あまりにも政府の干渉が強すぎるのも投資をする上ではリスクでしょう。
ベアリング・アセット・マネジメントで約40億ドルの資産運用に携わるマシアス・シラー氏は、6年前に政府が強制的に破産させた石油会社ユコスのケースとは異なり、今回の配当引き上げはプーチン氏の市場経済志向を示していると説明した。
業績が悪い中でも政府が強制的に高配当を要求するなどのリスクも考えられます。
まだ、新興国なので先進国とは異なるカントリーリスクが存在します。
ロシアが割安だと思っても、あまり投資割合・金額を大きくしない方が賢明でしょう。
EEMをメインに、少しだけロシアETFを追加するという投資方法が良いと思います。
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