を読みました。
かなり、“きれいごと”が書かれています。(個人的は、賛同しかねたり、と少し疑問に感じる個所がありました。)
ただ、ファンドの運用方針が書かれている個所はとても参考になりました。
・業績の予想をしない
・しっかりしたビジネスをしている銘柄に分散投資
・毎日、組み入れた目標以上になった銘柄を売却をして、組み入れた目標以下になった銘柄は購入する(コンスタントにリバランスをする)
著者も書いていますが、小型でライバルが少ない銘柄で、値上がりしたら売却をして、値下がりしたら追加購入をする地道な作業を毎日するのがファンドのリターンの源泉だとのことです。
また、この強みは大規模なファンドやプロは真似しにくいため、長期間有効だと書かれています。
イコールウェイトファンドに近い運用ですね、成功する確率が高い戦略だと思います。(このような戦略のリターンが高いエビデンスは多数報告されていた気がします。)
きれいごとが色々と書かれていますが、実際はかなり本格的な投資理論に裏打ちされたバリュー系の戦略だと感じました。
ネグレクト効果を積極的に利用しているのでしょう。
アナリスト人数の少ない銘柄群がアナリスト人数の多い銘柄群のリターンを上回ることはネグレクト効果と呼ばれ、日米で研究報告されている。個人投資家にも有効な戦略だと思います。5,000万円~1億円位を日本株にかけられる資力があるのであれば、こういった運用をしてみるのも面白そうですね。
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