暗号資産のステーキングについて

【まとめ】暗号資産のステーキングの始め方

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2013年12月30日月曜日

Petroleo Brasileiro Petrobras SA (ペトロブラス) バリュエーションと配当 バリュー株を調べてみました

Petroleo Brasileiro Petrobras SA (ADR)ペトロブラスが割安だと思い色々と調べてみました。
一応、バリュー投資のブログなんでバリュー株が好みです。

業績について

業績などのバリューを見てみると、業績はそこそこ安定しています(成長はしていませんが)売上高は2012年12月は約14兆円。ちなみに、財務は石油メジャーの中では悪い部類です、負債が大きいのが特徴でそこが嫌われています。


長期の業績も右肩さがりです、EPSも2008~2012年まで4.30→3.54→3.88→3.08→1.70と下がっています。



ペトロブラスは半官半民の企業なので国からの注文も多く非効率的な経営に陥るのではないかと懸念されています。この辺りは、メキシコのペメックスの二の舞にならないか心配ですね。

ペメックス(Petroleos Mexicanos, Pemex)は、メキシコに本社をおく国営石油企業。世界で10番目の売上を持つ石油企業であり、フォーチュン500のリストで42番目に格付けされている企業ですが、政治の道具となっている面もあり、効率的な経営や新規の油田を発見することができないで業績が低迷しています。

中南米は、先進国に搾取をされるとかいいつつ非効率的な経営に終始し自滅するというパターンが多い気がします。(この辺りは感覚論なので、投資するのならばバリュエーションを重視しすべきでしょう。)

今後、原油価格が高騰した場合に確認埋蔵量が多いペトロブラスが上昇するというストーリーがわかりやすいです。大手の石油メジャーは原油価格に影響されて似た動きをするのでスーパーメジャーのうち3~4銘柄選んで分散投資をするのが良いでしょう。

ペトロブラス、BP、エクソンモービル、シェブロンあたりに分散投資をして、バリュエーションをもとに多少ウェイトを変えるというのが一番リスクが少ないと思います。

12年のチャートでは、
青:ペトロブラスが大きく下げているのがわかります。赤:エクソンモービルは堅調に推移しています。オレンジ:BPもメキシコ湾での事故が影響して低調です。
2007・2008年のペトロブラスはバブル相場ですね。



5年のチャートでは、
青:ペトロブラスは苦戦しておりマイナスのリターン。赤:エクソンモービルとオレンジ:BPはプラスのリターンです。



バリュエーションについて

バリュー系の各種指標は、

PER : 7.69倍 、 PBR : 0.52倍 、 予想配当利回り : 4.24%

バリュー系の指標はどれも割安です。

また、配当は安定していないので、配当に重点を置くのであれば「BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)」の方が適切でしょう。

同業他社比較について

同業他社との比較をしてみると、


先進国のオイルメジャーはBP以外は株価が上昇してきています。
赤色の線が「Petroleo Brasileiro SA Petrobras (ペトロブラス)」
オレンジ色の線の、「PetroChina Co Ltd(ペトロチャイナ)」「BP」も割安だと思います。
(表には表示されていませんが、ペトロブラスもレーティングは四つ星。)
ペトロブラスはPER,PBRで見ると同業他社の中でも割安ですが、財務的な指標が悪く、配当もいまいちですね。

そのあたりを勘案して、「PetroChina Co Ltd(ペトロチャイナ)」「BP」という判断もありだと思います。BPは最近配当が安定してきました。

普通株と優先株について

ペトロブラスは普通株の「PBR」、優先株の「PBR.A」という二つの株式があります。

優先株である「PBR.A」の方が決議権がないかわりに多少配当が高く設定されています。(配当に差がない年も多いようです。)

日本の証券会社のSBI証券・楽天証券では「PBR」の購入しかできません。
Firstradeは「PBR」と「PBR.A」ともに購入可能です。

大きな違いは3点あり、「配当の差」「取引ボリュームの差」「オプションの有無」になります。
(本質的には決議権の有無ですが、個人投資家には関係ありません。)

「PBR」は、普通株なので取引ボリュームも高く、オプションも利用できるが、配当は低い
「PBR.A」は、優先株なので配当は高いが、取引ボリュームも低く、オプションも利用できない

結論として、バイアンドホールドなら配当が高い「PBR.A」、トレーディングやオプションを利用するなら「PBR」が良いでしょう。




ちなみに、流動性はPBRの方が遥かに高く「Vol : 11.54mil」、PBR.Aは「Vol : 4.45mil」となっており約3倍ほど違います。


長期で見た場合、同じ程度のパフォーマンスですね。

配当(Dividends)について

PBR.Aの配当額の推移です。2008年から右肩下がり、2012年と比べると約半分となっています。確かにこれだと株価も下がりますね。


2009年からの履歴をみても、配当額は下がっています。また、特別配当が多いです。


普通配当と特別配当があり配当のスケジュールも変則的な点は注意が必要です。
上はPBR、下はPBR.Aの配当額とスケジュールになります。



2007~2013年までの配当の履歴です、結構変動があり回数や配当日もまちまちです。2012と2013年は特に配当額が少なくなっています。
この辺りも株価が低迷している原因の一つでしょう。

2013年 : 配当合計 : 0.2433(PBR)、0.6997(PBRA)         
2012年 : 配当合計 : 0.5264
2011年 : 配当合計 : 1.2951
2010年 : 配当合計 : 1.1309
2009年 : 配当合計 : 1.7549
2008年 : 配当合計 : 1.7584
2007年 : 配当合計 : 3.5249


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