石油輸出国機構(OPEC)は27日の総会で生産目標を現行の日量3000万バレルに据え置いた。OPECは本来、価格の安定維持を目指し生産を調整する産油国カルテルのはず。しかし、増産が続く北米産のシェールオイルという強力なライバルが台頭する中、OPEC単独での減産もままならず、産油国は安値にどこまで耐えられるかを競い合う「価格戦争」への突入を余儀なくされた。生産量の据え置きのニュースを受けてWTIの価格も大幅に下落しました。
価格は、1バレル65.99ドル、ついに70ドルを割りました。
2008年の120ドルを一気に突破したころが懐かしいですね。
それを受けて、石油株、石油メジャーの株価も一気に調整しました。
おおよそ一日で5%程度下落していると思います。
エクソンモービル、BP、ロイヤルダッチシェル、トタルの株価です。
どの銘柄もそろって下落しています。
シェールガスの関係もあるので、暫くは原油価格は下落して、石油株のパフォーマンスも優れないと思っています。
ただ、個人的には石油株をポートフォリオの分散のために保有しているので特に売却をするつもりはありません。
・ポートフォリオ分散のために保有している
・長期投資(10~20年単位)を想定している
・インフレヘッジを狙っている
・配当再投資でコツコツ保有数を増やしたいと思っている(株価が下落するほど購入数は増えます)
などの考えで保有している人は、慌てて売却する必要はないと思います。
スイングトレードや5年程度の保有を想定しているのであれば、暫くは下落が続くかもしれないので、早めに撤退をした方が傷が浅いかもしれません。
超長期での原油価格の推移などは、各国の力関係や技術革新があり、とても想定をできることではないと思っています。
ダニエル・ヤーギン氏の本はどれも面白いです!
石油価格の歴史的な推移や、複雑な価格のメカニズムがわかりやすく紹介されています。
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