2014年5月17日土曜日

ピーク・カッパー 銅の枯渇懸念

ピーク・オイルではなく、「ピーク・カッパー」という言葉があります。

銅の枯渇懸念のことです。

少し古いですが2008年の銅の埋蔵量は5.5億トン、年間生産量で割ると、可採年数はあと35年と言われています。

実際には銅の価格が高騰すれば新たな銅鉱床が発見されるでしょうが、銅の埋蔵量が少ないというのは驚きでした。

銅はありふれた金属だったので豊富にあるばかりだと思っていました。



資源価格は21世紀に入って高騰し、我々の企業活動や消費活動にも大きな影響を与えるようになりました。本書では、その後の急落場面も含め、価格変動の真因に迫ります。新興国の需要が急増する一方で、すぐに増産できる体制になっていないため、需給が逼迫しました。投資マネーの流入や、資源ナショナリズムの高揚などがさらに事情を複雑にしました。今後の日本のとるべき戦略として、ロシアやアフリカとの提携の可能性や、総合商社の取り組みについて記述しました。20世紀型の成長モデルは終わりを迎え、低炭素社会の構築による持続可能な成長モデルが模索されており、今後の資源市場のあり方についても解説しています。
そんなに詳しくはないですが、コンパクトに情報がまとまっていて読みやすかったです。

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