市場関係者の間では予定通り支払うべきという声もあるようです。
【クレジット市場】シェール減損の住友商事、配当「悩ましい」とCFO
10月2日(ブルームバーグ):米シェールオイル開発投資を含む資源分野を中心に巨額損失を計上する住友商事 が期末配当を未定に変更した。格付け会社は配当引き下げを求める一方、予定通り実施が妥当という声も市場関係者にはあり、板挟みの格好だ。
JPモルガン証券の森和久アナリストは9月29日付のリポートで、減損計上は資金支出を伴わず「期初にコミットした配当を維持することは重要なポイント」と指摘。「減損除きで期初計画並みの利益が出せるようであれば当然、配当を出すべきであり、早期に経営陣がコミットする必要があろう」との見解を示した。という意見もあるみたいですね。
住友商広報部は2日、期末配当については下期の業績動向を踏まえた上で判断すべく、現段階では未定としているとメールでコメントした。一過性損失を除いた業績は堅調に推移しており、株主資本や一過性損失を除いた利益に対する支払配当額の規模も考慮して、中間配当は期初計画通り1株当たり25円の配当実施を決めたとしている。住友商事は、下期の業績を勘案して判断らしいですね。
なお、9月末の中間配当は期初計画通り1株当たり25円だそうです。
ちなみに、連結事業を比較すると
住友商事
金属19、輸送機・建機13、環境・インフラ3、メディア・生活関連17、資源・化学品21、他27
三井物産
鉄鋼製品4(6)、金属資源14(19)、機械・インフラ7(-2)、化学品16(1)、エネルギー25(9)、生活産業16(-2)、他18(0)
三菱商事
地球環境・インフラ4、新産業金融1、エネルギー25、金属18、機械10、化学品14、生活産業28【海外】23
同業他社と比べるとどちらかというとエネルギー系の比率は低いようです。
<関連投稿>
・住友商事が2400億円の損失見込み 石油開発事業失敗
0 件のコメント:
コメントを投稿