岩崎 日出俊 (著)
を読みました。
内容紹介
いつからどれだけ貰えるのか? 年金への不信と不安が渦巻く中、国に頼らず自分で自分の年金をつくるマネー術を緊急提言。「公的年金」プラス「自分年金」―-老後難民にならないためにはこれしかない! 今からでも遅くないのです!
内容(「BOOK」データベースより)星は「★★★☆☆」3つです。
いったい政府のいう「社会保障と税の一体改革」をどこまで信じることができるでしょうか。年金の支給開始年齢引き上げについても、いったん引っ込められただけです。近い将来、いずれかの時点で、国民の関心がなにか他のことに向くタイミングを見計らって、政府はまたしても年金支給開始年齢の引き上げを提示するのは目に見えています。「100年安心プラン」と謳っていたはずなのに…。こと年金や社会保障に関しては、政府のいうことを信じているとバカをみることになりかねません。自分の生活は自分で守る―そのためにも公的年金を補完する「自分年金」を作りましょう。これが本書の提言です。
アマゾンの評価が高かったことと、以前より岩崎日出俊氏の主張が好きだったので読んでみました。、バランスが良くトゲがなくて読みやすいですが、絶対に読んだ方が良いとは思いません。
簡単に概要と感想を書きます、
始めの方で「ハイパーインフレや超円高はあり得ない」との主張があります。私は大賛成です!
恐怖心を煽って自身の主張を通そうとしないところは非常に好感が持てます。
流石、岩崎日出俊氏です、ジェントルマンだと思います。
詳細は本を読んで欲しいのですが、岩崎日出俊氏の主張の要点は、
以下の方法で、月7万円の自分年金を作り、公的年金を補完しましょう、
1、企業年金が利用できる人は出来るだけ活用する
2、投資信託は手数料の安いインデックスファンドやFTEを利用
3、年金保険、特に1970年代後半~1990年代前半に契約された予定利率の高い保険を持っている人は最大限にこの保険を活用し年金のかわりにすべし
4、ワンルームマンション投資、年収の高い人にお勧めで節税メリットを享受しつつ資産形成をする
5、グローバル企業株に投資をする個人的な感想として、
1、可能な人は最大限利用するのが合理的だと思います。ただ全ての人が利用できる方法ではありません。私は無理です・・・
2、まったくもってその通りだと思います。
3、これも上手くいった人は良いですが、今からは無理です。当然私も該当しません・・・
4、個人的にはワンルームマンション投資は儲からないと思っています。ワンルームマンション投資で儲かるのであれば、業者は他人に販売せずに自分で投資するでしょう。
5、リスクはありますが可能性はあると思います、ただコレはETFで代用した方が個別株のリスクが取り除けてよいと思います。
バランスが良くて全体としてはそこそこお勧めできる本だと思います。
アドバイスにしたがって運用をしても大損はしないでしょう。
ただ、「今からでも間に合う」というポジティブな主張を入れているため少し無理がある印象です。
残念ながら、どうあがいても間に合わないことは多々あります。
ワンルームマンション投資に少し好意的過ぎる気がします。不動産投資はかなりリスクが高いと認識すべきです。少なくとも私はワンルームマンション投資を勧めることはないでしょう。
ちなみに、普通の人がやってみようと思うのは、2、5あたりでしょう、
2、5は突き詰めて考えれば「ETF投資」です、ETFを使えば全て揃います。
う~ん、何だか最終的にはごく普通の結論に落ち着いてしまったところが残念でした。
(この時間でオプションの本を読むべきだったのかもしれません・・・)
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