正に我が意を得たりという感じです。
少し長くなりますが、引用をすると。
私は、豊かな人生=妻と楽しい時間をできるだけ多く共有し、自分の趣味の時間もふんだんに持ち、ストレスある対人関係を抱えない人生、と捉えています。個人的にも本当にそう思います、家族との時間は一番大切です。
その実現のためには、自分にとって完全に自由になる時間を年単位で多く確保することが大事、と考えています。毎日小刻みに30分ずつ自由時間を捻出するというやり方ではなくて、年単位で確保するということです。
セミ・リタイアというのは、その一形態になります。数十年という時間を、貯めたお金で丸ごと買うのです。完全に自由になる時間を持つためには、それを担保するだけの金融資産(生活原資)が必要になる、ということなのです。
自由時間は細切れでは意味がなく、元気なうちに年単位で確保しないと使い道がありません。
節約術と書かれていますが、節約は手段であり、目的は豊かな人生だという内容です。
だとすると、「豊かな人生を送るための男の節約術」とかの方がしっくりくる気がします。
内容も十分に伴っています。
簡潔な文章で丁寧に書かれており、とても良い本だと思います。
同じ考え方の人はそこそこ多いと思いますが、思いのほかこの類の本や考え方は主流ではないようです。
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