2013年9月16日月曜日

2012年度の世界でのタバコ販売本数のランキングとグローバルタバコセクターへの投資



2012年度の世界でのタバコ販売本数のランキングです。

2012年度
社名タバコ販売本数売上高(円)販売本数
対前年比(%)
フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)9,270億本3兆5,485億+1.3
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)6,940億本1兆9,152億-1.6
日本たばこ産業(日本)5,341億本2兆1,138億-5.1
インペリアル・タバコ・グループ(英国)3,366億本8,386億-2.7
アルトリア・グループ(米国)1,361億本1兆1,746億-0.2
KT&G(韓国)960億本1,767億+2.7
レイノルズ・アメリカン(米国)689億本6,404億-5.6
ロリラード(米国)402億本5,060億-1.2
(除外)中国煙草総公司(中国)世界シェア約40%9兆8,000億円

1位の「フィリップモリス・インターナショナル」はマルボロなどを世界で展開する企業です。
ちなみに、アメリカ内でのマルボロの展開は「アルトリア・グループ」が行っています。

マルボロの世界販売→フィリップモリス・インターナショナル

マルボロの米国販売→アルトリア・グループ

2位・3位の「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)」「日本たばこ産業(日本)」は全世界でタバコを販売しています。

また、「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)」は新興国でのシェアが高いです。

現在、タバコ販売の主戦場は新興国に移行しています。

先進国での消費量が減少しつづけるなかで、中国・インドネシア・ベトナム・フィリピンといった中国・ASEAN諸国で消費が増加しているためです。

ちなみに、中国の消費量は莫大で、2011年の日本の年間消費量の2倍を上回っています。

新興国の消費を見込んでグローバルなタバコセクターに投資をしたい場合は、
「フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)」
「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)」
「日本たばこ産業(日本)」
が良いでしょう。

特に、「フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)」と「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)」はブランド力を活かして新興国でも儲かっているようです。

「日本たばこ産業(日本)」が新興国で販売しているブランドは低価格帯が多く、かつ円高の影響で海外からの収益が思ったほど上がっていないとのことです。

新興国での展開という意味では、「フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)」「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)」がリードしているようです。

「フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)」はティッカーが「PM」でSBI証券・Firastradeで購入できます。

「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英国)」もアメリカでADRを発行しているのでSBI証券・Firastradeで購入できます。
ちなみに、ADRは英国の株式に対して2倍で発行されています。SBI証券では数値を修正していますが、Firastradeでは修正されていないので注意が必要です。
具体的には、「Dividend Yield 2.60」と表示されているので、2.60×2=5.2で換算します。同様にPERやPBRなどの各種の指標の修正が必要です。

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