2014年4月20日日曜日

「千年投資の公理」を読みました 事業優位性=モートの説明が参考になります

千年投資の公理 (ウィザードブックシリーズ)
パット・ドーシー


を読みました。

優良企業のもつ事業優位性を定性的に解説した本です。

定性的な話が多く、すぐに投資の参考にするには難しいかもしれませんが、ここで書かれているモート(事業が有する堀)の概念が理解できれば投資に役立ちそうです。

どちらかというとグロース投資かつ長期投資の判断に役立ちそうです。

個人的に参考になった記載として。

「ROAが7%以上あれば、優位性がある可能性が高い」

「ROEが15%以上あれば、モート(堀)があると思われる」

「ROEを利用する場合は、負債額も合わせて判断する」

「投資の成功は、自分に有利な賭けを積み上げていくことが大きな部分を占めている」

などの内容は参考になりました、まあ高い利益率を確保しているということは、なにがしかの事業優位性を確保している(ワイドなモートを持っている)ということなのでしょう。

また、本の中ではワイドな堀(モート)を持っている企業がいくつも紹介されています。
知らない会社も多かったので参考になりました。

・ステリサイクル(医療廃棄物)
・グラコ(工業ポンプ)
・ナルコ(水処理)
・ファステル・カンパニー(FAST)(金具)

定性的な話が多いのでここで書かれている考え方を実践すのはハードルが高そうですが、考え方は参考になりました。

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