モンサントは種子のメジャーメーカーだと思っていたのですが、農業関連も強いようです。
最近では利益の伸びの大半を、モンサントの種子関連部門とは別の「農業生産性」部門が生み出している。
ラウンドアップが有名ですが、特許が切れてからの方が業績が良くなったというのは面白いですね。
大ヒット商品だったラウンドアップは数年前に特許が失効した。だがそこでモンサントの事業が減速するのではなくその後活況を呈したのは、ラウンドアップに耐性を持つ種子の需要が増え価格が上昇したためだった。したがってラウンドアップに耐性を持つ大豆種子の来年の米国特許切れは、少なくともやや懸念される材料だ。南米でモンサントの種子を許可なく使用して問題となっているようですが、合法的に無許可で利用できるというリスクもあります。
モンサントは特許を延長され名目上優れた品種の種子に顧客を誘導し、同社の成長の大半を南米がけん引しているのは事実だ。ただ農家がモンサントに支払いをすることなく遺伝子組み換え作物の種子を合法的に再利用する可能性があり、このことは同社が直面するさまざまな技術的・知財面でのリスクの一端を浮き彫りにしている。また、株価ですがここ最近は割安とまではいかないまでもそこそこ買える水準になっていると思います。
2004年はPERが60倍を超えていました。明らかにバブルですね。ここ4年は20倍のあたりをうろうろしているので長期投資を前提に買い付けていくには良い水準だと思っています。
2009年ごろから、同社の予想株価収益率(PER)は20倍前後で推移してきた。これは07年後半の半分の水準。07年当時、開発途上国の食肉消費量が急増するというのがウォール街で人気の投資理論だった。
アグリビジネス関連は、ネガティブな意見の書籍が多いですよね。いまいち、投資という観点からの本が見つからないのは残念です。
<関連投稿>
・Monsanto Co. (MON) モンサント社について
0 件のコメント:
コメントを投稿