どちらも好調ではありませんが、想定よりかは悪くなかったという第4四半期決算でした。
どちらの株価も上昇しています。
米エクソンモービル:大幅減益、原油相場急落のあおりで
2日の発表によると、エクソンは1-3月の自社株買いを70%縮小した。原油や天然ガスの生産が予想以上に減少したことや、米製油事業の損失が10億ドル(約1174億円)に達したほか、会社全体のキャッシュフローが36%減少したことが背景にある。昨年4月に発表した9.5%の増配は変更しないという。同社は13年連続で配当を引き上げている。石油価格の下落などで事業環境は良くないようですが、アナリストのコンセンサス予想を上回っているところが好感されているようです。
10-12月の純利益は65億7000万ドル(1株当たり1.56ドル)と、前年同期の83億5000万ドル(同1.91ドル)から減少した。ブルームバーグがまとめたアナリスト19人の1株当たり利益の予想平均(1.34ドル)を22セント上回った。
英BPが設備投資削減、10-12月期決算は減益-原油安響く
(ブルームバーグ):欧州3位の石油会社、英BP の2014年10-12月(第4四半期)決算では、原油値下がりが響いたものの、利益は予想を上回った。同社は設備投資の削減を余儀なくされた。BPも同じく、決算の内容はあまり良くないけれども、思っていたよりも悪くなかったという内容でした。
BPが3日発表した資料によれば、一時的項目と在庫変動を調整した利益は22億ドル(約2600億円)と、前年同期の28億ドルから減少。ブルームバーグがアナリスト13人を対象にまとめた調査の予想平均値(16億ドル)は上回った。
7カ月前には1バレル=100ドルを超える水準だった原油価格は50ドルを割り込む水準に下落し、石油各社は投資家へのリターンを守ろうと、プロジェクトの見直しや支出削減、資産売却を迫られている。BPのボブ・ダドリー最高経営責任者(CEO)は先週、従業員に対し今年の賃金凍結を通知した。同社は北海とアゼルバイジャン、トリニダード・トバゴで人員を削減した。
ダドリーCEOはブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「BP経営の堅実な方法は1年、2年、3年」にわたる原油安を「ベースに計画することだ」と述べ、「原油価格が値下がりするごとに費用構造も低下するため、低価格でも引き続き配当を長期的に維持できるだろう」と語った。
BPは今年の設備投資を200億ドルと、従来見通しの240億-260億ドルから削減する計画。14年の支出は約230億ドルだった。
ダドリーCEOは原油価格の回復には慎重な見方を示し、40-60ドルのレンジを脱するには3年かかる可能性があるとし、100ドルに戻るには「長期間」必要だろうと述べた。
結果的には、シェル、シェブロン、 エクソンモービル、BPの4社全ての決算があまり悪くないという内容でした。
石油メジャーを保有しているのは、ポートフォリオに値動きの異なる株を組込みたいからです。多分長期で保有をすることになるでしょう。
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