2016年10月6日木曜日

高配当バリュー銘柄 ブリヂストンが「脱普通タイヤ」を急ぐ理由

ブリヂストンは個人的に注目している企業です。

企業規模も大きく、配当利回りも良いので、安心して長期保有ができそうです。


予想PER 11.68倍
実績PBR 1.44倍
予想配当利 3.75%

バリュー投資としても投資を検討できる水準ですね。

まあ、ブリヂストンみたいな景気敏感株は、市況が悪化してEPSが低下して、PERが高くなった時が本当に面白い瞬間なんですけどね。(リーマンショック後とか)

そんななかで、参考になる面白い記事があったので紹介します。

ブリヂストンが「脱普通タイヤ」を急ぐ理由
4社が減益に陥る共通の要因は「円高の進行」だ。今年2月、2015年12月期決算の発表時に各社が期初見通しを開示した段階では、1ドルの前提は115円。それが足元では1ドル100~105円で推移しており、このマイナス影響はやはり大きかった。ただ、減益の度合いが軽かった企業と重かった企業とで明暗を分けたのは、地域ごと・製品ごとの強弱感だった。
まあ、海外での収益が大きいグローバル企業ではしょうがないですね。
最大手のブリヂストン。米国にドル箱事業を抱えるブリヂストンが被る円高インパクトは、とりわけ強烈だ。対ドルで1円の円高が進むと、通期では34億円の営業減益要因になる。下期を1ドル100円で見直したことで、通期では870億円もの減益要因となり、前期比12%の営業減益見通しへと変更した。 
米国の事業が強いのは知っていまたが、円高が直撃するようです。
資源価格の低迷の影響により、鉱山は石炭鉱山を中心に低操業が続いている。下期には上向く想定だったが、上期同様に前年同期比5%減へと見直した。利益率のいい商品だけにこの落ち込みは収益にもろに響く。 
こんなところにも資源価格が低迷している影響があるんですね。
戦略商品の強化に本腰を入れるタイヤ各社。期初からの円高進行の逆風をもろに受けたが、交換用タイヤは利幅が厚く、世界的な自動車保有台数の増加に伴い、市場の拡大が続く状況に変わりはない。目先の失速とは別に、あくまで各社とも、攻めの姿勢が当面続くことになりそうだ。
コモディティー化している普通タイヤから、高付加価値商品にシフトする戦略を各社が展開しているようです。


なお、国内の国内のタイヤメーカーは4社あり、ブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、東洋ゴム工業だそうです。

業界が成熟していて、新規参入にうまみが少ないビジネスで安定的に高配当を継続してくれる銘柄は投資として面白いと思います。



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