セオリーとして、アメリカの金利が上昇すると新興国が不況になると言われています。
個人的な感覚として、アメリカの金利が上昇するのは景気拡大の最終局面であり、アメリカは自国の景気が悪くなるまで金利を断続的に上昇させます。
世界の経済は連動して動くことが多いので、アメリカの景気が悪くなれば当然新興国の景気も悪くなります。
アメリカの好景気が最終局面だとすると、新興国の景気もこれから悪化するかもしれません。
まあ、長期的には、新興国の経済は拡大すると思われるのであまり心配していませんが、短期から中期では大幅な下落をするかもしれませんね。
新興国にネガティブな識者のニュースを紹介します。
クルーグマン教授はツイッターで、現在の様相は1990年代後半のアジア金融危機に類似した点があると指摘した。当時は新興市場株が59%下落、各国当局は異例の高水準まで金利を引き上げた。
新興国市場にはまだ一定の下振れがありそうだ。ただ選別すれば、何らかの好機もあるだろうモビアス氏は新興国投資で有名で、かつ強気な姿勢が多いんですが、今回は少し弱気な発言もあります。
新興国への長期投資を考えている人は、たとえ大幅に下落しても狼狽売りはしない方がいいと思います。
長期的には幅広く分散された株式メインのポートフォリオのリターンが優れています。
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