SPDR Blmbg Barclays High Yield Bd ETF (JNK)の6か月のチャート
ジャンク債のプットをロングしたい
「ジャンク債のプットをロング」という投資アイディアも面白いと思い、ちょっと注目しています。「ジャンク債のプットをロング」ということは、「ジャンク債の下落に賭けるポジション」です。
ジャンク債の空売りという方法もありますが、プットをロングした方が損失が限定されるため、気が楽です。
メリットは、損失が限定されていてことです。最大の損失でもプットオプションの買いにかかったオプションプレミアムしかマイナスになりません。
デメリットは、オプションのロングポジションなのでオプションプレミアムの支払いは必要になります。
ちなみにLEAPSのオプションの価格はこんな感じです。
(個人投資家はLEAPSを利用した方が気が楽です。期間が短いオプションをトレーディングするのは精神的にも負荷が大きいです。)
ジャンク債とは
ジャンク債はハイイールド債とも呼ばれている、格付けが低い企業が発行する高利回りの社債です。格付け機関が行なう格付けにおいてダブルB以下、即ち、S&P社ならBB以下、ムーディーズ社ならBa以下に格付けされた債券を指す。ハイイールド債は、一般的に信用格付けが低く、元本割れが発生するリスクが高い分、利回りは高く設定されている。投資資金を回収できず失う可能性が高いため、ハイイールド債は投資に精通したプロ向きの債券と言える。
要するに、信用力が低いけれども利回りが高い社債ですね。
米国の短期金利が上昇中
米国の短期金利が上昇しています。「金利の上昇」=「債券価格の下落」になります。今後、金利がこのまま上昇するのであれば、債券価格の下落は避けられません、あわせてどのような債券から売れれるかと言えば、リスクが高い債券から売られます。
投資適格や格付けの高い社債の金利が上がれば、わざわざリスクの高いジャンク債(ハイイールド債)に投資をする必要もなくなります。
また、ジャンク債(ハイイールド債)は株価との連動も高いので、利上げで株価が下落するタイミングで「ジャンク債のプットのロング」の価格は上昇するのではないかなと思います。
最近は株価との連動が薄れているとの指摘もありますが、基本的にはリスクオンの場面でジャンク債(ハイイールド債)が買われます。(景気がいいなかで高利回りを求めるとジャンク債しか残っていない感じですかね。)
どのタイミングが適切?
オプションのロングはタイミングが大切なんですよね、後知恵ですが2018年1月にプットオプションをロングできていればベストでしたね。というか、オプションのエントリーのタイミングが読めれば天才ですが・・・。オプションのポジションはタイミングを読むよりも、自分のポートフォリオをどれだけヘッジできるかで考えるのいいでしょう。
今は価格が下落しているので微妙です。少し機会をうかがいつつ、価格が上昇したらプットをロングするのがいいのではないかと思っています。
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