2019年2月14日木曜日

日本管財 (9728)の業績を調査したので紹介


日本管財 (9728)の業績を分析


2019年1月下旬に株主優待狙いで投資をした日本管財 (9728)の業績を調べたので紹介します。

事業はビルの設備、警備、清掃を中心にした総合管理会社になります。地域再開発物件に強みがあります。

景気が悪くなってもすぐにビルの管理を停止するというわけではないので比較的業績は安定している傾向があります。

ここ5年のチャートです、良くも悪くも安定しています。大きな成長は見込めませんが、配当と株主優待を貰いながらマッタリと保有するのもありだと思います。

バリュエーション

  • 株価:1,891円
  • 予想PER:14.13倍
  • 予想EPS:133.8
  • 実績PBR:1.44倍
  • 実績BPS:1,311.91
  • 予想配当利回り:2.64%
  • 予想1株配当:50
PER、PBR、配当利回り共に物凄く割安というわけではありませんが、購入できないほど割高という感じでもありません。少し判断に迷う指標ですね。

PERの推移から見ると、多少割安になっている気もします。ただ、最低値は9.7倍なのでそこまでは下がっていません。

業績

2007年から一応右肩上がりの売上高になります、あまり成長はしていませんが、業績は安定しています。

利益率ですが、ROE:10.25%、ROA:6.68%と、比較的高い数字です。

キャッフローも合格ですね。フリーキャッシュフローがコンスタントにプラスになっているところは評価ができます。ただ、現金をかなり貯めているので、もう少し配当や自社株買いで株主に還元してもらいたい気もします。

配当

配当も右肩上がり、業績も安定しているので引き続き増配が期待できると考えています。

配当利回りも市場全体から見ると高くなっています。ただ、高配当というほど配当利回りは高くないですね。高配当であれば3%以上は欲しいところです。

配当性向は32.5 %と市場全体よりかは多少高いですね。一般的には配当性向30%というのが一つのラインになります。現金保有も多く、業績も安定しているのでもっと配当性向は上げていけるのではないかと思います。

予想配当利回り、実績配当利回りから見るとかなり割安に見えます。
過去の推移からみると配当利回りが2%を超えることはあまりありませんでした。
業績が安定していて増配をしているが、株価があまり上昇していないため配当利回りが上昇しているのだと思います。

株主優待

100株以上の保有を条件に、年に2回(3月と9月)に株主優待があります。

内容は2,000円のカタログギフトです。(年2回なので、2,000円×2回=4,000円)
 ※※3年以上継続保有の場合3,000円相当

年に2回、カタログギフトがもらえるため、株主優待狙いの投資家にも人気の銘柄です。

カタログギフト系の株主優待は年1回のことが多いので、日本管財の年2回というのは珍しいですね。(JTも年2回→年1回に変更をしました。)


まとめ

ビルメンテナンスという比較的安定した業種で、規模も大きな会社になります。

売上や配当も安定しており、コンスタントに増配をしています。

株主優待と配当を貰いつつ、長期保有をするという投資スタイルにはあった銘柄だと思います。

あと、株主優待狙いで投資をするとしても、5~10年の業績の推移や配当の傾向をつかんでおくことは大切だと思います。



配当を再投資することで投資のリターンを上げる方法が解説されています。
高配当銘柄の長期保有はストレスが少ない投資方法だと思います。

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