生活必需品関連の株で配当金生活をするには資力が必要
たまにネットの記事などで「生活必需品関連の株で配当金生活」みたいな記事を見ますが、これには注意が必要です。
かなりの資産、1億円以上2億円程度あれば生活必需品関連の株に分散投資をして配当金生活をすることができると思いますが、それ以下の資金力では配当金生活をするのは難しいと思います。
なぜなら、生活必需品関連の株は株価が高く取引されており、配当利回りも低いからです。
具体的に、
- 味の素 (2802)
- 予想PER:16.84倍
- 実績PBR:1.45倍
- 予想配当利回り:1.89%
大手食品会社の「味の素 (2802)」で考えた場合、配当利回りは1.89%になります。
ザックリと2%だと計算して、1億円で200万円の配当収入になります。
業績は安定していますが、配当金生活をするために配当利回りが2%台というのは少し心もとないです。
他の生活必需品関連の株の配当利回りも似たりよったりです。
日本の大手生活必需品株は
- 花王
- セブン&アイ
- JT
- 資生堂
- キリン
- アサヒグループ
- イオン
あたりだと思いますが、どこもそれなりに株価が高くプライシングされています。
株式投資というとリスクを感じる方も多いと思いますが、投資の方法をしっかり確立できて銘柄リスクをコントロールできていれば、そして無理なお金を投資することをしなければ、そしてさらに言えば時間をかけることができれば、安定した株式投資の配当金を受け取り、場合によってはそれで生活をすることも可能と思います。
生活必需品とは暮らしの上で常に必要となるものです。好景気でも不景気でも生活する上で必要になるものですから、実生活に直接の必要がない奢侈品や贅沢品と異なり、景気の変動によって需要はそれほど大きく変化しません。つまり、業績は他のセクターと比較すると安定しています。
ということで、どうしても配当金生活をしたいといった場合には、相当な資金を用意する。
もしくは業績はそこまで安定していないけど高配当な株を組み入れる必要があります。(オリックスなどはそこまで業績は安定していませんが配当利回りが点時点で4.63%もあります。)
個人的には、「生活必需品」と「業績は安定していないが高配当な株」をミックスする方が一番バランスが取れていると思います。
配当を再投資することで投資のリターンを上げる方法が解説されています。
高配当銘柄の長期保有はストレスが少ない投資方法だと思います。
アメリカの実例になりますが、株式の長期保有をする投資方法のヒントがたくさんつまっています。
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