レイ・ダリオ氏 ブラジルへの投資額を増やす コモディティーへの投資が目的?
レイ・ダリオ氏が率いるブリッジウォーター・アソシエイツがブラジルへの投資額を増やしたようです。2019年9月時点のポートフォリオでは
「Iシェアーズ MSCI ブラジル・キャップト ETF(EWZ)」の比率が4.71%になっています。
ちなみに、一番の変化は新興国の比率を下げて米国株の比率を上げている点なのですが、この投稿はブラジルについてなので、その点は割愛します。
新興国の比率を下げているなかで、ブラジルへの比率を上げているということは、それないにブラジルに対して強気なのかなとも感じます。
ただ、ブラジルは資源国ということもあり、コモディティー価格との連動が強いです。その点、中国経済の減速は、ブラジルにとって痛手だとおもいます。確か、中国に対する資源の輸出の割合は20~30%ほどだった気がします。
最近はボルソナーロ大統領の構造改革も期待されていますが、「構造改革⇒庶民の生活を圧迫⇒左翼が台頭してバラマキ⇒バラマキにより財政が悪化⇒構造改革」という中南米特有の政治無限ループから抜け出せていないんですよね。
新興国への投資比率
レイ・ダリオ氏の新興国に対する投資額の推移は以下になります。2019年3月からブラジルへの投資を再開しているようですが、2019年9月に一気に投資額を増やしています。
投資額の時系列での推移は以下になります。
2019年から投資額が一気に上がっています。
どのような目的でブラジルへの投資額を増やしているのかはわかりませんが、たぶんコモディティーへの投資を増やしたいのではないかなと思います。
レイ・ダリオ氏は個人投資家へのアドバイスとしてオールウェザーポートフォリオを推奨していますが、オールウェザーポートフォリオでも資産の一部(5%)をコモディティーへの投資をするようにアドバイスしています。
また、債券投資家として有名なガントラック氏も2018年にブラジルへの投資をすすめていました。目的はコモディティーへの投資です。
新興国の中ではブラジルのリターンは比較的ましです、順張りという意味で「Iシェアーズ MSCI ブラジル・キャップト ETF(EWZ)」を利用してブラジルへ投資するのも面白そうだなと思いました。
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