2013年12月31日火曜日

HDFC銀行 ADR(HDB) インド市場は一進一退だがHDFC銀行は割高

エマージング諸国へはETFを通しての投資がメインですがいくつか個別株も保有しています。

そのうちの一つがHDFC銀行 ADR(HDB)です。

インドの市場自体は一進一退という感じです。5年間のチャート。


HDFC銀行 ADR(HDB)はバリュエーションを見ると割高です、もう少し割安になったら追加投資をしようと考えているのですが、ここ数年はその様な機会がなかなかありません。


PERもPBRも投資対象外な水準です。ただ売却するのも面倒なので割高だと思っても保有をしています。


なかなか下がる機会がないので、どこかのタイミングで腹を括って追加購入をした方がいいのかもしれませんね。

同業他社と比べても割高です


2013年12月30日月曜日

Petroleo Brasileiro Petrobras SA (ペトロブラス) バリュエーションと配当 バリュー株を調べてみました

Petroleo Brasileiro Petrobras SA (ADR)ペトロブラスが割安だと思い色々と調べてみました。
一応、バリュー投資のブログなんでバリュー株が好みです。

業績について

業績などのバリューを見てみると、業績はそこそこ安定しています(成長はしていませんが)売上高は2012年12月は約14兆円。ちなみに、財務は石油メジャーの中では悪い部類です、負債が大きいのが特徴でそこが嫌われています。


長期の業績も右肩さがりです、EPSも2008~2012年まで4.30→3.54→3.88→3.08→1.70と下がっています。



ペトロブラスは半官半民の企業なので国からの注文も多く非効率的な経営に陥るのではないかと懸念されています。この辺りは、メキシコのペメックスの二の舞にならないか心配ですね。

ペメックス(Petroleos Mexicanos, Pemex)は、メキシコに本社をおく国営石油企業。世界で10番目の売上を持つ石油企業であり、フォーチュン500のリストで42番目に格付けされている企業ですが、政治の道具となっている面もあり、効率的な経営や新規の油田を発見することができないで業績が低迷しています。

中南米は、先進国に搾取をされるとかいいつつ非効率的な経営に終始し自滅するというパターンが多い気がします。(この辺りは感覚論なので、投資するのならばバリュエーションを重視しすべきでしょう。)

今後、原油価格が高騰した場合に確認埋蔵量が多いペトロブラスが上昇するというストーリーがわかりやすいです。大手の石油メジャーは原油価格に影響されて似た動きをするのでスーパーメジャーのうち3~4銘柄選んで分散投資をするのが良いでしょう。

ペトロブラス、BP、エクソンモービル、シェブロンあたりに分散投資をして、バリュエーションをもとに多少ウェイトを変えるというのが一番リスクが少ないと思います。

12年のチャートでは、
青:ペトロブラスが大きく下げているのがわかります。赤:エクソンモービルは堅調に推移しています。オレンジ:BPもメキシコ湾での事故が影響して低調です。
2007・2008年のペトロブラスはバブル相場ですね。



5年のチャートでは、
青:ペトロブラスは苦戦しておりマイナスのリターン。赤:エクソンモービルとオレンジ:BPはプラスのリターンです。



バリュエーションについて

バリュー系の各種指標は、

PER : 7.69倍 、 PBR : 0.52倍 、 予想配当利回り : 4.24%

バリュー系の指標はどれも割安です。

また、配当は安定していないので、配当に重点を置くのであれば「BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)」の方が適切でしょう。

同業他社比較について

同業他社との比較をしてみると、


先進国のオイルメジャーはBP以外は株価が上昇してきています。
赤色の線が「Petroleo Brasileiro SA Petrobras (ペトロブラス)」
オレンジ色の線の、「PetroChina Co Ltd(ペトロチャイナ)」「BP」も割安だと思います。
(表には表示されていませんが、ペトロブラスもレーティングは四つ星。)
ペトロブラスはPER,PBRで見ると同業他社の中でも割安ですが、財務的な指標が悪く、配当もいまいちですね。

そのあたりを勘案して、「PetroChina Co Ltd(ペトロチャイナ)」「BP」という判断もありだと思います。BPは最近配当が安定してきました。

普通株と優先株について

ペトロブラスは普通株の「PBR」、優先株の「PBR.A」という二つの株式があります。

優先株である「PBR.A」の方が決議権がないかわりに多少配当が高く設定されています。(配当に差がない年も多いようです。)

日本の証券会社のSBI証券・楽天証券では「PBR」の購入しかできません。
Firstradeは「PBR」と「PBR.A」ともに購入可能です。

大きな違いは3点あり、「配当の差」「取引ボリュームの差」「オプションの有無」になります。
(本質的には決議権の有無ですが、個人投資家には関係ありません。)

「PBR」は、普通株なので取引ボリュームも高く、オプションも利用できるが、配当は低い
「PBR.A」は、優先株なので配当は高いが、取引ボリュームも低く、オプションも利用できない

結論として、バイアンドホールドなら配当が高い「PBR.A」、トレーディングやオプションを利用するなら「PBR」が良いでしょう。




ちなみに、流動性はPBRの方が遥かに高く「Vol : 11.54mil」、PBR.Aは「Vol : 4.45mil」となっており約3倍ほど違います。


長期で見た場合、同じ程度のパフォーマンスですね。

配当(Dividends)について

PBR.Aの配当額の推移です。2008年から右肩下がり、2012年と比べると約半分となっています。確かにこれだと株価も下がりますね。


2009年からの履歴をみても、配当額は下がっています。また、特別配当が多いです。


普通配当と特別配当があり配当のスケジュールも変則的な点は注意が必要です。
上はPBR、下はPBR.Aの配当額とスケジュールになります。



2007~2013年までの配当の履歴です、結構変動があり回数や配当日もまちまちです。2012と2013年は特に配当額が少なくなっています。
この辺りも株価が低迷している原因の一つでしょう。

2013年 : 配当合計 : 0.2433(PBR)、0.6997(PBRA)         
2012年 : 配当合計 : 0.5264
2011年 : 配当合計 : 1.2951
2010年 : 配当合計 : 1.1309
2009年 : 配当合計 : 1.7549
2008年 : 配当合計 : 1.7584
2007年 : 配当合計 : 3.5249


2013年12月29日日曜日

新興国の国営企業が大幅ディスカウント ペトロブラスとか

ロシア、中国、ブラジルの大型国営企業(半官半民)が割安に取引されています、バリュー投資の対象として気になっています。

先進国でも日本は株価がかなり上がってきたので、この機会にエマージング諸国のバリュー株を仕込むというのも面白そうです。

最近 好調である、アメリカ・日本・ヨーロッパに対して新興国(エマージング)は出遅れ感がありますが、国営企業の株は更に出遅れています。

そんな状態を「国家資本主義ディスカウント」と表現する場合もあるみたいです。

具体的な銘柄だと、

中国の、中国石油天然気(ペトロチャイナ)

ロシアの、ズベルバンク、ガスプロム

ブラジルの、ペトロブラス

なんかが代表的なところでしょう。

ちなみに、ブラジルのペトロブラスを例にとると
iシェアーズ MSCI ブラジル・キャップト ETF (EWZ)は、
PER:19.01倍 、 PBR:3.35倍


Petroleo Brasileiro Petrobras SA (PBR)は、
PER:7.69倍 、 PBR:0.52倍

石油メジャーの中でも大手のペトロブラスが指数よりも大幅に割安というのも驚きです。(そもそもインデックスからアンダーパフォームすることが珍しいです。)

また、石油メジャーの同業他社との比較でもペトロブラスは割安となっています。(イギリスのBPも割安ですけど・・・)



<関連投稿>
「台頭する国営石油会社―新たな資源ナショナリズムの構図」を読みました

結構面白い記事でした、「新興国の投資家、国有企業にそっぽ
以下は記事の引用

(2013年11月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
資産運用会社は長年、自分たちの投資に干渉する政府の締め付けを恐れてきた。だが、こうした投資家が新興国の政府系企業をこれほど熱心に避けたことはめったにない。
その一方で、資金は概ね、せんべいやビールなどの食品であれ、テレビや自動車のような裁量支出であれ、新興国の消費支出を狙った企業に流れ込んだ。一部のアナリストと運用担当者は、好かれていない国有企業(SOE)と消費関連の人気株の間のバリュエーション(株価評価)の乖離が大きくなりすぎたと感じている。実際、バンクオブアメリカ・メリルリンチの株式ストラテジスト、アジェイ・カプール氏は、この変化は投資家のポートフォリオ内の大きな「集中リスク」を意味すると言う。
著しい「国家資本主義ディスカウント」
バンクオブアメリカによると、こうしたSOE――主に中国石油天然気(ペトロチャイナ)やズベルバンク、ペトロブラスなどの国家を代表する企業――は、民間部門の同業者より50%近く割安な水準で取引されているという。「明らかに、極めて大きな国家資本主義ディスカウント、国有であることと直接関係した偏見がある。市場はとにかく、政府が正しいことをすると思っていない」とカプール氏は指摘する。
ディスカウントが存在するのには妥当な理由がある。SOEは政府補助や政府保証が付いた融資、税制優遇、有利な政府契約から恩恵を受けるかもしれないが、株主還元は優先事項ではないからだ。
「企業の利益が大規模な投資計画に飲み込まれることがあることを何度も見てきた」。JPモルガン・アセット・マネジメントのクライアント・ポートフォリオ・マネジャー、エミリー・ホワイティング氏はこう話す。「これらの企業の多くは、とにかく少数株主のために経営されていない」
中国とロシアの銀行やエネルギー企業は好例だが、ブラジルでさえ、しばしば国営企業に政府の政策を支えるよう指示する。例えばペトロブラスは、インフレ抑制に手を貸すために国内で非公式に燃料補助金を与えており、利益に数十億ドルの負担がかかっている。
その結果、ペトロブラスや中国銀行、ガスプロムのような企業の株価は、バランスシート上の資産の価値、いわゆるブックバリューを下回る水準で取引されている。また、MSCI新興市場指数の株価収益率(PER)が11倍なのに対し、ガスプロムのPERは3倍を若干上回る程度だ。
一方、消費財を売って利益を稼ぐ企業は、力強いバリュエーションで売買されている。せんべいなどの菓子メーカーの中国旺旺は株価純資産倍率(PBR)が10倍、ナイジェリアン・ブルワリーズはPBRが11倍近くに上っている。部のアナリストは、全体的なSOEディスカウントのレベルは今や度を越していると感じ、消費関連株がバブルめいて見えると懸念している。
消費関連株にバブルの兆し?
新興国の大企業上位100社のうち最も株価が安い20銘柄が、全体のバリュエーションと比べて今ほど安くなったことは、歴史上3回しかない。1998年と2002年、2008年の危機のどん底のことだ。
一方、株価が最も高い20銘柄――主に消費財企業――は過去の観測値の上位3%に入っている。
「投資家は不人気なSOEを異様にアンダーウエイトにし、『成長志向』の消費関連・インターネット・通信銘柄を甚だしくオーバーウエイトにしている」とカプール氏は言う。
調査研究は、幅広い認識に反して、SOEが長期的に好成績を上げる傾向があることを示している。モルガン・スタンレーのジョナサン・ガーナー氏が昨年、過去の株価実績データを分析したところ、政府系企業が過去10年間で全体のベンチマークを大差でアウトパフォームしたことが分かった。
この優れた株価パフォーマンスには様々な説明がある。一部のファンドマネジャーは、政府の寛大な措置や、政府との関係とセクター間の歪みに由来する低い借り入れコストといった理由以外に、新興国の民間企業はオーナー一族やオリガルヒ(新興財閥)に所有されていることが多いと指摘する。こうした企業では、株主による統治が同じくらい難しいことがある。
ルーミス・セイレスで新興国投資部門を率いるピーター・マーバー氏は、国策が株主還元より重視される企業が好きではないが、多くの投資家が新興国の消費というテーマにのぼせてしまったと感じている。
「投資家は概して、新興国の消費拡大シナリオのような純朴なストーリーに魅せられる。確かに新興国の人口の消費は時間とともに増加するが、この材料は既に株価に織り込まれているかもしれない。実際、一部の消費関連株は明らかに過大評価されている」と同氏は言う。
改革と民営化に期待も
その一方で、成長の減速と厳しくなる金融状況が新興国でさらなる改革と民営化を促し、SOEのパフォーマンス改善の促進剤の役目を果たす可能性もある。これは過度に楽観的な見方に思えるが、カプール氏はそれが既に始まったと見ており、「行動を起こすべき時は近い。市場と人口はより声高に変化を求めるようになる」と話している。

2013年12月27日金曜日

2014年4月にメビウスが420円に値上げ たばこ全銘柄に3%転嫁

2014年4月にメビウスが420円に値上げすることが決定したようです。

消費税増税により、たばこ全銘柄に3%転嫁するとのことです。
日本たばこ産業(JT)は27日、4月の消費税増税に合わせ、全銘柄を値上げする方向で調整に入った。主力銘柄「メビウス」の価格(1箱=20本入り)は10円引き上げ420円とする見通し。メビウス以外の各銘柄の値上げ幅は、1円単位での値上げが難しい自動販売機での販売を踏まえ、10円か20円とする。
1月中に財務省に申請し、認可されれば2014年4月1日に実施する。値上げは、たばこ税増税が実施された10年10月以来、3年半ぶり。
JTの主力製品は、市場シェア30%強の「メビウス」、8%弱の「セブンスター」など、大半が1箱410円か440円。消費税増税に伴う価格上昇はそれぞれ12円程度となる。
財務省が「価格転嫁を(消費税率引き上げ幅の)3%以内にとどめるべきだ」と主張していることに配慮し、JTは全銘柄の売上高全体が3%程度の増加となるよう調整する。
その他の大手2社、フィリップモリスとブリティッシュ・アメリカン・タバコも同時に値上げをするようです。

タバコ銘柄に投資をしているのでこの増税がどうなるのか非常に気になります。
国内たばこ販売首位のJTのほか、2位のフィリップモリスジャパン(東京)、3位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(同)も1月中に値上げを申請。JT同様に売上高全体で3%程度の上げ幅とする。2、3位の両社は販売シェアの高い主力銘柄の上げ幅を大きくするか、据え置くかなど、営業戦略もにらみ最終判断する。
それにしても、タバコ関連でポジティブなニュースはほとんど聞かれないです・・・

ちなみに、増税はおりこみずみなんでしょうか、本日の株価は上昇しています。

2013年12月24日火曜日

日本たばこ産業株式会社(JT)が3日続落、海外子会社のCEO退任を警戒とのこと


6か月のチャートです、確かにここにきてカクっと下がっていますね。
[東京 24日 ロイター] - JTが3日続落。海外子会社JTインターナショナルの最高経営責任者(CEO)であるピエール・ド・ラボシエール氏が退任したとの一部報道が警戒されている。 ゴールドマン・サックス証券では23日付で、JTの営業利益の約6割を稼ぐ利益の成長ドライバーである重要子会社のCEOが、14年度の事業計画を既に策定済みであろうこの時期にこのような形で唐突に退任するのは、想定外のシナリオでありネガティブと指摘している。
まあ、もともと日経平均に対してもそんなに上昇をしていませんでしたがここにきてさらに下げています。

大型株にしてはバリュエーションが安いので追加購入をするには良いタイミングかもしれません。


それにしても、株価を下げる理由は色々とあるもんですね。


タバコ銘柄へ長期投資した際のリターンの分析が参考になります。
<関連投稿>
日本たばこ産業株式会社(JT)から株主優待のお米が届く
日本たばこ産業株式会社(JT)から中間配当と株主優待の案内が届きました

2013年12月23日月曜日

日本たばこ産業株式会社(JT)の株主優待は年2回

日本たばこ産業株式会社(JT)の株主優待は年2回貰えます。

3月末日及び9月末日に100株以上保有の株主様が対象です。



いつも、株主優待よりも配当金を貰いたいと言っていますが、やはりタダで優待をもらえると嬉しいですね。

ちなみに、株主優待のコースは以下になります。

Aコース 100株以上200株未満保有の株主様 1,000円相当

Bコース 200株以上1,000株未満保有の株主様 2,000円相当

Cコース 1,000株以上2,000株未満保有の株主様 3,000円相当

Dコース 2,000株以上保有の株主様 6,000円相当
下記3,000円相当の商品セットから、2点を選択

となっていますが、BコースからCコースにランクアップするハードルは結構高いですね。

200株 → 200×3,000円=60万円
1,000株 → 1,000×3,000円=300万円

もし家族がいるのであれば、夫婦で別々の口座で株を保有するのが優待を獲得するには合理的でしょう。

夫で200株、妻で200株保有すれば、400株でBコースが2個もらえます。
本来は、配当額を上げてもらい、上がった配当金で欲しいものを買った方が合理的だと思います。


投資ではなく、趣味として楽しみながら株主優待を貰うというのはそれはそれでありかもしれませんね。ただ、その場合は趣味として割り切ってリスクリターンの観念は捨てた方が良さそうです。


タバコ銘柄へ長期投資した際のリターンの分析が参考になります。

<関連投稿>
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日本たばこ産業株式会社(JT)から中間配当と株主優待の案内が届きました

2013年12月21日土曜日

IWMのオプション戦略を検討中 Collar (Protective Collar)も面白そう

IWMで実践するオプション戦略を考えています、

取引をするときは相場を予想しないようにしていますが、どうしてもIWMは割高だと思いプットを全力でショートする気になれません・・・。

iShares Russell 2000 Index (IWM)は1年で38.33%も上昇しています。
下のチャートはIWMの一年間のチャートです。


だからといい、オプションをショートする機会をみすみす見逃すのはもったいないです。
将来が予想できない場合、確率的に試行回数を増やすのがベターな戦略です。

ということで、Collar (Protective Collar)を試してみようかと考えています。


プットをロングする費用はかかりますが、相場が大きく下げたときは保険になります。

いつも保険を売っているので、たまには保険を買ってもいいかなと。


<参考にしている本>

<関連投稿>
カバードコール(キャッシュセキュアードプット)と高配当銘柄の組み合わせ
オプショントレーディングならキャッシュ・セキュアード・プット(cash secured put) 
【オプション】Covered Call(カバード・コール)って、最低投資額はいくら?いくら儲かるの?リターンは?
カバードコール(Covered Call)とは
オプショントレーディングならキャッシュ・セキュアード・プット(cash secured put)
プット・オプション(Put option)のデメリット・マイナス点
カバード・コールのまとめ
カバード・コール関連の本

<関連サイト>
マッタリ バリュー投資とカバード・コール(オプション戦略)

2013年12月20日金曜日

Altria Group, Inc.(MO) 配当落期日は12月23日


Altria Group, Inc.(MO) 配当落期日は12月23日です。

Ex-Dividend Date  12/23/2013

高配当銘柄への配当再投資をしています。買い増しをするには今週が最後のタイミングですね。
(フィリップモリスも同じですね)

配当利回り(Yield)は、 5.03% PM(フィリップモリス)よりも高配当です。

因みに、バリュー系の指標はものすごく割安という感じではないですね。それにPBRは高いです・・・。この辺りは通常の株と比較するのではなく同業他社と比較しないとだめですね。


PM(フィリップモリス)はこんな感じです




タバコ銘柄へ長期投資した際のリターンの分析が参考になります。

2013年12月19日木曜日

LEAPSの流動性について 1年先のEEMのCallオプション

「EEM 01/17/2015 30.00 Call」を購入(ロング)してダイアゴナル・スプレッドをしています。

さて心配していたLEAPSの流動性ですが、一応少しですがあることはあるようです。

昨日は30枚くらいLEAPSが売買されていたようです。

30.00はディープインザマネーとなり一般的に流動性が乏しくなります。
もっと流動性が低いのかと心配していましたが、ぽつぽつですが取引があるようなので少し安心しました。


前回の投稿は、LEAPS ダイアゴナル・スプレッド(LDS)に挑戦 EEMのディープインザマネーのCallを購入


<参考にしている本>

<関連投稿>
カバードコール(キャッシュセキュアードプット)と高配当銘柄の組み合わせ
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2013年12月17日火曜日

LEAPS ダイアゴナル・スプレッド(LDS)に挑戦 EEMのディープインザマネーのCallを購入

LEAPS ダイアゴナル・スプレッド(LDS)に挑戦しています。

具体的には、「EEM 01/17/2015 30.00 Call」をロングして、そのロングコールにショートコールをかぶせる戦略です。

初めてEEMのディープインザマネーのLEAPSを購入したのですが、かなり流動性が低くなかなか注文が通りませんでした。また、ビッドとアスクの差も大きく効率的な値付けがされていない印象です。

ちなみに、ストライクプライスは25~30%のディープインザマネーを選択しました。多少初期の費用がかかったとしてもデルタが大きく急騰・急落に対応できるオプションが適切だと考えました。

※上記の判断については「週末投資家のためのカバード・コール」に詳しい説明があります。

最近、NISAや株主優待の記事が多かったですが、オプションは単純に収益向上を狙っており仕事のような感覚で取り組んでいます。
株のバイアンドホールドや株主優待を貰うよりも遥かに精神的に疲れます。

最近はカバードコールがギリギリで上手くいかないことも多く、カバードコールの補修戦略としてもLEAPS ダイアゴナル・スプレッド(LDS)を利用することにしました。
また、資金の効率が上がる点も魅力的ですね。

一応、EEMのインデックスを上回りプラスの収益を確保していますが、もう少し売買のタイミングをうまく処理できれば利回りが向上していたはずです。反省する点も多々あります。

機械的な取引でインデックスをアウトパフォームできるのは素晴らしいです。
2013年1月からだとEEMはマイナスのパフォーマンスになっていますが、カバードコールとキャッシュセキュアードプットを取り入れたおかげで私のパフォーマンスはプラスになっています。多分+5~7%位だと思います。(カバードコールとキャッシュセキュアードプットを組み合わせているので正確なパフォーマンスの測定が困難ですが。)

ただ、カバードコールとキャッシュセキュアードプットだけでもかなり手間がかかります。なんだかんだいって毎週ポジション調整の取引をしています、その上で取引を記録する必要があります。



<参考にしている本>



<関連投稿>
カバードコール(キャッシュセキュアードプット)と高配当銘柄の組み合わせ
オプショントレーディングならキャッシュ・セキュアード・プット(cash secured put) 
【オプション】Covered Call(カバード・コール)って、最低投資額はいくら?いくら儲かるの?リターンは?
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オプショントレーディングならキャッシュ・セキュアード・プット(cash secured put)
プット・オプション(Put option)のデメリット・マイナス点
カバード・コールのまとめ
カバード・コール関連の本

<関連サイト>
マッタリ バリュー投資とカバード・コール(オプション戦略)

2013年12月16日月曜日

NISA口座で投資するなら SMTシリーズがおすすめ

SMTインデックスシリーズは低コストで分散がきいているので、NISA口座で投資するにはおすすめだと思います。

まあ、普通すぎてアドバイスというほどでもないですが、SMTインデックスシリーズは選択しも多くていいですね。

SMT グローバル株式インデックス・オープン : 信託報酬 年率0.525%

SMT 新興国株式インデックス・オープン : 信託報酬 年率0.63%

SMT J-REITインデックス・オープン : 信託報酬 年率0.42%

SMT グローバルREITインデックス・オープン : 信託報酬 年率0.5775%

基本は、「SMT グローバル株式インデックス・オープン」を積立して、アクセントとして「SMT 新興国株式インデックス・オープン」というのが無難だと思います。

8割を、「SMT グローバル株式インデックス・オープン」
2割を、「SMT 新興国株式インデックス・オープン」

を考えています。

NISA口座はキャピタルゲインに非課税なのでできるだけ値上がりを狙う(期待値が高い)のが合理的でしょう。

SMT J-REITインデックス・オープン、SMT グローバルREITインデックス・オープンも興味がありますが少し株価が割高な気がします。



山崎元氏の著書、NISAの解説もありでお勧めです。

<関連投稿>
NISA口座 山崎元氏がおすすめするファンド
SBI証券にNISA(ニーサ)口座について質問 移管や配当金について
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)で東京電力に投資

2013年12月15日日曜日

日本たばこ産業株式会社(JT)から株主優待のお米が届く

日本たばこ産業株式会社(JT)から株主優待のお米etcが届きました。

・お米(レンジで温められる)×11食分

・カレンダー

・タバコ一箱が貰える応募ハガキ

でした。

お米は使い勝手が良いので嬉しいですね、あとJTなのにタバコの株主優待がないのかと落胆していたのですが、今回送られてきた株主優待の中にタバコ一箱が貰える応募ハガキがつきてきたので嬉しかったです。

6種類の銘柄から一つ欲しいタバコをくれます。多分、JTの株主でもタバコを欲しくない人がいるためにこのような対応なのでしょう。

タバコを吸わない人に株主優待でタバコを送り付けても無駄ですし。

私は喫煙者なので、タバコが貰えると嬉しいです。(ただ欲しい種類はありませんでした・・・)

日頃から株主優待よりも配当額を上げてほしいと思っており、あまり株主優待という制度が好きになれないのですが、いざ優待で色々なものが送られてくると素直に嬉しいですね。

本来は、配当額を上げてもらい、上がった配当金で欲しいものを買った方が合理的だと思います。



投資ではなく、趣味として楽しみながら株主優待を貰うというのはそれはそれでありかもしれませんね。ただ、その場合は趣味として割り切ってリスクリターンの観念は捨てた方が良さそうです。




タバコ銘柄へ長期投資した際のリターンの分析が参考になります。

<関連投稿>
日本たばこ産業株式会社(JT)から中間配当と株主優待の案内が届きました

2013年12月14日土曜日

NISA口座 山崎元氏がおすすめするファンド

大ファンの山崎元氏のファンがブログで、NISAでお勧めのファンドをアドバイスしていたので紹介をします!

結論から書くと、山崎氏のお勧めは

「TOPIX連動型上場投資信託」


とのことです。

凄くまともな良識あるアドバイスですね。
あまり奇抜ではないですが、万人にお勧めができるファンドです。

上の二つではつまらない、もっとリスクをとってもリターンを上げたいという人には「SMT 新興国株式インデックス・オープン」を追加してもいいかもしれません。

多分、この二つのファンドでリバランスをしていけば大きな損失はないでしょう。(まあ、リーマンショック級の急落があれば別ですが・・・)

特にNISA口座では商品ごとに損益の通算ができないので、ファンドの内部でリバランスを行ってくれるバランスファンドの方が良さそうですね。

また、キャピタルゲインに課税をされないのでできるだけ期待値の高いファンドを選ぶことがポイントでしょう。

詳しくは「「今なら」間に合う! NISAの正しい活用法」を参考にして下さい。
NISA口座で投資を検討している方は参考になる内容です。




この金額でこの内容はコストパフォーマンスが良いですね。NISAについても書かれています。

<関連投稿>
SBI証券にNISA(ニーサ)口座について質問 移管や配当金について
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)で東京電力に投資

2013年12月10日火曜日

SBI証券にNISA(ニーサ)口座について質問 移管や配当金について

2014年からNISA(ニーサ)口座がスタートします、キャピタルゲイン・インカムゲインともに非課税というのは魅力的ですね~

少し試してみても良いかなというのが今のところの印象です、挑戦してみても別に損をする内容ではないのでやるだけやってみようかという感じです。

というわけで、SBI証券にいくつか質問した結果を紹介します。
移管が可能であるか?配当の振込先はどこか?海外ETFの取り扱いは?というのが気になっていたポイントです。

質問1.NISA口座で海外ETFを購入した後に、通常の口座に移管することは可能でしょうか?
回答:NISA口座(少額投資非課税口座)で保有する金融商品を、一般口座や特定口座に移管することは可能でございます。
感想:NISA口座は5年間ですが、いざとなれば移管という選択もあるようですね。私はVB、VWO、VGKを購入したいと思っていたのでこれは嬉しい回答です。


質問2.NISA口座で購入した日本株式・日本ETFの配当金はどの口座(通常口座?NISA口座?)に入金されますか?
回答:配当金受領方法でご選択いただいている方法で支払われます。
「株式数比例配分方式」を登録された場合、NISA口座のみならず、特定口座、一般口座で保有されている株式等の配当金等が同方式となり、証券口座でのお受け取りとなります。
感想:配当は証券口座に入るとのこと、NISA口座に入るわけではないので自由に使えそうです。そう考えると高配当株式、リートなどを購入するというのもいいのかもしれません。


質問3.NISA口座で購入した海外ETFをの配当金はどの口座(通常口座?NISA口座?)に入金されますか?
回答:外国株式取引口座に外貨として入金されます。
感想:日本株と同様に、NISA口座で保有している株式からの配当はNISA口座に振り込まれるというわけではないみたいですね。


4.NISA口座で海外ETFを購入する場合、一度、円からドルに資金を両替する必要があると思います。円からドルへの両替はNISAと一般口座ともに同じで、その後、海外ETFを購入する口座が異なるとの認識で良いでしょうか?
回答:ご認識のとおり、預り区分が異なります。
感想:NISA口座で海外ETFを購入する具体的な手順がいまいちわからないんですよね。株を購入するためのドルを用意するまでは証券口座と同じ手順みたいですね、いざ購入した海外ETFを証券口座で保有するかNISA口座で保有するかの違いみたいです。(この辺りは少しモヤモヤしてハッキリしてないです。)


質問5.NISA口座で海外ETFを購入する際の手順が解説された資料などはありますか?
大変恐れ入りますが、資料のご用意はございません。
買注文入力時に、預り区分で「NISA預り」をご選択いただくこととなります。
感想:残念、何かわかやすい資料があったら参考にしたかったんですが・・・

<関連投稿>
NISA口座 山崎元氏がおすすめするファンド

2013年12月9日月曜日

NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)で東京電力に投資

2014年よりNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)が始まります。

アイディアとして、NISAの口座で「東京電力」に投資をするのは、投機としては合理的な気がします。

期待値の話であり、東電への投資を勧めているわけではありません。
もちろん、私は投資しませんので雑談です・・・

NISAではキャピタルゲインとインカムゲインに税金がかかりません、また税金のかからない上限もありません。

ということは、高いキャピタルゲインを狙うのが合理的でしょう。
(高いインカムゲインはたかが知れてますし。)

高いキャピタルゲインということで、グロース株投資もあると思いますが、あえてボロ株を狙うというのも面白いと思います。

今のタイミングならば、東京電力はうってつけの銘柄だと思います。



ものすごい安いバリュエーションですね!
まあ、そもそも上場廃止で0円になる可能性を秘めている株なので当然ですが。


株価も急落しています。

ある程度、東京電力の事業が軌道に乗り始めて、収益が改善しだしたら株価が2~3倍になる可能性はかなり高いと思います。

NISAの口座で取引をするポイントは期待値が高い投資をした方が良いということです。

最悪のケースである、上場廃止で株価が0になる可能性はありますが、

ポジティブなニュースが増えて、多少なりとも事業が持ち直せば2~3倍の株価がつく可能性はあります。

期待値を考えると合理的な投機になるのではないでしょうか。

宝くじを買うのであれば、NISAで東電の方が勝てる確率が高そうです。

NISAの枠組みを考えると、期待値の高い合理的な賭けを推奨されている気がしてしまうのは私だけでしょうか?

ちなみに、私であれば武田薬品工業なんかに投資をすると思います。

2013年12月8日日曜日

「オプションボラティリティ売買入門」を読みました

オプションボラティリティ売買入門 (ウィザードブックシリーズ)
シェルダン・ネイテンバーグ


を読みました。

オプションでトレーディングを目指している人にはかなり参考になると思います。

難しい数式は出てきませんが、初心者向けの本ではありません、
ある程度オプションでトレーディングをしている中級者向けの本です。
ギリシャ文字の解説もあり、一通りオプションの基礎を理解しており、トレーディングのスキルを上げたい方が対象になると思います。

私は恥ずかしながら理解できない個所が多くありました。
特にバタフライやアイロンコンドルなど複雑な戦略を解説している個所は難しかったですね。
(本格的にオプションのトレーディングをやるのであればここに書かれていることは理解できないといけないのかなと思います。)

また、ボラティリティーについての実務的な説明が豊富にあった点は良かったですね。学術的でない実践的な解説が多いのでとても参考になります。

日本の本の多くは学術的な記載が多く、どう相場(実践)で通用すかが抜けていることが多いですが。その点この本の内容は実践に通用する内容だと思います。

ただ、カバードコールとキャッシュセキュアードプットなどの「売りの戦略」よりも、デルタヘッジや複数のオプションを組み合わせてボラティリティをトレーディングするという戦略を主眼においているようです。

<参考にしている本>



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カバードコール(キャッシュセキュアードプット)と高配当銘柄の組み合わせ
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カバード・コール関連の本

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2013年12月7日土曜日

2013年12月7日 ポートフォリオ

メインはインデックス運用です。
ポジションの変更などもほとんどありません。
株の取引はほとんどなし、オプションのポジション調整をちょこちょことしていました。

日本株が上昇していなければ、花王やアサヒグループを購入したがったのですが、流石に割高な気がして購入を見送っています。

いまのバリュエーションを考えると、
VWO(Vanguard Emerging Markets)、EEM(iShares MSCI Emerging Markets Indx)を購入して、割安な新興国に投資をしたいですね。

2014年の運用の流れは、

・オプションで(カバードコールとキャッシュセキュアードプット)で現金を稼ぐ

・稼いだ現金を高配当銘柄に投資

現金・キャッシュを稼げる流れを作りたいです。
(評価損や一時的なキャッシュフローのマイナスはあまり気にしていません。)

現金はポートフォリオを調整する際に一番柔軟性がある資産なので便利です。
ただ現金の収益力は低いので、柔軟性のある現金をどれだけ効率よく利回りの高い資産にかえてゆくかがポイントだと思います。

【流動資産】
日本円
ドル

【日本株式】
2914 JT
2502 アサヒグループ
4464 ソフト99
6935 日デジタル
1936 シーキューブ
6957 芝浦電子
6896 北川工

【外国株式 先進国】
VB  Vanguard Small-Cap
VGK Vanguard European
EFV iShares MSCI EAFE Value Index

【外国株式 新興国】
VWO Vanguard Emerging Markets
EEM iShares MSCI Emerging Markets Indx
DGS WisdomTree Emerging Mkts Small Cp Div Fd
EWZ iShares MSCI Brazil Index
HDB HDFC BANK LIMITED(インド個別銘柄)

【セクター別投資】
KXI iShares S&P Global Consumer Staple
IXJ iShares S&P Global Healthcare Sect
PM PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC.
BTI British American Tobacco PLC (ADR)
MO Altria Group Inc

【オプション ~カバードコール・キャッシュセキュアードプット~】

【IWM】
Sold 01/18/2014 107.00 Put (cash secured put)
Sold 02/22/2014 106.00 Put (cash secured put)

【EFA】
Sold 12/21/2013 63.00 Put (cash secured put)

【EEM】
Sold 12/21/2013 42.00 Call (covered call)
Sold 01/18/2014 43.00 Call (covered call)
Sold 01/18/2014 42.00 Put (cash secured put)

<関連投稿>
現実的な運用利回り・リターンを目指す
・【ポートフォリオ】2013年11月3日 ポートフォリオ
【ポートフォリオ】2013年10月8日 ポートフォリオ
【ポートフォリオ】2013年9月9日 ポートフォリオ
【ポートフォリオ】2012年5月27日 ポートフォリオ
【ポートフォリオ】2012年4月30日 ポートフォリオ
【ポートフォリオ】2012年2月24日 ポートフォリオ

2013年12月4日水曜日

他人の金をどう使うか オプション売りで得た資金の使い方

「他人の金をどう使うか」ということ、オプション売りで得た資金の効率的な使い方を考えています。

EEMのプットをショート キャッシュセキュアードプット

の取引をしました。

ポジションは、EEM 01/18/2014 42.00 Put short

限月は1月18日なので、それまではショートで得た資金を自由に使えます。
現時点で1月中旬まで猶予のある資金が手に入ったということになります。
ある意味、他人のお金を前借り&利用できる状態です。

株価の変動は予想できません、これはプロも素人も同じです。
なので、これからPUTの価値が上がるか下がるかは確率論でありコントロールはできません。(タイムディケイの効果で、オプションの価値は日々減価します。)

アメリカのオプションの本では、オプションの売りで得た資金のことを「アザーズ?マネー」などと書いてあることがあります。(正確な単語は忘れましたが)
他人のお金という意味だそうです。

将来の株価の変動は全員平等にわかりません。
ただ、オプションの売りで得た資金は他人の金を前借したという優位性があります。

今のところ高配当株式の配当に合わせて、オプションで前借りした資金を運用しています。
今回であれば、PM(Philip Morris International Inc.)やMO(Altria Group Inc)に投資をして12月下旬配当を貰うのが効率的だと思っています。

アメリカの高配当リートなどに投資をしても面白いかもしれません。(私はアメリカのリートにあまり詳しくないのでこれから勉強する予定です。)


因みに、最悪の場合の想定として。

◆EEMが暴落してPUTの価値が急騰する → 高い値段でバイバック
◆配当狙いで購入したPMやMOが購入後に暴落する

こうなると、踏んだり蹴ったりでダブルで損失を出すので注意が必要です。



<参考にしている本>



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2013年12月2日月曜日

武田薬品工業 (4502)の予想配当利 3%が高配当

武田薬品工業 (4502)の予想配当利 3%は結構高いと思います。

株価 4,975円ならば、予想配当利3.62%で今の相場では高配当です。



予想PER:39.3倍 、実績PBR:1.72倍 、予想1株配当 180円

まあ、業績が悪いためにPERが高くなっているのは注意が必要だと思いますが、それでも日本を代表する製薬会社ではあるので長期的に見たら投資する価値はあると思います。



2011年から利益が右肩下がりののは気になります。ただ、だからこそ現時点で割安になっているのでしょう。
PER、PBRという指標でバリューを判断するという考えもありますが、長期的に安定して配当を払っているという視点でも評価する必要があると思います、PERやPBRはある程度コントロールは可能ですが、配当を払うということは事実でありコントロールが難しい要素になります。

株式・Jリートで賢く稼ぐ! 配当パワー投資入門

アマゾンのレビューは普通ですが、個人的には結構参考になりました。個人投資家が長期投資する場合はこのようなアプローチ・投資手法が一番リスクが少ないと思います。
(インデックス投資では満足できない人の場合ですが。)

<関連投稿>
「株式・Jリートで賢く稼ぐ! 配当パワー投資入門」を読みました

2013年12月1日日曜日

実際に運用しようと思うと難しいカバードコールとキャッシュセキュアードプット まとまった資金が必要

カバードコールとキャッシュセキュアードプットは実際に運用・トライしようとすると意外と難しいと思います。

技術的なことよりも、金銭的なことポートフォリオの運用額などがネックになります。

なぜかというと私もそうだったのですが、初めて投資をしようと思いカバードコールやキャッシュセキュアードプットから始める人はほとんどいないはずです。

投資初心者の頃は、個別株だったり投資信託を買うはずです。

その次に、FX、債権、リートなどではないでしょうか。

多分、大体の人は個別株、投資信託、債券、リート、FXなどを色々と試行錯誤しながら運用をしているのだと思います。

さらに進んで、外国株や外国のマニアックなETFを利用するようになるのではないでしょうか。

投資を始めようと思い、初めからゴール・目標をオプションを利用したカバードコールとキャッシュセキュアードプットに定める人は皆無でしょう。

そして、その様な試行錯誤をしていると様々な商品に資産が分散されてしまいます。

なのに、カバードコールやキャッシュセキュアードプットはまとまった資金がないと効率的に運用ができません。

オプションを利用するのが難しいのではなく、オプションを利用しようというところまで投資の勉強をしていると、すでに様々な投資を行っており資産が分散されてしまっています

カバードコールやキャッシュセキュアードを運用のメインにするのであれば。まとまった資金をIVV、EFA、EEMなどのメジャーなETFに集中させて、そのETFでオプションの売買をするのが一番効率的です。

オプションを利用することで、債権等を利用するよりも遥かにポートフォリオの分散が効率的にはかれます。(そもそも、オプションは株と全く別の動きをします。)

また、メジャーなETFを1本利用すれば十分に株というアセットクラスの分散はされています。

私も、ポートフォリオをシンプルにするのに2~3年ほどかかりましたし、それと並行してカバードコールやキャッシュセキュアードプット用に資産を移動するのに2~3年ほどかかりました。

まだ、投資を始めたばかりだが将来はオプションを利用しようと思っている方はできる限りポートフォリオをシンプルにし、かついつまでにどれくらいの額でオプションを利用しようとしているかも念頭において資産運用計画をたてた方がいいと思います。

私は行き当たりばったりで試行錯誤しながら進んできたので意外と苦労をしました。

<参考にしている本>



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2013年11月29日金曜日

中国依存度が高い企業

中国のニュースで投資に役立ちそうな情報があったので備忘録がてらに、

「脱中国」加速…テロに泣かされる日本企業リスト

の記事で、「〈中国依存度が高いといわれる企業〉」が紹介されていました。
〈中国依存度が高いといわれる企業〉
◇ユニ・チャーム
◇日立建機
◇コマツ
◇クボタ
◇ダイキン
◇東レ
◇味の素
◇旭硝子
◇TDK
◇ファナック
◇日産自動車
◇イオン
◇商船三井
◇ファーストリテイリング
◇丸紅
◇伊藤忠商事
そうそうたる大企業ですが、味の素も中国の依存度が高いというのは意外でした、グローバル化しているとは聞いていましたが何となく東南アジアが多いのではと思っていたので。

中国は政治リスクも高いですが、人口も多いので「中国に進出しないリスク」というのもあるのでしょう。

個人的には中国の個別株なんかにも投資をしたいと思っているので、今のうちからコツコツと情報を集めています。

中国株投資の王道
バートン マルキール

マルキール先生の本は、長期的な視点で書かれていて面白いですね。


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中国の発表する数字に不透明な部分があったら GDPと電力消費量の乖離
【中国株】中国の経済成長と投資家のリターンは同じではない
【中国株】中国の主要株式指数の紹介と一覧
【中国株】中国ETF アメリカ上場の4つの中国ETF←具体的なETFの紹介になります
【中国株】特定口座対応のマネック証券がおすすめ←具体的な証券会社の紹介になります

【本の紹介】【中国株】中国株投資の王道←お勧め本です
【本の紹介】ジム・ロジャーズ中国の時代←お勧め本です

2013年11月27日水曜日

Samoa Sky フリーのオプションソフトが便利

タダのツール

を読んで、私も使ってみました。

Samoa Sky

という、フリーのオプションの分析・視覚化ソフトです。

色々な戦略が視覚化できるのは面白いですね、YouTubeで使い方の解説もされているのでそれを見れば何となくですが使えます。

また、ソフトをインストールしなくてもネット上で動かせるのも魅力的です。


IWMのプットをショートしたポジションを視覚化してみました。グラフに表示されるとオプションのポジションの収益もわかりやすいですね。

かなり複雑な戦略も視覚化できるようです。

あと、データを読み込むことで、デルタなどの各種指標が表示されます。
<参考にしている本>



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2013年11月26日火曜日

アメリカでは個人投資家もアイアンコンドルを駆使しているようです

古いですが面白いニュースを見つけたので紹介します。

5月25日(ブルームバーグ):米ペンシルベニア州ヨークの郵便作業員、デービッド・シニアプキンさんは、退職資金の一部を使ってオプション取引を行っている。これまで3年間取引してきたが、収支はトントンだ。
アメリカではオプションの取引が個人投資家でもメジャーなようです。
シニアプキンさん(46)は、「アイアンコンドル」などのオプション戦略を駆使して利益を目指している。この戦略は同一銘柄に対するコール(買う権利)とプット(売る権利)の4つの異なる売買パターンを組み合わせる取引で、1回の取引でリスクを38ドルに限定し、最大204ドルの利益を狙う。
個人投資家でもアイアンコンドルなどの複雑なポジションを組むんですね~、4つも取引を組み合わせる必要があるので結構大変だと思います。
米国のオプション取引高は2004年以降3倍に増え、09年は過去最高の36億1000万枚となった。一方、世界最大の投資信託会社、フィデリティ・インベストメンツに口座を持つ個人投資家の取引高はこの間、5倍に膨らんでいる。高性能のオンラインソフトに加えて、チャールズ・シュワブ やTDアメリトレード・ホールディング などの証券会社や業界団体が株式売買のトレーニング講座を増やし、個人でも自宅のパソコンで先端技術を操作できるようになった。 
 私も、株についてはバイアンドホールドがほとんどであまり取引をしませんが、オプションは取引回数が多くなってしまっています。証券会社からすれば個人投資家がオプションを利用するのは好ましいのでしょう。
ただ、ニューヨークのヘッジファンド、T2パートナーズの創設者、ホイットニー・ティルソン氏は「経験のあるプロの多くがオプション取引で損失を出している。経験の浅い個人投資家が負けるのはほぼ確実だ」と警告する。
ツールが高性能になったとしても、プロと勝負するのは難しいとのこと。そう考えると、株と同じでトレーディングで勝負をするのは控えた方がいいのかもしれません。

個人投資家がプロに対して有利な点といえば、じっくりと損失覚悟でタイムディケイを狙うくらいしか思いつきません。

2013年11月24日日曜日

カバードコールは常勝ではないからこそアルファがある

カバードコールは常勝ではないからこそアルファがあるのだと思います。

言い換えると、常に勝ち続ける完璧な戦略ではないからこそ、アルファ(超過収益)が存在するのだと思います。(バリュー投資と似ている気がします。)

常に勝ち続ける戦略であれば、すべての市場参加者がその戦略を採用していまい効果がなくなります。

具体的に言えば、カバードコールは上昇相場での値上がりをあきらめるかわりに下落相場でのリターンを上げる戦略になります。

また、長い期間を通してみると一定の期間はインデックスに負ける時期があります。だからこそすべての市場参加者に利用されることがなく一定のアルファが存在しているのでしょう。


Finding Alpha via Covered Index Writing(レポート) 」からの抜粋です。

折れ線がS&P500で棒グラフがカバードコールです。
S&P500が好調な時は棒グラフがマイナスとなり、カバードコールが負けていることを示しています。
逆に、S&P500がマイナスの時に棒グラフがプラスとなり、カバードコールが勝っていることがわかります。

上記からもわかるように、常勝の戦略ではなく下落相場で大きく負ける確率が低い戦略となります、それと引き換えに上昇相場ではインデックスに負けることになります。

ちなみに、様々な相場でコンスタントにリターンが高いのは「1ヶ月先の2%アウトオブザマネーのコールをショート(売る)戦略」だとのことです。

<参考にしている本>


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2013年11月23日土曜日

日本たばこ産業、アサヒグループホールディングス、花王の指標を比較

日本株の長期保有銘柄の候補は、JT、アサヒ、花王です。

配当を再投資しつつ、キャピタルゲインを繰り延べられるような銘柄を選んでいます。

日本たばこ産業 (2914)
3,625円


アサヒグループホールディングス (2502)
2,755円



花王 (4452)
3,390円

バリュー投資をしているので、JT > アサヒ > 花王の順に興味があります。

JTはタバコ銘柄なのでバリュエーションが魅力的ですね。ちなみに、タバコ銘柄は高収益なのでPBRは総じて割高です。(フィリップモリスやブリティッシュアメリカタバコモのPBRは高いです。)

アサヒも割高すぎないのでギリギリを検討する対象ですね。

花王は割高なのでグロース銘柄ですね、これだけ指標が割高だと購入を躊躇してしまします。

相場が大きく下落したときに花王は狙いたいですが、あまり待ちすぎても機会を逃してしまいます。どこの時点で購入するかが悩ましいですね。

株式・Jリートで賢く稼ぐ! 配当パワー投資入門

アマゾンのレビューは普通ですが、個人的には結構参考になりました。個人投資家が長期投資する場合はこのようなアプローチ・投資手法が一番リスクが少ないと思います。
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「株式・Jリートで賢く稼ぐ! 配当パワー投資入門」を読みました

2013年11月22日金曜日

「消費増税分は値上げ」で「たばこ増税」 来年度見送り

「消費増税分は値上げ」 「たばこ増税」について来年度は見送り

政府・与党は、12月中旬にまとめる2014年度税制改正で、当初検討していたたばこ税の増税を見送る方針を固めた。

 来年4月の消費税率引き上げに合わせ、日本たばこ産業(JT)などは、たばこ1箱(20本入り)あたりの販売価格を、消費増税分に相当する10~20円程度値上げする見通しで、さらなる値上げにつながるたばこ増税を同時に行うことは難しいと判断した。

 自民党税制調査会は21日に小委員会を開き、各省庁や業界から出ている税制改正の要望について、党の各部会からヒアリングを行った。消費税率が引き上げられる中、たばこ税まで増税すれば喫煙者が減って大幅な税収減につながるとの見方が強まっており、複数の幹部が「14年度税制改正では無理」と認めた。


流石にあまりに早急な値上げは株価に与える影響が大きく困ります。

それにしても、タバコ銘柄はコンスタントにネガティブなニュースが発表されるのでなかなか気分が良くはありません。

まあ、だからこそ株価が割安に推移しているのですが・・・

増税は間違えなくタバコ事業にはマイナスの影響だと思います。
ただ投資という観点から見た場合、株価が割安になれば投資する価値はあると考えています。

事業が素晴らしいかどうかよりも、事業に対して株価が安いかがポイントになります。


2013年11月20日水曜日

花王の購入を検討中

花王の購入を検討中です。

バリュエーション的には割安ではありませんが事業も安定しており、配当も継続して支払われているのは魅力的です。

白斑の問題もありもう少し株価が下がるのではないかと期待していましたが、なかなか下がりません。

12月が配当月なのでそれまでに購入をしたいと思っていましたが、上手く購入のタイミングが見つけれれませんでした。

これだけ株価が高いのに配当利回りが1.88%というのは、ある意味素晴らしい企業だと思います。



花王、アサヒ、JTはコンスタントに買い増しをしたい銘柄です。


上はJT(日本たばこ産業)のバリュエーションです、リスクが満載のタバコ銘柄ということでバリュエーションは安めです。
一応、バリュー投資を基本にしているのでこれくらいの指標の方が購入する気がおきます。

2013年11月16日土曜日

KAPPA氏の3冊目の本が楽しみ

KAPPA氏が3冊目の本をだすそうです!

3冊目の本

いや~楽しみですね。

私がオプション取引を始めたのもKAPPA氏のブログを読んでいたからです。

1冊目→株

2冊目→オプション

3冊目はどのようなコンセプトの本になるのか、KAPPA氏のファンとしては楽しみです。

個人的にオプションを利用した運用は単純な株の運用よりも遥かに戦略の柔軟性が高いと思います。オプションを取り入れたことで株のバイアンドホールドよりも一皮向けた運用ができるようになったと思っています。

特に、ある程度運用資産が増えてきた場合、オプションを利用するメリットが大きくなる印象です。

この辺りは感覚論ですが、少額のポートフォリオだとオプションを利用する手間と利益が相殺できません、少額ならバイアンドホールドの方がお勧めです。

資産額が増えてくるとオプションを利用する手間よりも流入する現金が増えて運用の戦略が飛躍的に柔軟になる印象があります。

ちなみに、ポートフォリオが大きくなってからオプション取引を開始して、いきなり大きなロットでトレードをするのはお勧めできません。

少額のオプションの取引をしながらトレーディングに慣れておく必要があると思います。
そうゆう意味では将来どれくらいのポートフォリオを運用したいのか?その期間がどれくらいか?などを勘案しながらオプションを利用するべきか決めるのが合理的だと思います。

また、株のバイアンドホールドは売却をしないと、損益は実現しません。タイミングが悪く売却をすれば、損失になります。

オプションの場合は、キャッシュフロー(現金)の出入りをコントロールできるところが大きな強みです。

税金上は多少不利になるかもしれませんが個々の投資状況・環境に合わせて収支をコントロールできるのは大きな利点でしょう。

個人投資家ならば、KAPPA氏と山崎元氏の本を読めば必要な知識はかなり手に入ると思いますし。

IWMのPUTのショートをバイバックしてから株価が上昇

先週の11/12にIWMのPUTのショートをバイバックしました、

その時は下げ調子だったので、割高な価格でショートをしているPUTを買い戻すという取引をしました。

キャッシュセキュアードプットのローリングアウト&ダウンになります。

オプションが権利行使をされてもいい場合はそのまま放っておきますが、オプションの権利が行使されたくない場合は2~3日前にバイバックをしてポジションを清算するようにしています。

実際にはギリギリまで待ってワースレス(無価値)になる戦略もあると思いますが、直前に何があるかわからないので多少効率が落ちても時間の余裕をもってポジションを調整しています。

しかし今回はそれが裏目にでました。私が割高な価格で泣く泣くバイバックをしたとたんに市場が上げ調子になり、バイバックをしないほうが遥かにプラスになるという結果になりました。

こればっかりは運だと諦めますが、やはり少し悔しいです。

まあ、せめてもの救いはバイバックと同時に12月が限月のプットをショートし、そのポジションが多少利益になっているところです。

2013年11月11日月曜日

「完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門」 インタラクティブ・ブローカーズ証券の紹介

「完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門」に少しだけインタラクティブ・ブローカーズ証券の紹介が載っていました。

本当に少しですが興味がある人には有益な情報だと思います。
この手の情報は日本だとあまりありませんし。





この本では、アメリカの「インタラクティブ・ブローカーズ証券」と香港の「Boom証券」が紹介されています。

「Boom証券」はたまに耳にしますが、どのような証券会社か詳しくは知りません、日本ではインタラクティブブローカーズの方が有名だと思います。

その他参考になる本として、今のところ海外の証券会社について一番詳しいのは
「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 至高の銀行・証券会社編」だと思います。
この本には、米国の「インタラクティブ・ブローカーズ証券」と香港の「Boom証券」が共に解説されています。


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Firstrade証券が11月1日より日本人の口座開設を中止

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