なんだか、現時点でもいまいち利用者のメリットが微妙な制度ですが、
更にわかりにくくなりますね。
NISAに長期積立枠を創設、金融庁が月末要望へ=関係筋
金融庁は、少額投資非課税制度(NISA)に長期積立枠を創設することを月末に公表する来年度の税制改正要望に盛り込む。関係筋が18日明らかにした。
現行のNISAは投資上限が年120万円で、非課税期間は5年。これとは別に上限60万円、非課税期間20年の枠を設ける。利用者はどちらかを選択する制度設計にする。「現行のNISAは投資上限が年120万円で、非課税期間は5年」です、これは5年間で上手く利益(プラス)にならないとメリットが享受できない制度です。
新しい案は「上限60万円、非課税期間20年の枠」だそうです、非課税期間が長いので長期投資であればプラスになる確率は高くなりますが、上限は60万円となり、現行の半分になります。
(それこそ、バリュー平均法なんかと凄く相性がいいと思います。)
更に、「利用者はどちらかを選択する制度設計」ということなので、両方の枠を利用することはできないようです。
う~ん、投資家としては「年120万円で、非課税期間は5年」と「年60万円で、非課税期間は20年」を比較して、どちらが得か、どちらが自分の投資スタイルに合っているかを選ばないといけませんね。(制度の良し悪しを色々言っても始まらないので、そこはスルーします。)
個人投資家として考えないといけないポイントは、
期間と投資金額を天秤にかけてどちらが得か選択
自分の投資スタイルがどちらに合うか選択
あと、途中で変更ができないので、投資スタイルを変更するのは得策ではないでしょう。
そう考えると、
中長期でトレーディングをするスタイル ⇒ 現行の「年120万円で、非課税期間は5年」
長期でバイアンドホールドのスタイル ⇒ 新設の「年60万円で、非課税期間は20年」
「年60万円で、非課税期間は20年」の制度の方が、普通のサラリーマン投資家には使いやすい制度だと思います。
年60万円だと、月5万円になります。普通の個人投資家であれば月5万円投資をするというのは妥当な線だと思います。
初めからこっちの「年60万円で、非課税期間は20年」にすれば良かったのにと思います。
<お勧めの本>
0 件のコメント:
コメントを投稿