株主優待は制度としては歪んでいる
株主優待は制度としては歪んでいますよね、個人投資家は積極的に活用したほうが合理的です。個人的には株主優待を配るよりも、配当を増加くしてくれたり、アメリカみたいに四半期ごとの配当にしてもらえるのがベストです。
そもそも、株主優待で長期保有の投資家を囲い込もうというのが間違っていると思います。本来であれば、企業価値を高めて収益を上げて、株価を上げる、もしくは配当を増額するのがベストです。
株主優待制度でお茶を濁しているのはあまり良いとは思いません。
ただ、個人がそう思っていても、世の中がそう動かないのであれば、その歪みを積極的に活用した方が合理的です。
世の中が間違っていると嘆くよりも、間違っているなら積極的にそれを活用して儲けた方が遥かに得です。
特に、株主優待で小口の株主に金券類を配っている企業は狙い目ですね。
ある意味、大口の機関投資家やファンドには真似をすることができない、個人投資家が積極的に歪みを取りに行けるシステムだと思います。
日本取引所グループ (8697)
日本取引所グループ (8697)、株主優待はクオカード3,000円が貰えます。
これは凄くお得ですね。クオカードはほとんど現金と同じですし、配当をかさ上げしているようなものです。
ただ、株主優待なので配当利回りには含まれないので機械的なスクリーニングでは逃してしまいます。
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日水製薬 (4550)
日水製薬 (4550)、なんかも大衆薬&健康食品の手堅い事業をしつつ、株主優待で年2回クオカードを配布しています。これも、配当のかさ上げに近いですね。
100株以上で年2回、500円のクオカードなので金額が少ないですが、株主優待で実質的な配当をかさ上げしている好例だと思います。
バリュエーションは、
- 予想PER:27.18倍
- PBR:1.01倍
- 予想配当利:2.89%
超割安ではないので、PBRが1倍割れで配当利回りが3%位をめどに投資を検討するのがいいのではないかと思います。
多くの企業が株主優待で金券類を配っているので、優待を含めた総合的な利回りで投資を判断するのは、個人投資家の投資スタンスとして合理的だと思います。
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