目次
- 配当をメインとした投資はなぜ人気がないのか?
- 短期の成果を求めるならトレーディングは効率的
- 配当をメインとするためには大きな資金が必要
- 成果がでるまで時間がかかる
- 多額の資金を長期運用するのはハードルが高い
配当をメインとした投資はなぜ人気がないのか?
投資関連のブログランキングを見ると、上位はトレーディング系のブログが多くランキングしています。世間的には株といえばトレーディングがメジャーです。短期の成果を求めるならトレーディングは効率的
短期間で大きく資金を増やしたいのであればトレーディングは効率的です。トレーディングなら年率リターンが20%とかもありえますが、配当をメインとした投資なら3~5%といったところでしょう。
個人投資家で配当金生活に入った人は「トレーディングで大きく儲ける⇒配当金生活に入る」というパターンの人もいます。
配当をメインとするためには大きな資金が必要
配当をメインとした運用がメジャーになれない一番の理由は大きな資金が必要な点でしょう。受け取れる配当の金額がそれなりになるにはそれなりの資力がいります。特に日本株は最低投資額が高い株が多いので、金額が多い方がいいです。
配当利回りが3%の場合、
- 100万円のポートフォリオ ⇒ 配当金は3万円
- 500万円のポートフォリオ ⇒ 配当金は15万円
- 1,000万円のポートフォリオ ⇒ 配当金は30万円
- 2,000万円のポートフォリオ ⇒ 配当金は60万円
- 3,000万円のポートフォリオ ⇒ 配当金は90万円
- 4,000万円のポートフォリオ ⇒ 配当金は120万円
生活費や生活スタイルにそれなりに影響がある金額を考えると、「配当金で100万円」は欲しいです。正直、これくらいの配当がないと効率的に配当再投資もできません。
そう考えると4,000万円近いのポートフォリオを組む必要が出てきます。普通の個人投資家は日本株だけで4,000万円近いポートフォリオを組むの難しいです。
成果がでるまで時間がかかる
配当金の効果を最大に発揮するのは、長期で配当金を再投資した場合です。10年スパンでの投資が必要となります。成果がでるまで時間がかかるのもデメリットです。
多額の資金を長期運用するのはハードルが高い
結論として、多額の資本を長期で運用する必要がありますが、どちらともハードルが高い要素です。
- 時間がある若い人はお金がありません。
- お金がある老人は時間がありません。
若くて(時間があり)&資金がある投資家に向いた手法なんですが、そんな恵まれた人はなかなかいません。
投資手法としては有効ですが、この運用を実行できる人は少ないと思います。
ただ、配当をメインとした運用はストレスが少ないので、マッタリと投資できるのが最大のメリットです。
ただ、配当をメインとした運用はストレスが少ないので、マッタリと投資できるのが最大のメリットです。
この本の著者である菊池誠一氏も配当で悠悠自適な生活を送っているようですが、1億円以上の資産がある、「億り人」みたいですし。(羨ましいですね~)
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