目次
- ストラテジックキャピタル
- バリュー投資にはきっかけが必要
- 丸木氏について
- プロのお眼鏡にかなっている
- 保有銘柄
- 感想
ストラテジックキャピタル
株式会社ストラテジックキャピタルは、2012年に丸木強氏が設立した投資会社です。日本の上場企業の株式に投資し、経営者との対話や株主の権利行使を行うことにより、投資先企業の企業価値・株主価値向上の実現を目標とした投資運用会社です。ちなみに、丸木氏は村上ファンドのメンバーです。
要するに、現金を持ち過ぎている企業に株主還元を迫るアクティビストファンドです。
バリュー投資にはきっかけが必要
バリュー投資は「何かしらのカタリスト(触媒)」=「相場を動かすきっかけ」がないと、なかなかリターンが上がりません。逆に言うと、カタリストがあると一気にリターンが向上します。
有名なアクティビストファンドの保有銘柄をチェックして、同じ保有をするというのはそこそこ有効な戦略です。
丸木氏について
丸木氏についてはこの記事が参考になりました。
「相手が激高することはある。追い詰めるのではなくて、問い詰める。なんでこんなに現金を持っているのか、ここはおかしいのではないか、と問い詰める。合理的な答えが返ってくることは少ないが、途中でやめたりしない」
――投資先は、低PBR、キャッシュリッチなどいろいろな要素があると思うが、どういう銘柄が対象か。
「投資家と対話をしたがらない、コーポレート・ガバナンスが悪い会社が割安になっている。投資対象として魅力的だ。僕の投資した銘柄を見れば分かるが、過去にも5%以上買ったファンドがある」
「株主提案は大和冷機工業(6459.T)にすでに出し、確かに通らなかった。もともと創業者一族で4割以上持っているので難しいのは分かっていたが、一般株主の半数以上が賛同した。一般株主の賛成が増えてくれば、だんだん変わっていくかもしれない。そういう動きを期待している。日本デジタル研究所 6935.Tは、投資後、これまでに増配を2回している。これも、主張しなければ変わらなかったかもしれない」
私は以前からバリュー系ファンドの保有銘柄をチェックしていて、面白いと思った銘柄に投資をしていました。
ちなみに、「日本デジタル研究所」は同じ戦略で投資して、結構儲けさせてもらいました。
ちなみに、「日本デジタル研究所」は同じ戦略で投資して、結構儲けさせてもらいました。
プロのお眼鏡にかなっている
すぐにリターンにつながらないとしても、プロのお眼鏡にかかっているということは、重大なリスクがないと考えられます。
ストラテジックキャピタルが投資を判断した会社がすぐに倒産したりするとは考えにくいです。
特に、現金の保有比率が高い会社を狙っているので、数年で事業が危なくなるということはないでしょう。
資産が多いと言っても、その内容が自社の製品だったりすれば、当然実際の価値は相当低くなります。その点、キャッシュリッチの企業を狙ったファンドが保有しているということは、流動性の高い資産=現金が多いと考えられます。
一から会社を探すよりも、プロの銘柄を参考にした方が効率的です。
保有銘柄
大量保有する銘柄:最新提出日
- 1929 日特建設:2017/02/01
- 8057 内田洋行:2016/08/09
- 6333 帝国電機製作所:2016/08/08
- 7603 マックハウス:2016/01/20
- 7913 図書印刷:2015/12/28
- 7921 宝印刷:2015/12/11
- 1952 新日本空調:2015/11/19
- 9742 アイネス:2015/03/23
- 9028 ゼロ:2014/06/19
感想
個人的には「帝国電機製作所・図書印刷・宝印刷・新日本空調」なんかは面白そうですね。
特に「帝国電機製作所・新日本空調」なんかは個人投資家でも決算資料が読みやすい業界の会社なので、自分の頭で考えたうえで判断ができます。
業績も比較的安定しているので、配当を貰いつつ長期保有したとしても大きな値下がりは少なさそうな気がします。(大怪我をしない銘柄だと思います。)
特に「帝国電機製作所・新日本空調」なんかは個人投資家でも決算資料が読みやすい業界の会社なので、自分の頭で考えたうえで判断ができます。
業績も比較的安定しているので、配当を貰いつつ長期保有したとしても大きな値下がりは少なさそうな気がします。(大怪我をしない銘柄だと思います。)
日特建設は、「基礎、地盤改良など特殊土木大手」ですが、この業界は不振が続いており、この先業績がどうなるのか判断するのが難しそうです。この手の業界は大怪我する可能性があるので、個人的には投資をするのが怖いですね。
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