2008年8月5日火曜日

新興国ETFの比較、EEMとVWO


新興国ETFであるEEMとVWOの比較記事を紹介

新興国ETFであるEEMとVWOの比較記事を紹介します。

信託手数料、リターン、 構成銘柄
  • EEM:0.74%、34.6%、335銘柄
  • VWO:0.25%、39.1%、822銘柄
※MSCIエマージング・マーケット指数のリターン39.4%
※MSCIエマージング・マーケット指数は779銘柄

VWOがおすすめ

バンガードのETFである「VWO」の方が手数料が安く、指数との連動性も良い結果となっています。
明らかにEEMよりも優れています。

やはりバンガードのインデックス運用の巧みさ・顧客の利益を追求する企業姿勢には一日の長があるようです。

今後、楽天証券でバンガードのETFの取り扱いもあるようなので日本の証券会社で購入が可能になれば投資を検討したいと考えています。

以下ヘッジファンドクルーク引用
米ETF市場、シェア争いでしのぎを削るエマージング市場ETF―iSharesとバンガード
2008.08.05
1日付のダウ・ジョーンズによると、高成長が続くエマージング市場への投資に特化したETFが人気を集めている。しかし、これまで独壇場だった「iShares MSCI Emerging Markets Index Fund(EEM)」も新興勢力の台頭で激しいシェア争いに直面している。
エマージング市場に対する投資意欲が高いのは、高成長が続いているため、長期リターンが期待できること、また、米国の株式市場との時差を利用できるため、エマージング市場の株式投資をポートフォリオ全体の5%にするだけでも分散投資が可能になるからだ。
こうした分散投資の流れに乗って、EEMの純資産総額は200億ドルに達し、ETF全体で3番目に大きな資産額となっている。
しかし、最近はEEMの年間の信託手数料が高すぎるとの批判が投資家からあがっており、手数料が安い同業他社からの追撃を受けている。その一つが純資産総額70億ドルの「Vanguard Emerging Markets ET(VWO)」だ。
VWOの年間の信託手数料は、運用資産額の0.25%で、EEMの0.74%に比べると3分の1。AMGデータ・サービスによると、バンガードには今年だけで、21億3000万ドルの新規資金流入が見られたのとは対照的に、EEMは28億ドルの資金流出に見舞われている。
両社の手数料差0.49%ポイントは、米FINRA(金融取引業規制機構)によると、今後20年間、両社のETFがベンチマークの過去20年間の平均リターン17.65%で推移した場合、投資額1万ドルに対する運用成績(手数料込み)は、バンガードが24万5544ドルに対し、EEMは22万2626ドルと、約2万3000ドルの格差が生じることを意味するという。
投資家のEEMに対するもう一つの懸念は、EEMのリターンがベンチマークのリターンに達していない点だ。2007年のEEMのリターンは、MSCIエマージング・マーケット指数のリターン39.4%を大幅に下回る34.6%に対し、バンガードは39.1%とわずかに下回った程度だ。
これは、EEMがベンチマーク構成の779銘柄のうち、335銘柄しか運用していないのに対し、バンガードはADR(米預託証券)を含め822銘柄(一部重複)を運用しているため、ベンチマークにより近い運用成績となっているからである。

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