2008年7月7日月曜日

清算のリスクが高い危険なETF 資産額が10億円以下

目次
  • 清算のリスクが高い危険なETFのポイント
  • 事前に資産総額を確認 10億円以上か?
  • 清算とは?どうなるの?

清算のリスクが高い危険なETFのポイント


清算のリスクが高い危険なETFのポイントは以下になります。
  • 資産額が1,000万ドル以下
  • 資産額が、10億円以下
現在、180本あまりのETFがこれに当てはまるとのことです。
現時点で、総ファンド数791本に対して22.76%というのは意外と高い比率であると感じました。
最近は新規のETFの発行があいついでいますが、ETF人気の裏で不人気なETFも大量に発生しているのだと思います。


事前に資産総額を確認 10億円以上か?


少しマニアックであまり人気がなさそうだなと思うETFを購入する場合は、事前にしっかりと資産総額を確認した方がいいと思います。
もし、10億円以下である場合は投資を見送った方がいいでしょう。
実際に投資していたETFが清算となると色々と事後の処理が大変になります。


清算とは?どうなるの?


ETFは「清算」、ファンドの場合は「繰上償還リスク」といわれるリスクになります。

商品の規模である純資産総額が小さくなった場合(10億円以下は危険水準)、途中で運用が打ち切られ、その時の基準価額で強制的に清算・返金となる処理のことです。その際に、利益が出ていれば(含み益だったものが)利益確定され、課税対象となり、逆に損失が出ていれば(含み損だったものが)損失確定してしまいます。 

特に、「長期投資」を目的として商品を保有している投資家にとっては、運用が途中で終わるため、替わりの商品を新たに探す必要が出たり、税金の計算や処理をしなければならず、コストや労力の面で非常に負荷がかかります。

わたしは保有していたETFが清算となったことはないので、実際の手順について経験をしたことはありませんが、かなり面倒な作業が必要だし、時間もロスしそうだなと感じています。

特殊な理由等がない限り、清算の可能性のある小規模なETFには投資をしない方が賢明だと思います。
様々なETFが出ているのであえて小規模で人気のないETFを利用するという理由もないと思います。

以下は、参考にしたニュースとなります。
清算リスクの高いETFとは
2008.07.07
3日付のウォールストリート・ジャーナルは、今年はETFの清算が相次ぐと予想した上で、危険なファンドの特徴を説明している。
ETFは2007年に人気と規模が爆発的に成長した。全体の規模は(含むETN)今年5月31日時点で、運用資産額が6,270億ドル、ファンド数が791本に達しており、顧客にETFを勧める投資アドバイザーが増えている。しかし、今年はファンドの清算が続発する公算が高い。後発のファンドには資金調達に苦戦しているものが多く、今年に入ってから16本のETFが清算に追い込まれている。
アナリストやブロガーの間では「危険なETF」リストを作る動きがあり、自らが保有する(あるいは購入を検討している)ETFの清算に対して懸念を抱く投資家もいるだろう。しかし、清算するETFの大部分は資産額の極めて小さいファンドが占めているため、投資家がこうむる損害は限定的だと考えられる。
ETFが採算を確保するためには、一般的に5,000万ドルから1億ドル以上の運用資産が必要とされている。運用資産額1,000万ドルの株式ETFを想定すると、平均的な手数料収入は年間5.4万ドルとなり、費用をまかなうことが出来ない。そのため、アナリストが予想する「危険なETF」の資産額は殆どが1,000万ドル以下となっている(現在、180本あまりのETFがこれに当てはまる)。
ETF投資の情報サイト「IndexUniverse.com」の編集長は、上場して1年以上経過したにも関わらず資産額が1,000万ドルに達していないETFに関して「資金を獲得する十分な期間があったはずだ」と警告を発している。また、別の専門家はXSharesのヘルスケアETFを挙げている。その理由として、内分泌代謝疾患、感染症、神経科学と投資先が細分化されすぎており、投資家の需要を満たせないのではないかと指摘している。

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