2017年8月30日水曜日

NTTドコモ(9437)を新規購入


NTTドコモ(9437)を新規購入

先日、NTTドコモ(9437)を新規購入しました。

前回の投稿でも書きましたが、株価が下がっており、配当利回りがなり高い水準になったので投資を決めました。
投資を決めたポイントは以下になります。
  • 配当利回りが3.9%とかなり高い水準になった
  • 9月の配当が取れる
日本株はアメリカ株と異なり1年に2回しか配当がないことが多いです。中間配当をコツコツとしっかりゲットするのも配当を重視した投資法では重要になります。(その点、アメリカ株は四半期ごとの年4回の配当が基本なので配当を貰うためにタイミングを図る労力が少なくてすみます。)



減益というネガティブなニュースが出ている中の投資なので、短期的にはまだ株価が下がるかもしれません。ただ、長期的に見た場合、ある程度配当がクッションになってくれるでしょう。

この投資方法は「バリュー投資」になるので、購入直後にドンドン値上りするという投資法ではありません、じっくりと配当を貰いながら株価の上昇を待つ投資方法になります。
(購入直後から値上りを楽しみたいのであればグロース投資をおすすめします、ただグロース投資は明確な定量的な指標がないので、投資判断をするのが難しくなります。)

NTTドコモはいままで減配をしていないので、多少収益が悪化したとしても配当は維持されると思います。

配当については、会社として多少の無理はしても現状を維持するという強い意志が働きます。自社株買いと異なり配当は投資家にコミットしている度合いが強いので、簡単には減配しません。特に過去から減配をほとんどしていない会社はその傾向が強いです。

このタイプの優良大型株はネガティブなニュースがないとなかなかお買い得な株価にないません。大型優良銘柄がネガティブなニュースで割安になった時に投資するのが好きです。

配当推移

NTTドコモのHPより抜粋。
右肩上がりで配当が増えています。連続増配というわけではありませんが、減配をしていないというのはポイントですね。

配当性向

配当性向は高いですね。
2016年度は45.7%です。高水準ですが、無理をしているという数字ではないので安心できます。
 

バリュエーション


  • 予想PER:15.1倍
  • 予想EPS:168
  • 実績PBR:1.7倍
  • 予想配当利回り:3.94%
  • 予想1株配当:100
予想配当利回り:3.94%はかなり魅力的です。

5年間のチャート



基本的には右肩上がりですが、最近は減益のニュースが出たので下げが目立っています。
長期投資かつ配当を重視するスタイルの投資であれば、投資をするのに良いタイミングだと思います。


配当を重視した投資方法が紹介されています。

2017年8月29日火曜日

アルトリアグループ(Altria Group Inc)はマリファナ銘柄としても面白い


アルトリアグループ(Altria Group Inc)はマリファナ銘柄としても面白い

アルトリアグループ(Altria Group Inc)はマリファナ銘柄としても面白いと思います。

アルトリアグループ(Altria Group Inc)に投資をするポイントは以下でしょう。
  • 利益率が高い
  • 配当利回りが高い
  • マリファナ銘柄として大きな上昇オプションがある

「高い配当利回りからの現金を確保しつつ、マリファナ銘柄としての上昇オプションに賭ける」という投資戦略があります。

配当利回りが高いので、長期保有しているストレスは軽減されますし、配当から現金が手に入るので投資に柔軟性がでます。

仮に、大麻(マリファナ)解禁の恩恵を受けないとしても配当によりある程度のリターンは望めると思います。

現状でもそこそこ手堅いリターンが見込める&大化けする可能性もある。

ベストシナリオになって、アルトリアグループが本格的にマリファナ市場に参入した場合は、かなりの株価上昇が期待できるのではないでしょうか。

ちなみに、マリファナに焦点を絞った投資をしたい場合は「Medical Marijuana, Inc.」が有名どころになります。米国で初めての大麻公然取引会社です。

アメリカでもマリファナ合法化の流れが加速

ヨーロッパ、特にオランダでは以前からマリファナ(大麻)は解禁されていました。

また、ここ数年でアメリカ国内でも合法化の流れが加速しています。

まあ、個人レベルではヨーロッパやアメリカで大麻はかなり消費をされていますし、日本に比べるとかなりハードルが低いのが現実です。ちょっと1杯というレベルで楽しんでいる人が多いです。(日本の感覚とはかなり違います。それだけドラッグが蔓延しているとも考えられますが。)

マリファナの市場規模

マリファナ・ビジネスは合法・非合法を合わせると米国は6兆円、世界全体で24兆円市場だと言われています。
かなり大きな市場があると考えられています。アンダーグラウンドの市場ですが、上場企業が参入すればかなりの収益が見込めるでしょう。

アルトリアグループはアメリカ国内でのみ事業展開

アルトリアグループはアメリカ国内でのみ事業展開をしています。

なので、7月28日(金)に米国食品医薬品局(FDA)が「タバコのニコチン含有量を、ニコチン依存症にならない水準にまで引き下げることを義務付ける新ルールの検討に入る」などのニュースに大きく影響されます。

その点、世界中で事業を展開しているフィリップモリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、JTなどへの影響は多少は和らぎます。

一般的に、タバコ銘柄に投資をしている投資家は、
  • 収益性の高さと
  • 配当利回りが高い
  • 株価が割安である
などの点を評価して投資をしていると思います。

その様なタバコ企業のメリットを重視して投資をするのであれば、フィリップモリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、JTなどの多国籍のタバコ銘柄が良いと思います。

2017年8月28日月曜日

日本株 購入検討リスト 配当利回りランキング 2017年8月下旬



日本株 購入検討リスト 配当利回りランキング

会社名、株価、配当利回り、決算
  1. NTTドコモ 2,536 3.94% 決3・9
  2. 日本たばこ産業 3,696 3.78% 決6・12
  3. 日本郵政 1,350 3.70% 決3・9
  4. 東京海上HD 4,426 3.61% 決3・9
  5. JXTGホールディングス 542 3.31% 決3・9
  6. KDDI 2,957 3.04% 決3・9
  7. ブリヂストン 4,652 3.00% 決6・12
  8. 日本電信電話 5,291 2.83% 決3・9
  9. 小松製作所 2,899 2.00% 決3・9
  10. キリンHD 2,434 1.68% 決6・12
  11. 花王 6,654 1.62% 決6・12
  12. アサヒグループホールディン 4,604 1.49% 決6・12
  13. 味の素 2,156.00 1.39% 決3・9

配当利回り3%超え

  • NTTドコモ:3.94% 決3・9
  • 日本たばこ産業:3.78% 決6・12
  • 日本郵政:3.70% 決3・9
  • 東京海上HD:3.61% 決3・9
  • JXTGホールディングス:3.31% 決3・9
  • KDDI:3.04% 決3・9
  • ブリヂストン:3.00% 決6・12
の配当利回りが3%を超えています。

NTTドコモは減益のニュースが出たので株価が下落しています。一応会社の発表では通期の業績の見通しは変えていません。減配をしないのであれば割安だと思います。

日本たばこ産業(JT)は最近冴えませんね、配当利回りが高いかつ、高収益企業ですけど保有している分は含み損です。まあ、長期保有で配当狙いなので今のところ売却は考えていません。

日本郵政は不動産銘柄とみると面白いのではないかと思います。駅前の一等地に膨大な量の不動産を所有しています。ポテンシャルはありそうです。ただ、本業がいまいちなので積極的に投資をする気になれません。

東京海上HDもここ最近株価が下がり、配当利回りが上がってきました。配当利回りが3%を超えるかどうかを一つの基準にしています。

JXTGホールディングスは石油元売り最大手ですが原油安の影響もあり株価は軟調です。配当利回りも3.31%と高水準になっています。原油価格に連動する銘柄として仕込みたいと考えています。

KDDI、はビジネスモデルが安定しているので、安心して長期保有できます。株主優待があるのもポイントですね。配当利回りが高く株主優待もあるためバランスが良いです。

ブリヂストンほ配当利回りが3%と2%の間をうろうろしています。前回は配当利回りが2%台でした、少し株価が下がりましたね。

配当利回り2%超え

  • 日本電信電話:2.83% 決3・9
  • 小松製作所:2.00% 決3・9
日本電信電話はビジネスモデルが安定しているので、安心して長期保有できます。

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2017年8月27日日曜日

NTTドコモの株価が下がっている理由


NTTドコモの株価が下がっている理由

結論から書くと、ネガティブなニュースが出たから株価が下落しています。

7月に
  • 4─6月期は7%営業減益
とのニュースが出て株価が下落基調にあります。

一応、吉澤和弘社長は会見で
  • 「減益は計画通りで、年間業績予想に対しては順調な進ちょくになっている」
と説明をしています。

これからの業務進捗はどうなるかわかりませんが、NTTドコモは安定した配当を支払っていることで有名な会社でビジネスモデルも盤石です。

このタイプの優良大型株はネガティブなニュースがないとなかなかお買い得な株価にないません。

個人的には短期のニュースで一喜一憂しないで、大型優良銘柄がネガティブなニュースで割安になった時に投資するのが好きです。

配当推移

NTTドコモのHPより抜粋しました。
【配当の基本方針】
当社は、事業の成長・拡大により企業価値を高めつつ、株主の皆様へ利益還元していくことを経営の重要課題の一つと位置付けています。配当については、連結ベースの業績、財務状況及び配当性向に配意しながら、安定性・継続性を考慮し行っていきます。

右肩上がりで配当が増えています。連続増配というわけではありませんが、減配をしていないというのはポイントですね。

配当性向

配当性向は高いですね。
2016年度は45.7%です。高水準ですが、無理をしているという数字ではないので安心できます。(この数字があまりに高く、維持できないような場合は投資をしない方がいいです。将来の減配の可能性が高くなります。)
NTTドコモの配当性向は高水準ですが継続することができない水準ではないので、減配の可能性は少なそうです。(少し無理して配当性向を上げれば、減配を避けることができます。)
NTTドコモは、株主の皆さまへの利益還元を経営の重要課題の一つと位置付け、株主重視経営を継続的に実践しています。2016年度の配当金は年間80円、2017年度は20円増額し年間100円とする予定で、東京証券取引所のTOPIX Core30銘柄のなかでもトップレベルの配当性向を維持しています。引き続き配当については、業績や財務状況及び配当性向に留意しながら、安定性・継続性を考慮し、実施します。また、自己株式の取得についても、弾力的な実施を検討していきます。
 

バリュエーション



  • 予想PER:15.1倍
  • 予想EPS:168
  • 実績PBR:1.7倍
  • 予想配当利回り:3.94%
  • 予想1株配当:100

予想配当利回り:3.94%はかなり魅力的です。

5年間のチャート


基本的には右肩上がりで、最近下げが目立っています。
長期投資かつ配当を重視するスタイルの投資であれば、投資をするのに良いタイミングだと思っています。

まとめ

ビジネスモデルも盤石ですし、配当性向から考えても減配の可能性は少なそうです。ここ数年で携帯電話のビジネスモデルが急に時代遅れになったり、新規参入でシェアが大きく奪われるという可能性は低そうです。
配当利回りを基準に投資を考えるのであればありだと思います。

気を付けないポイントは、さらなる減益のニュースと、それに伴う減配ですね。その可能性はゼロではないと思いますが、現時点ではあまり高くないと思います。

私がいつも参考にしているブログ「配当再投資で資産形成」でもNTTドコモが紹介されています。


上記のブログは日本株をメインに投資されています。
ポートフォリオの時価総額も52,148,936円で、かなり本格的な投資家だと思います。5,000万越えの配当重視の投資ブログは結構貴重だと思います。
また、投資スタイルが高配当日本株でほとんどブレていないのが素晴らしいですね。
私が日本株に投資をする際にはかなり参考にしています。

減益のニュースのついて

減益のニュースの詳細です。
NTTドコモ<9437 .t="">が27日発表した2017年4─6月期連結決算(米国基準)は営業利益が前年比7.0%減の2782億円にとどまった。償却方法の変更で前年同期の利益が押し上げられた反動に加え、販売関連収支の悪化やネットワーク関連費用の増加も利益を圧迫した。
    吉澤和弘社長は会見で「減益は計画通りで、年間業績予想に対しては順調な進ちょくになっている」と説明。「減益は中間期まで続くが、コスト削減の成果は主に下期に出てくるので、年間の業績予想は確実に達成する」と語った。
    前年の4─6月期は償却方法の変更などで利益が250億円上乗せされ、これが増益へのハードルを高くした。加えて、前年度の下期に始めた大容量プランなどの顧客還元策が通信収入を下押ししたほか、後年度負担の軽減策も足を引っ張った。「前年度は後年度負担の軽減策を上期にあまりやらなかったが、今年度は通年フラットでやる」(吉澤社長)という。
    売上高に当たる営業収益は前年比2.5%増の1兆1366億円だった。光通信サービスの収入増や、毎月の利用料金から一定額を割り引く「月々サポート」の割引影響の縮小が収入を押し上げた。
    通期予想は据え置いた。営業利益予想は前年比1.6%増の9600億円で、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト16人の予測平均値9764億円をやや下回る水準になっている。 


配当を重視した投資方法が紹介されています。

2017年8月26日土曜日

2017年8月26日 ポートフォリオ


運用方針

  • ETFを利用したインデックス運用(メインの運用)
  • 個別株への長期投資
メインの運用はETFを利用した国際分散投資。一部、個別株への長期投資。


主力の投資商品

  • アメリカ : VB Vanguard Small-Cap
  • 先進国 : VGK Vanguard European
  • 新興国 : VWO Vanguard Emerging Markets
アメリカ(VB)、先進国(VGK)、新興国(VWO)がポートフォリオの大半。アメリカ(VB)、先進国(VGK)、新興国(VWO)は3等分で同じ割合を保つようにリバランス。


個別株

長期保有で配当再投資をすることを前提とした株に投資。
ビジネスモデルが強固でワイドモート(事業の優位性)が高いと思われる企業を選択。
良い企業がそこそこの値段であれば投資をしています。定量的な割安、バリューに特にこだわってはいません。優良な企業はそこそこの値段であり、大幅にディスカウントされることは少ないです。


雑感

8月末にアメリカ株をほとんど売却して新興国のETFを購入しました。
  • 新興国ETFの購入
  • GLD(金ETF)のキャッシュセキュアードプット
別に個別銘柄から完全撤退をしたわけではないのですが、新興国のポジションを大きくしたかったのでポートフォリオを変更しました。機会があればまたアメリカの個別銘柄に投資をすると思います。
9月の上旬に日本株に投資をする予定です、9月末に配当がある銘柄に投資をしたいと思っています。候補としてはNTTドコモです、予想配当利回りが3.94%は結構お買い得だと思います。

日本株式

  • 2914 日本たばこ産業 タバコ

外国株式

  • VB Vanguard Small-Cap 米国小型株ETF
  • VGK Vanguard European ヨーロッパETF
  • VWO Vanguard Emerging Markets 新興諸国ETF
  • INDA iShares MSCI India ETF インド
  • EWZ iShares MSCI Brazil Capped ETF ブラジル
  • EZA iShares MSCI South Africa ETF 南アフリカ
  • EWW iShares MSCI Mexico Capped ETF メキシコ
  • EWM iShares MSCI Malaysia ETF マレーシア
  • EIDO iShares MSCI Indonesia ETF インドネシア
  • EPHE iShares MSCI Philippines ETF フィリピン

投機

  • ビットコイン
  • イーサリアム
ビットコイン(Bitcoin)、イーサリアムなどの仮想通貨に遊びで投機をしています。
システムとして、時間が経つにつれてコインが稀少になっていくのはバブルを誘発する仕組みな気がします。
少額でよければポイントサイト経由でタダで手に入れることができます。

おすすめの本

 

おすめの投稿

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2017年8月25日金曜日

GLD SPDR Gold Shares のキャッシュセキュアードプット


GLD SPDR Gold Shares のキャッシュセキュアードプット

GLD SPDR Gold Shares のキャッシュセキュアードプットをしました。

今年はあまりオプショントレーディングをしないと年初に報告していたのですが、我慢が出来ずにオプショントレーディングを再開しました。

絶対リターンが確保しやすく、利益になりやすいオプショントレーディングをしないというのはかなり辛かったです。(笑)

まじめな話をすると、オプションを取り入れると運用の自由度、柔軟性がが一気に増すんですよね。

キャッシュセキュアードプットは現金を確保してのプットの売り(ショート)になります。

決められたストライクプライスでETFを購入する代わりにオプションプレミアムも貰うことができます。

ショートしているオプションの概要は以下です。
  • プットオプションのショート
  • 現金は確保
  • 期限:2017年9月15日
  • ストライクプライス:122ドル
期限までに122ドルを超えていればGLDを購入する必要がなく、オプションプレミアムを全額もらえます。

また、期限に122ドルを下回っていると122ドルでGLDを購入することになります。

そもそもGLDを保有しても良い

個人的に120ドル近辺であればGLDを購入してもいいと考えています。

この場合、既に120ドルならGLDを買っていいと判断しているので、キャッシュセキュアードプットはかなりおいしい取引になります。

GLDは基本的に暴落することはあまりありません、まあ下落したとしても115ドル近辺だと踏んでいます。著名投資家である、レイ・ダリオ氏やポールソン氏も120ドル近辺でGLDを買っているので、現在の状況では120ドル近辺が適正価格だと思っています。

急上昇をしてしまうと機会損失となりますが、その場合はまたキャッシュセキュアードプットを高いストライクプライスで行うか、様子見をすればいいでしょう。

まあ、今のタイミングで急上昇をするという確率は低いと思います。2~3ヶ月程度は、たぶんヨコヨコで120ドル近辺をうろうろとしているのではないでしょうか。

オプションを始めるならばKAPPA氏の本がおすすめです。凄く参考になります。日本語で書かれている本としてはベストです。

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2017年8月24日木曜日

アメリカの個別銘柄を全て売却して新興国ETFを購入


アメリカ株を売却して新興国ETFを購入

アメリカの個別銘柄を全て売却して、その資金で新興国ETFを購入しました。

iSharesブランドの国別のETFでポートフォリオを組み直しました。まあ、ポートフォリオの大規模な入れ替えです。

今回の入れ替えで個別銘柄への投資は激減しました。ほとんどがETFでの運用となります。

アメリカの個別銘柄を全て売却

「なんでそんなに頻繁に売買をしているんだ・・・!」
という声が聞こえてきそうですが、アメリカの個別銘柄への投資はサテライト戦略で補助的に投資をしているだけでした。なので、アクティブに売買をして柔軟に運用方針を変更します。

たまに個別銘柄を長期に保有している投資家さんがいますが、そういうのは凄い忍耐力だと思います。

個人的には成長力のある産業は適時入れ替わるので、インデックスを利用した方が合理的だと思います。特定の産業が長期間指数をアウトパフォームすることがありますが、それは過去の話で未来に適応できるかは未知数です。

個別銘柄のストックピッキングでリターンを改善するよりも、インデックスでレバレッジを利用した方がリターンを向上させるのは楽な気がします。

逆に、コア戦略であるVB、VGK、VWOへの投資はバイアンドホールドで頻繁に変更をするつもりはありません。

今回、アメリカ相場も少し下がってきてドルも安くなり利益も圧縮されたので、いいタイミングだと思いポートフォリオの構成を大幅に変更しました。

円建てでの利益が少ない方が税金の支払いが少なくなります。相場が軟調になったときにポートフォリオを変更した方が節税になります。

新興国ETFの購入

2017年に入って新興国は大分値上りしてしまったので、上手いタイミングではないですね。ただ、少なくともポートフォリオが大分分散できたので良しとします。

今までのポートフォリオだと、かなりアメリカの比率が高かったのでバランスが悪かったんですよね。

そもそも「VWO Vanguard Emerging Markets」の中国の比率が高いのをどうにかしたいと思っていました。今回の新規購入で中国の比率を下げられたので、満足しています。



投資セオリーに従えば先進国(アメリカ、EU、日本)の資産のウェートをあげるのが正攻法ですが、個人的にはゼロ金利のカードを切って大規模な金融緩和がしにくい先進国のウェートをあげるよりも、幅広い国に分散をした方がリスクを下げられるのではないかと思っています。

新興国に分散投資してリターンの向上を狙うのではなく、分散投資をしてリスクの低減を図るのを目的にしています。

【売却銘柄】

  • GOOG Alphabet Inc ネット検索
  • MSFT Microsoft Corporation ソフトウェア
  • V Visa Inc クレジットカード
  • MA Mastercard Inc クレジットカード
  • BLK BlackRock, Inc. 金融
  • MO Altria Group Inc タバコ
  • PM Philip Morris Intl. Inc タバコ
  • BTI British American Tobacco PLC タバコ
  • XOM Exxon Mobil Corporation 石油メジャー
  • CVX Chevron Corporation 石油メジャー
  • RDS.B Royal Dutch Shell plc 石油メジャー
  • BP BP plc (ADR) 石油メジャー
  • SLB Schlumberger Limited. 油田サービス


【新規購入銘柄】

  • INDA iShares MSCI India ETF インド
  • EWZ iShares MSCI Brazil Capped ETF ブラジル
  • EZA iShares MSCI South Africa ETF 南アフリカ
  • EWW iShares MSCI Mexico Capped ETF メキシコ
  • EWM iShares MSCI Malaysia ETF マレーシア
  • EIDO iShares MSCI Indonesia ETF インドネシア
  • EPHE iShares MSCI Philippines ETF フィリピン

レイ・ダリオ氏は新興国(エマージング)に強気ですが、それ以外の有名投資家で新興国に大きなポジションをとっている人はあまり多くないです。

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2017年8月23日水曜日

8月22日 Today's Most Active Options

8月22日 Today's Most Active Options


オプションの取引が多かったETFを紹介します。
の情報をもとにしています。

8月22日のアメリカ市場は大きく上昇しました。オプションの取引高ランキングは以下になります。
  • SPY
  • QQQ
  • IWM
  • VXX
  • UVXY
  • EEM
  • XOP
  • FXI
  • EWZ
  • SMH Market Vectors Semiconductor ETF
  • HYG iShares iBoxx $ High Yid Corp Bond
  • XLE
  • GDX
  • GLD SPDR Gold Trust
  • EFA
  • XLF
  • SVXY プロシェアーズ・ショートVIX短期先物ETF
  • USO
  • TLT
メジャーなETFがランキングしています。

個人的にGLD SPDR Gold Trustを利用したキャッシュセキュアードプット(現金確保のプット売り)なんか面白いと思っています。


タイミングが合えば仕掛けようかと思います。ストライクプライスは120ドルが希望ですが122ドル近辺でもいいかな。

後、もう少し株価が回復してボラティリティーが下がってきたら、SPYのプットのロングも面白そうです。(ガントラック氏のマネですけど。)

Today's Most Active Optionsの投稿はあまり人気がないんですよね。ページビューもほとんど伸びないです。まあ、日本でオプションをトレーディングしている人は少ないんだと思います、特に中長期でのオプショントレーディングは少数派だと思います。

手堅く儲けられて、損失が限定されるんでおすすめなんですが、なかなか敷居が高いみたいですね。(絶対リターンを追及するのであれば、オプションはかなり有効な戦略です。)

オプションを始めるならばKAPPA氏の本がおすすめです。凄く参考になります。

2017年8月21日月曜日

原油価格が下落しても現金を稼ぐ石油メジャー

原油価格が下落しても現金を稼ぐ石油メジャー

原油価格が下落していますが、原油価格が1バレル=100ドルの時期よりも石油メジャーは現金を稼いでいるようです。

石油メジャーは原油価格が1バレル=100ドルだった全盛期よりも多くの現金を稼ぎ出していると、米ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
 英BPや英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルなどの石油メジャーは、コスト削減や業務改善により原油安に適応しているとの見方を示した。欧州の石油メジャーは、北海ブレント原油価格の平均が52ドルだった1-6月(上期)に、109ドルだった2014年1-6月よりも多くの現金収入を得た。
石油産業は、ビジネスモデルとして現金を稼ぎやすい業界です。

外部環境には左右されますが、長期間安定して配当を支払っています。
簡素化や標準化、デフレーションの下、石油業界は、現在の環境で原油価格が1バレル当たり100ドルを上回っていた13-14年当時よりも収益性を高め、現金を生み出せる態勢になっている
外部環境はコントロールできませんが、外部環境に合わせて供給を自身で絞れるというのは大きな強みですね。

原油価格を予想することは不可能なので、いつ石油メジャーの業績がよくなるかは不明ですが、現状の原油価格に合わせてビジネスモデルを適合させているようです。

配当が払われていれば石油メジャーへの投資を継続

私としては、配当がそれなりに支払われている限り石油メジャーへの投資は継続です。
歴史的に見て石油メジャーは現金を投資家に還元してきましたし、また他の業界と異なる値動きをするのでポートフォリオの分散に有効だと思います。


ダニエル・ヤーギン氏の本は石油産業を理解するのに役に立ちます。

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2017年8月20日日曜日

8月18日 Today's Most Active Options

8月18日 Today's Most Active Options


オプションの取引が多かったETFを紹介します。


の情報をもとにしています。

ここ最近、スペインのテロやトランプ大統領が白人至上主義を非難しなかったりでゴタゴタして市場のボラティリティも上昇しています。

  • SPY SPDR S&P 500 ETF Trust
  • QQQ PowerShares QQQ Trust, Series 1
  • VXX IPATH SP 500 VIX SHORT TERM FUT ETN
  • IWM iShares Russell 2000 Index
  • EEM iShares MSCI Emerging Markets Indx
  • UVXY ProShares Trust Ultra VIX Short Term Futures ETF
  • GLD SPDR Gold Trust
  • XOP SPDR S&P Oil & Gas Explore & Prod.
  • XLF Financial Select Sector SPDR Fund
  • HYG iShares iBoxx $ High Yid Corp Bond
  • USO United States Oil Fund LP
  • GDX Market Vectors Gold Miners ETF
  • EFA iShares MSCI EAFE Index Fund
  • XLE Energy Select Sector SPDR
  • SVXY ProShares Trust II
  • FXI iShares FTSE/Xinhua China 25 Index
  • SLV iShares Silver Trust
  • XLI The Industrial Select Sector SPDR Fund
  • TLT iShares Barclays 20+ Yr Treas.Bond

といったETFのオプション取引が多いみたいです。

まあメジャーなETFが並んでいます。石油と金関連のETFがランキングしているのが気になりますね。(まあ、GLDの取引が多いのは以前からですが・・・。)

そういえば、新債券王のガントラック氏が2017年7月28日にS&P 500のプット・オプションを買ったそうです。




流石ですね、ボラティリティが低くて株価が高いタイミングで、プットのロングをしています。

  • 株価が下落してもプラス
  • ボラティリティが上昇してもプラス

というポジションが作れます。

短期的にはまだまだ米国株の上昇は続きそうな気がするので、7月の下旬までの水準までS&P 500が戻してボラティリティが低ければ「プットをロング」するのも面白いと思います。

2017年8月17日木曜日

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏は金保有を推奨 ポートフォリオの5~10%


金保有を推奨 ポートフォリオの5~10%

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏は金保有を推奨しています。

割合としてはポートフォリオの5~10%だそうです。

ブルームバーグのニュースでも有名投資家が金をポートフォリオに組み込み始めていることを記事にしています。
ヘッジファンド運営会社ポールソンの14日の米政府への届け出によれば、同社は6月末時点で金連動型上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・シェアーズ」436万口を保有しており、1-3月と変わらずだった。
リーマンショックの時に大儲けをしたポールソン氏は引き続き金を保有しているようです。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツは4-6月にSPDRをポートフォリオに加え、57万7264口、6810万ドル(約75億円)相当を購入した。
ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏もポートフォリオに金を追加したようです。

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏の金ポジション

取得単価ですが、
  • SPDR ゴールド・シェア(GLD):$119.57
  • Iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU):$12.09

ということは、SPDR ゴールド・シェア(GLD)を購入する場合、$120程度であればレイ・ダリオ氏が妥当と考えた価格で金を購入できると考えられます。

2017年4~6月の間に$120程度で投資しているようなので、今のタイミングであれば個人投資家も真似をすることができます。

ジョン・ポールソン氏の金ポジション

取得単価ですが、

  • SPDR ゴールド・シェア(GLD):$124.77



ジョン・ポールソン氏のSPDR ゴールド・シェア(GLD)の取得単価は$124.77になります。

レイ・ダリオ氏よりも多少高い取得単価ですが、ともに$120近辺です。スーパー投資家の判断では120ドル近辺が一つの基準となっているのかもしれませんね。

テンプルトン・グローバル・アドバイザーズについて

テンプルトン・グローバル・アドバイザーズはカナダの産金会社バリック・ゴールドの保有株式を増やした。
産金会社の株を購入するという方法もあります。レイ・ダリオ氏も産金会社の株式に投資をしています。

金はポートフォリオの5~10%

一般的に、金はポートフォリオの5~10%を保有するのが良いと言われています。
ブリッジウォーターを運営する資産家のレイ・ダリオ氏はリンクトインへの投稿で「将来のリスクが高まっており、価格に適切に織り込まれていないもようだ」と指摘。投資家に対し、資産の5-10%を金に配分するよう推奨している。
あまりに金のウェイトが大きすぎても期待リターンが低くなりますし、逆に少なすぎてもポートフォリオへの影響が少なくなります。

そう考えると5~10%というのはバランスの良い水準だと思います。



関連投稿


2017年8月15日火曜日

日本とアメリカの戦争銘柄


日本とアメリカの戦争銘柄

日本とアメリカの戦争銘柄を紹介します。

トランプ大統領の北朝鮮への発言を受けて、だんだんと緊張が高まってきています。市場のボラティリティーも増してきています。

細谷火工 (4274)

照明弾や発煙筒など防衛省向け販売がほぼ半分を占める会社です。

興研(7963)

防毒マスクを製作している会社です。

石川製作所(6208)

機雷・弾火薬を作っている会社です。
段ボール印刷機や繊維機械(レピア織機など)などを製造、販売するメーカーとして有名です。


豊和工業 (6203)

防衛省向けの小火器(小銃など)を作っている会社です。
メインは工作機械、油圧機器、特殊車両、防音サッシなどの製造です。

東京計器 (7721)

防衛省向けにレーダー装置をを作っている会社です。
船舶港湾機器、油空圧機器、流体機器、防衛・通信機器の開発・製造・販売及び修理を主な事業とする会社です。

三菱電機(6503)

戦闘機関連の事業があります。
一般的な認識としては、日本の大手総合電機メーカーで、三菱電機グループの中核企業といったほうがピンとくると思います。

沖電気工業 (6703)

ATMなど情報通信システム、プリンタ、EMSの3本柱ですが、潜水艦ソナーも作っています。

小松製作所 (6301)

建設機械で世界2位で有名な会社ですが、対戦車榴弾も作っています。
ちなみに、キャタピラーも軍関連の製品を製造しています。建機と軍需というのは相性がいいのかもしれませんね。

三井造船 (7003)

防衛省向けで護衛艦を建造しています。
造船、機械、プラントなどを手掛ける三井系の重工業メーカーです。

川崎重工業 (7012)

潜水艦を作っています。
オートバイ・航空機・鉄道車両・船舶などの輸送機器、その他機械装置を製造する会社です。

三菱重工業 (7011)

哨戒ヘリコプターを作っています。
日本最大の機械メーカーです。製品数は700を超え、「機械のデパート」とも呼ばれるそうです。主力製品は、船舶・エネルギー関連機器・産業機械・航空機・ロケットなどがあります。また、鉄道車両(リニア・電気機関車・懸垂型モノレール・新交通システム・LRVなど)の製造、エアコンや事業所向け大型冷凍機、産業向け工作機械、ターボチャージャー、ETCシステムの製造でも知られています。

IHI (7013)

哨戒機エンジンを作っています。
重工業を主体とする日本の製造会社となります。

ロッキード・マーチン

軍事向けの売上高は全体の約80%を占めています。
戦闘機のF-16ファイティングファルコン、F-35ライトニングⅡ、F-22ラプターといった、第5世代ジェット戦闘機と呼ばれる最新鋭のステルス型戦闘機を作っています。
軍事用情報システム、ミサイル防衛システムなど軍事用の統合的な情報通信ソリューションサービスの開発もしています。

レイセオン・カンパニー

兵器売上高の割合は約86%で、大手軍事企業の中でもトップレベルになります。
軍事用レーダーなどを扱う海上・航空の防衛システム、サイバーテロ防衛や情報収集システムを扱うインテリジェンス・サービス、またミサイルを製造するミサイル防衛システムが柱です。特にミサイルメーカーとしては世界一で、巡航ミサイルのトマホーク、地対空ミサイルのパトリオット、中射程空対空ミサイルのスパローを作っています。

L3コミュニケーションズ・ホールディングス

軍事用の電子機器メーカーで、積極的な企業買収で大手になりました。
米国防総省への売上げが全体の70%近くを占めます。中心は防諜報活動や監視・偵察用などの通信システムの提供ですが、民間軍事企業であるミリタリー・プロフェッショナル・リソーシズ(MPRI)も保有しています。

テクストロン

防衛から金融まで幅広く展開するコングロマリット企業です。
軍需としては、本土防衛の情報システムやヘリコプター製造などがあります。多角経営企業なので兵器輸出の割合はあまり高くありません。ただ、ベル・ヘリコプターなどは有名です。また、オスプレイの共同開発企業でもあります。同社のホームページでは、世界で使用されているヘリコプターの3台に1台がベルブランドとのことです。

プレシジョン・キャストパーツ

世界的な複合金属製品メーカーになります。
航空機用の金属鋳造製品、ガス・タービン用の鍛造品、本体フレームやエンジン、着陸用ギアなどに使用される産業用特殊ネジを作っています。航空宇宙産業中心の会社なので、兵器用売上高の割合は低くなっています。

ハネウェル・インターナショナル

世界的な航空宇宙機器メーカーになります。
軍事用の航空機、ヘリコプターやミサイルなどに搭載する統合電子機器、エンジン、機器システムや降着装置などを作っています。米国以外では日本が最大の顧客で、ハネウェルジャパンという日本法人もあります。

ゼネラル・ダイナミクス

軍事用重機械メーカーになります。
軍事産業のコングロマリットで、軍事関連の売上高は80%を超えています。
主力製品は、原子力潜水艦、M1エイブラムス戦車、ストライカー装甲車などがあります。その他、複数の銃身が回転しながら連射するガトリング式機関砲(バルカン砲)も作っています。

ノースロップ・グラマン

航空機・艦船製造の最大手企業です。
航空機分野では、ステルス戦略爆撃機のB-2スピリット、艦上戦闘機のF-14 トムキャット、早期警戒機のE-2 ホークアイ、無人偵察機のRQ-4グローバル・ホークなどが主力となります。艦船分野ではミニッツ級航空母艦やロサンゼルス級原子力潜水艦などを作っています。

ボーイング

航空機メーカーです。
売上高ベースで見ると、軍事部門が約40%程度を占めています。戦闘攻撃機のF/A-18E/Fスーパーホーネット、大型輸送用ヘリコプターのCH-47チヌーク、攻撃ヘリコプターのAH-64アパッチ、航空自衛隊の主力戦闘機でもあるF-15イーグルなどを作っています。また、チルトローター機「オスプレイ」も関連会社が共同開発しています。

ユナイテッド・テクノロジーズ

傘下に空調設備メーカー、エレベーター・エスカレーターメーカー、燃料電池メーカー、セキュリティ会社など、様々な業種の事業会社を持つコングロマリットです。
軍事向けの比率はそれほど高くありませんが、保有する子会社(シコルスキー・エアクラフトなど)は軍事関係での最大手企業が多数あります。


2017年8月14日月曜日

ビットコインがまた史上最高値を更新


ビットコインがまた史上最高値を更新

8月12日、ビットコインがまた史上最高値を更新を更新しました。

1ビットコインが410,939円程度で取引されています。

8月上旬にハードフォークが実施されましたが、その影響はどこ吹く風でまた史上最高値を更新しました。

ハードフォーク前はこれでビットコインバブルもはじけたとか言われていましたが、全然そんなことはありませんでしたね。
だんだん世間の風向きも、ビットコインを含めた仮想通貨を無視できなくなってきたようです。
総資産が1200億ドル(約13兆2000億円)に膨らんだ仮想通貨市場。今年に入って3倍強に値上がりしているビットコイン。機関投資家がこれらを無視することはますます難しくなりつつあるというのがゴールドマン・サックス・グループの見解だ。
ゴールドマンサックスですらこのような見解を出しています。
電子取引所とブロックトレード、オプションが近く可能になる。個人投資家はオンライン取引所で売買しているが、規模の小ささやボラティリティーが理由で機関投資家はこれまで仮想通貨市場にほとんど参加してこなかった。しかし、ブロックトレードは大規模な注文の執行を容易にする。ビットコインのオプションはオフショア取引所で売買されているが、年内に米国内でも取引できるようになる。 
ビットコインのオプション取引が盛んになれば一気に仮想通貨の利用価値は上がると思います。

投機的な需要でなく、 送金などの利用をしたい実需の利用者にも便利になりますね。

ビットコインを購入して、プットオプションを購入すれば下落による損失を防ぐことができます。

通常の貨幣の送金代よりもプットオプションの購入代の方が安ければビットコインを利用した方が合理的です。

個人的には株式の方が資産運用に向いている

私自身は仮想通貨のコンセプトは面白いと思いますが、別に金利もつかないので積極的に投資をするつもりはありません。

株式に投資をして、リスクプレミアムを集めた方が長期的にはビットコインに投資をするよりも安全で儲かると思っています。

ただ、少しだけ仮想通貨に投機をして遊んでいます。詳細は以下のブログで書いています。(このブログは投資ブログなので、あまりビットコインの投稿が多くなると邪魔だと思ったので、ブログを分けています。)


ポイントサイトでタダで手に入れた分で仮想通貨に投機をして遊んでいます。

2017年8月13日日曜日

S&P500の均等加重株価指数は時価総額加重平均よりもリターンが良い

S&P500の均等加重株価指数は時価総額加重平均よりもリターンが良い

S&P500の場合ですが、
  • 均等加重株価指数 > 時価総額加重平均株価指数
となるようです。

もう少し簡単に言うと、
  • 全ての銘柄を均等に買ったリターン>時価総額が大きい銘柄を多く買ったリターン
ということになります。

均等加重株価指数

ざっくり言うと、S&P500の構成銘柄を全て均等に購入します。
そうすることで、時価総額の大きくない株価の影響が強くなります。結果的にバリュー寄りの銘柄を多く保有します。

時価総額加重平均

簡単に言うと、時価総額を考慮した銘柄構成となります。
アップルのような時価総額が大きい株のシェアが大きくなります。結果的にグロース寄りの銘柄を多く保有します。

Guggenheim S&P 500 Equal Weight ETF

グッゲンハイムS&P500・イコール・ウェイト・ETF(RSP)というETFがあります。
S&P500均等型インデックスとの連動を目指すETFで結構昔からあり、人気もあるようです。
ファンドの概要は以下になります。
  • 運用開始:2003年4月
  • 年間経費率:0.40%
モーニングスターのレーティングも悪くないです。

資産額も$13,414,045,456(1.46兆円)と大きいので、それなりに人気があるETFみたいですね。

S&P500とグッゲンハイムS&P500・イコール・ウェイト・ETFのリターンの比較


最長の運用開始である2003年4月からの比較だと
  • RPS:11.70%>S&P500:9.37
となり、
  • 2.33%、グッゲンハイムS&P500・イコール・ウェイト・ETFが勝利
均等加重株価指数のほうが時価総額加重平均を上回っています。

シンプルな戦略ですが、通常の指数を上回っています。指数を長期的にアウトパフォームするのは難しいので、均等加重というのは優位性がありそうです。

リーマンショック時にも戦略が有効に機能しているというところもポイントですね。

まとめ

新興国(エマージング)だと均等加重株価指数はリターンを改善しませんでしたが、アメリカ市場だと均等加重株価指数はリターンを改善するようです。
戦略としては、かなりシンプルなので個人投資家もこの考え方を取り入れるのは、ありだと思います。

米国株投資で有名なバフェット太郎氏はこの考え方を背景にしているのではないかと思っています。

バフェット太郎氏は炎上芸を得意としており、きっと炎上芸でPVを稼いでアフィリエイトによる報酬を最大化し、その報酬を投資に回しているのでしょう。炎上芸が気にならないのであれば勉強になるブログだと思います。

もしくは、バリュー系の戦略の方が長期的には優位性があるのかもしれません。
(バリュー系の戦略が機能するのはある程度市場が効率的である必要があるのかもしれません。)

2017年8月12日土曜日

【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が保有している素材セクターについて


【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が保有している素材セクターについて

2017年3月のF13よりブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates, LP)のレイ・ダリオ氏(Ray Dalio)が保有している素材セクターの銘柄を調べました。

保有額が多い順に紹介をしています。

感想としては、金関連の事業を展開している多く投資をしている印象があります。

金について

もともと、レイ・ダリオ氏はポートフォリオの分散、リスク低減、相関係数の関係から一定数の金を保有すべきだとアドバイスをしています。
レイ・ダリオ氏自身も金に強気なようですし、個人投資家に対するアドバイスでも金の保有を勧めています。

資源メジャーについて

BHPビリトン、リオ・ティント、ヴァーレなんかは個人投資家の間でも人気のある資源メジャーですね。

金関連株について

フランコ・ネバダ、ニューモント・マイニング、ゴールドコープ、アグニコ・イーグルス・マインズ、ランドゴールド・レス・リミテッド、ロイヤル・ゴールド、アングロゴールド・アシャンティ・リミテッド、キンロス・ゴールド、ゴールド・フィールズ、ヤマナ・ゴールド、エルドラド・ゴールド、SIBANYE GOLD LTD、ニュー・ゴールド
などに投資をしているようです。

金関連の株については、黄色で強調しています。

ニューモント・マイニング、ゴールドコープは個人投資家の間でも金関連の会社として有名ですが、それ以外の会社については、初めて聞いた会社が沢山ありました。

CLF

クリフス・ナチュラル・リソーシズ
鉱業・天然資源会社

BHP

BHPビリトン
2001年に豪州BHP社と、イギリスのビリトン社の合併により成立した世界最大の鉱業会社

RIO

リオ・ティント
イギリスに本拠を置く多国籍の鉱業・資源グループにして、資源メジャーの一角。鉄鉱石、原料炭、銅、アルミニウム、ダイヤモンドなどで大きな産出量シェアを持つ。

VALE

ヴァーレ
鉄鉱石の生産・販売で世界シェア首位の総合資源開発企業。リオ・ティント、BHPビリトンと並ぶ鉄鉱石メジャー

FNV

フランコ・ネバダ
金に焦点を当てたロイヤリティ・ストリーミング企業

NEM

ニューモント・マイニング
金鉱山の探査、権益獲得

GG

ゴールドコープ
金を中心とする貴金属の探鉱、開発、権益買収などを手がける。カナダ、米国、ラテンアメリカで事業を展開。カナダでは、Red Lake(レッドレイク)鉱山、Éléonore(エレノア)鉱山、「Porcupine(ポーキュパイン)鉱山、Musselwhite(マッスルホワイト)鉱山などを 保有。米国では、South Arturo(南アルトゥーロ)金探査プロジェクトのDee(ディー)鉱区に40%に出資。ラテンアメリカでは、メキ シコのPeñasquito鉱山、Los Filos鉱山などの権益を保有するほか、ドミニカ共和国、アルゼンチン、グアテマラ、チリの一部鉱山 にも出資している。

AEM

アグニコ・イーグルス・マインズ
カナダ、フィンランド、メキシコにおいて、鉱物の探鉱、開発、生産に従事。主に、金、銀、銅、亜鉛、鉛の探鉱。

SLW

シルバー・ウィートン
シルバーとゴールドの販売にも従事する鉱山会社

X

ユナイテッド・ステイツ・スチール
総合鉄鋼生産企業

GOLD

ランドゴールド・レス・リミテッド
サブサハラ・アフリカの金鉱床を探査・開発する会社になります。 同社はマリ西部のLoulo鉱山とGounkoto鉱山、 コートジボワールの北にあるナイエル開発許可証内にあるトンゴン鉱山などで事業を行っています。 コンゴ民主共和国にあるキバイ鉱山 2013年12月31日現在、金額は15Mozであるとされています。 同社は1995年に設立され、Channel IslandsのSt. Helierに拠点を置いています。

LYB

リヨンデルバセル・インダストリーズ クラスAプラスチック製品、化学製品、燃料製品の製造会社

SCCO

ササン・コッパー
銅、モリブデン、亜鉛及び銀を生産

FCX

フリーポートマクモラン
主力の銅とモリブデンに加え、金も採掘する。米西部、ペルー、チリ、コンゴ民主共和国、インドネシアで鉱山を開発・運営するほ か、スペインに銅の製錬所、米国各地に銅精錬や線材生産の拠点を保有している。品目別の生産量は、銅が40億1700万ポン ド、金が125万7000オンス、モリブデンが9200万ポンド(2015年12月期末)。傘下のインドネシア鉱山で大規模な争議。11年、賃 上げ要求ストに端を発した労働争議で一部設備が破壊され、一時的な生産停止に追い込まれた。その後、同年末にかけて収 束。労使交渉を経て、賃上げなどで合意に至った。社名変更。14年7月、「Freeport-McMoRan Copper & Gold Inc.」から 「 Freeport-McMoRan Inc.」に改称した。傘下企業をスピンオフ。15年6月、「フリーポート·マクモランオイル&ガス」のIPOを申請 した。

PX

プラクセアー
北米、欧州、南米、アジアで大気ガス、プロセスガス、表面コーティング材の生産、供給、販売に従事。取り扱う製品は酸素、ヘリウム、窒素、特殊ガスなど。

RGLD

ロイヤル・ゴールド
貴金属ロイヤルティの取得管理

AU

アングロゴールド・アシャンティ・リミテッド
金鉱山探査会社として事業を行っています。 副産物として銀、酸化ウラン、硫酸を生成します。 同社には、南北アメリカ、南アフリカ、コンチネンタルアフリカ、オセアニアのオープン坑道と地下鉱山、表面冶金工場からなる20の事業所があります。 2013年12月31日現在、約6790万オンスの鉱石埋蔵量が確認されています。 AngloGold Ashanti Limitedは1944年に設立され、南アフリカのヨハネスブルグに本社を置いています。

KGC

キンロス・ゴールド
金の採掘とその関連の活動に従事

TECK

テック・リソーシズ・リミテッド
米州、アジア太平洋、ヨーロッパ、アフリカの天然資源を探索、開発、生産しています。 主な製品には、銅精鉱と陰極銅を含む銅; 製鋼用石炭; 精製された亜鉛および亜鉛濃縮物。 また、鉛、モリブデン、ゲルマニウム、インジウム、カドミウムも生産しています。 金と銀; 工業用化学薬品; 肥料や硫黄製品、電力などが含まれます。 さらに、アルバータ州のアサバスカ地域でのオイルサンド事業も手掛けています。 カナダ、米国、チリ、ペルーの13の鉱山を所有しているか、または保有し、冶金施設を運営しています。 同社は以前はTeck Cominco Limitedとして知られていましたが、2009年4月にTeck Resources Limitedに社名を変更しました。Teck Resources Limitedは1906年に設立され、カナダのバンクーバーに本社を構えています。

GFI

ゴールド・フィールズ
南アフリカ・ヨハネスブルグに本社を置く、大手産金業者。南アフリカ3大産金業者の1社にして、同国最大の確認埋蔵量を保有する。 同国最大の確認埋蔵量を保有する。

AUY

ヤマナ・ゴールド
カナダを拠点とした金生産会社

TAHO

Tahoe Resources, Inc.
タホー・リソーシズ社は、子会社と共に米州で貴金属を探査、生産しています。 同社は主に銀、金、鉛、亜鉛を製造しています。 主なプロジェクトには、グアテマラ南東部に位置するEscobalプロジェクトが含まれます。 同社は以前はCKM Resources Inc.として知られており、2010年1月にTahoe Resources Inc.に社名を変更しました.Tahoe Resources Inc.は2009年に設立され、ネバダ州リノに本社を置いています。

EGO

エルドラド・ゴールド
世界中において、金鉱探査・開発・採取・加工に従事

SBGL

SIBANYE GOLD LTD
金鉱業会社Sibanye Gold Limitedは、南アフリカで地下および地金事業を所有、運営しています。 その主な特性は、約8,561ヘクタールをカバーするDriefontein Operations、 Kloof Operationsは約20,087ヘクタールをカバーしています。 West Witwatersrand地域のCooke Operation、およびFree State州南アフリカの約16,821ヘクタールの地域をカバーするBeatrixの運営が含まれます。 同社は2002年に設立され、南アフリカのLibanonを拠点としています。

IP

インターナショナル・ペーパー
印刷紙、包装資材、木材、化学品などの製造販売

NGD

ニュー・ゴールド
自然資源の取得、探査、開発に従事する金鉱会社

TRQ

ターコイズ・ヒル・リソーシズ
国際的な鉱物探査·開発会社

SEE

シールド・エアー
包装・機能性素材及び包装システムの開発製造

VMC

バルカン・マテリアルズ
建築用骨材および、アスファルト材、コンクリートおよびセメントの製造企業

APD

エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ
水素およびヘリウム製造・販売

CCK

クラウン・ホールディングス
消費財用パッケージング製品の設計、製造、販売

PKG

パッケージング・コーポレーション・オブ・アメリカ
米国で段ボール紙、段ボール製品を製造。その他にも多色刷りの箱および展示物、食肉用ボックス、農産物用のボックスなどを扱う。

CE

セラニーズ クラスA
化学品および先端材料のメーカー

関連投稿


2017年8月11日金曜日

ボラティリティー指数(VIX)が大幅上昇 16を記録



ボラティリティー指数(VIX)が大幅上昇

VIXは、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数になります。

「恐怖指数」とも呼ばれていて、市場のセンチメントを表します。

トランプ大統領が北朝鮮に圧力をかけた発言をしたことで、急上昇しました。

「北朝鮮が脅しを続けるならば「炎と怒り」に見舞われることになる」と発言したそうですね。

現在のボラティリティー指数(VIX)は16

現在、VIXは16を上回っていますが、これは米大統領選挙以降初めてになります。

トップの画像は6か月間のチャートとなりますが、8月10日にVIXが急上昇していることがわかると思います。

平時にはおおむね20~30の範囲で推移します。

30~40は節目の数字になり、この辺りになると株式が下落することが多く、長期投資家には絶好の買い場になります。短期のトレーディングで儲けるには難しい相場なので素人は参加しない方がいいと思います。
  • 2008年のリーマン・ショック ⇒ 80以上まで急騰
  • 2015年夏の中国人民元の切り下げ後 ⇒ 47まで上昇
  • 2016年6月に英国の欧州連合(EU)からの離脱方針が決まった翌日 ⇒ 40を超える
最近の代表的なイベントと、VIXの関係は以上になります。

ニュースになるようなイベントの際には株価の下落をともないながらVIXが急上昇します。

VIXが16というのは過去のデータから見るとまだまだ序の口といったところですね。

私もVIXは活用していて、20~30になったらできるだけ株式を購入するようにしています。

40を超えると株式の下落も大きく、投資うま味が増します。まあ、このタイミングで購入ができれば長期的にみたらまず負けないと思いますよ。

関連投稿


ボラティリティー指数(VIX)の簡単な解説があります。

2017年8月9日水曜日

【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏のポートフォリオ セクター別の割合


【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏のポートフォリオ セクター別の割合

ブリッジウォーター・アソシエイツ(BRIDGEWATER ASSOCIATES, LP)のレイ・ダリオ氏(Ray Dalio)のポートフォリオの、セクター別の割合と保有銘柄を調べました。

ポートフォリオの概要は以下の投稿を参考にして下さい。

セクター別のシェア

  1. エネルギー:22.67%
  2. 一般消費財:17.95%
  3. 素材:15.55%
  4. ヘルスケア:13.87%
  5. テクノロジー:12.59%
  6. 工業:5.98%
  7. 金融:5.41%
  8. 生活必需品:3.48%
  9. 公益事業:1.51%
  10. 通信:0.99%
セクター別のシェアはこのような順番になっています。
エネルギー、一般消費財、素材のシェアが高いのが特徴的ですね。

エネルギーセクターの詳細



SWN、DVN、NE、ESV、COP、PBR、BP、CVX、XOM、EOG

上位の10銘柄は以上になります。
大手の石油メジャーだけでなく、色々なエネルギー関連の企業に投資をしています。
スーパー投資家でエネルギーセクターに強気というのは特徴があると思います。

一般消費財セクターの詳細



M、GME、IPG、BBBY、KORS、DIS、SPLS、KSS、LULU、LEN
上位の10銘柄は以上になります。

私はあまり一般消費財セクターの株に詳しくないので、知らない企業が多いです。
一般消費財セクターが17.95%となっていて、2番目のシェアを占めています。

素材セクターの詳細



CLF、BHP、RIO、VALE、FNV、NEM、GG、AEM、SLW、X
上位の10銘柄は以上になります。
BHP、RIO、VALEなんかはグローバルな大企業で日本の個人投資家の間でも人気がありますね。個人的にも素材セクターは少し興味があります。

Franco Nevada Corp(FNV)についてですが、
フランコ-ネバダ (Franco-Nevada Corporation) 、資源採掘権取得および投資会社になります。 投資対象は、地理的に安全な国における貴金属・卑金属および石油・天然ガスなどの権利と採掘権となります。金関連の銘柄としても有名です。

レイ・ダリオ氏が投資している金関連の銘柄を調べるというアプローチも面白そうです。

ヘルスケアセクターの詳細


ENDP、ESRX、BIIB、AET、DVA、MCK、AMGN、ABC、UTHR、ILMN
上位の10銘柄は以上になります。

テクノロジーセクターの詳細



INTC、INTU、IBM、ADS、MU、ADBE、RHT、JNPR、NTAP、MCHP
上位の10銘柄は以上になります。

2017年8月8日火曜日

ウォーレン・バフェット氏の現金が1000億ドル(約11兆円)

ウォーレン・バフェット氏の現金が1000億ドル(約11兆円)

ウォーレン・バフェット氏が経営するコングロマリット、バークシャー・ハサウェイの現金が1000億ドル(約11兆円)になったそうです。


バフェット氏が50年余りにわたって経営するコングロマリット、バークシャー・ハサウェイは4日、4-6月(第2四半期)末の手元現金が1000億ドル(約11兆円)弱だったことを明らかにした。
新たな投資先探しが難航する一因は長年にわたる強気相場かもしれない。株価が高値更新を繰り返す中、魅力あるディールを見つけることが一段と難しくなっている
手元現金の積み上がりはバフェット氏が適切な機会を待つ姿勢の表れでもあり、相場の調整や弱気相場になればバークシャーの投資は加速する可能性がある
巷ではアメリカ株が割高か割安かの議論が良く聞かれますが、 ウォーレン・バフェット氏は現金の投資先があまりないようですね。

ウォーレン・バフェット氏あITバブルの時にもバブルに踊らないで現金を保有したという逸話があります。

ちなみに、ウォーレン・バフェット氏は「アメリカの金利が低いので株式に魅力がある」と発言しています。

超低金利の現状から考えると株式に魅力はあるけれど、ボトムアップのアプローチからはバークシャー・ハサウェイの巨額の資金を吸収できるほどの大型で魅力的な案件は少ないという処ではないでしょうか。

個人的には相場の天井を予想するのは特に難しいと考えているので、アセットアロケーションに従い粛々と投資を継続するのが良いと考えています。

アセットアロケーションに従って値下がりしている資産に資金を投入すると、結果的に割高な資産を買わないで済むことが多いです。

2017年8月7日月曜日

13Fを利用してスーパー投資家、著名投資家のポートフォリオを確認する方法



13Fを利用してスーパー投資家、著名投資家のポジションを確認する方法

13Fを利用すると、スーパー投資家、著名投資家のポートフォリオ、ポジションを確認することができます。

13FはSECのサイトで一般に公開されている情報なので、無料で利用することができます。タイムラグとして45日ほど遅れてしまいますが、スーパー投資家のポートフォリオ真似することも可能です。

投資スタイルが中長期のスーパー投資家のポートフォリオは個人投資家が投資をする際に参考になります。

13Fとは

1億ドル以上の報告資産対象を運用する機関投資家に、その内容の提出を義務付けるものです。

報告対象資産

報告対象資産は以下になります。
  • 米国内の上場株式
  • 株式関連のオプション取引のロング・ポジション
ちなみに、以下については届け出の対象外です。注意をしてください。
  • ショートポジション
  • 債券
  • 米国外のポジション

締切

四半期末から45日後になります。

四半期末から45日が提出期限になるので、2月中旬、5月中旬、8月中旬、11月中旬にSECのサイトの情報が更新されます。

中長期保有の投資家の情報は特に有益

中長期保有の運用スタイルの投資家の情報は特に有益です。

超短期売買のクオンツ系の投資家の情報はF13ではあまり参考になりませんが、中長期で保有するスタイルの投資家のポートフォリオは非常に参考になります。

特に、対象としている投資家が購入した後でさらに株価が下げている場合などはチャンスになります。著名投資家が割安と判断した価格からさらに低い値段で購入できる機会になります。

特に、前回のF13の資料と比較してどれくらいのポジションを保有しているか、株価が上下したときにどのように対応しているか確認するのが良いでしょう。

中長期投資の場合で、スーパー投資家が保有をしていて、かつ継続的に買い増しをしている場合は、個人投資家も参考にして良いと思います。
例えば、レイ・ダリオ氏の場合は数年前から新興国に投資をしており、継続的に買い増しをしています。

レイ・ダリオ氏(Ray Dalio)のポジションとその調査の方法は「靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資」の靴磨きおじさん氏のような使い方が適切だと思います。
過去のF13の内容をさかのぼり著名投資家が大きなポジションをとっている株式を調べるのも面白いですね。

実際の調べ方

  1. SECに行く。U.S.SECURITIESandEXCHANGECOMMISION(証券取引委員会)の略です。
  2. 「FILING(ファイリング)」を選択します。
  3. 「companyfilingsearch(企業検索)」で検索
  4. バフェット氏のであれば「BERKSHIRE HATHAWAY」で検索、今回の検索結果の場合は真ん中の「BERKSHIRE HATHAWAY INC」をクリックする。
  5. クリックすると色々な書類が表示されるので、「13F-HR」キャプチャー画面の一番下のリンク、「document」をクリックする。
  6. その中から「13F-HR」の「form13fInfoTable.html」を選択すると、バフェット氏のポートフォリオの銘柄、株数、所有金額などが出てきます。データを取り出してエクセルなどに貼り付け金額順などにすると見やすいです。

四半期末から45日が提出期限になるので、2月中旬、5月中旬、8月中旬、11月中旬に更新されます。

ちなみに、レイ・ダリオ氏のブリッジウォーターであれば「Bridgewater Associates」で検索します。(ちなみに、F13ではショートしているポジションは公開されていないので注意が必要です、レイ・ダリオ氏(Ray Dalio)は様々な投資手法を活用していると思われます。)

参考となるリンクを紹介します。
「ハーバード・ビジネス・スクールの投資の授業」にF13の活用方法の解説が数ページあります。詳細な説明はないですが、F13について説明している本は少ないので気になった人は図書館で借りてもいいかもしれません。

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2017年8月6日日曜日

JT 日本たばこ産業 (2914)から株主優待の案内が届く

JT 日本たばこ産業 (2914)から株主優待の案内が届く

2017年8月5日に、JT 日本たばこ産業 (2914)から株主優待の案内が届きました。

権利確定日が2017年6月末だったので、約2か月と1週間で株主優待の案内が届いた計算になります。

本案内に従って希望の株主優待を選ぶと9月頃に株主優待が届くそうです。

個人的には、株主優待みたいに物で釣るのではなく、しっかりと現金=配当で株主還元をして貰って欲しいです。

欲を言えば、アメリカのように四半期ごとに配当があるのがいいですね。

特にアメリカは配当の権利確定から現金が振り込まれるまでの時間の1ヶ月程度と短く、非常にスピード感があると思います。

早く現金が貰えると投資に回すことができて資産運用の効率があがります。

逆に日本は配当の権利が確定してから、実際に現金が振り込まれるまで3ヶ月程度の時間がかかります。

アメリカの配当を支払うスピードを見ていると、どうしても日本の支払いタイミングは遅く感じてしまいます。

とは言っても、なかなか日本の習慣は変わらなそうなので、株主優待が貰える時はしっかいと株主優待をゲットして生活の足しにしようと思います。

JTは株主優待もしっかりしていて、ビジネスモデルも収益性が高いのでバランスがとれた会社だと思います。



愛すべきキャラクターの桐谷さんは株主優待投資家ではなく株主優待投資家タレントだと思います。

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2017年8月5日土曜日

グッゲンハイムMSCIエマージング・マーケット・イコール・ウェイトETF(EWEM)とiシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF(EEM)とバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を比較


グッゲンハイムMSCIエマージング・マーケット・イコール・ウェイトETF(EWEM)とiシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF(EEM)とバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を比較


「グッゲンハイムMSCIエマージング・マーケット・イコール・ウエイトETF」(ティッカー:EWEM)は「MSCI新興市場均等加重インデックス」に連動するように設計されたETFになります。



ポイントは以下になります

  • 各国の保有比率が同じ、国の偏りがない
  • 均等加重株価指数に連動するので小型株の影響が大きい



均等加重でない指数に連動するVWOはGDPが大きい国(中国)や大型株に影響を受けやすくなります。

その点、均等加重の指数だと、大国の影響が少なく比較的小規模な国の影響が出やすくなります。

一例といて、中国の比率が低く、コロンビアの比率が高くなったりしています。

どうしても普通の指数だと大型グロース株、資産価格が割高となっている国や株式の影響を受けやすくなります。

バリュー投資志向の投資家は、均等加重というアプローチはしっくりくるんですよね。

EWEMとEEMとVWOの比較

EWEMとEEMとVWOの比較をしてみました。

1年間のリターン



  • EWEW:15.53%
  • EEM:22.19%
  • VWO:17.21%
EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良いです。


5年間のリターン


  • EWEW:4.94%
  • EEM:11.15%
  • VWO:7.11%
EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良いです。

最長のリターン(2010年12月17日から)


  • EWEW:-16.19%
  • EEM:-6.76%
  • VWO:-9.56%
EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良いです。

まとめ

ほとんどの期間を通して、EEM>VWO>EWEMの順にリターンが良い傾向があります。

残念ながら均等加重にするとリターンが良くなるというわけでもなさそうですね。


ファンドのリターン表ですが、通常の指数(EEMやVWO)を明らかにアウトパフォームしているというわけでもないです。

ただ、構成国からわかるように、かなり小規模な国も比較的大きなポジションをとっているので、EEMやVWOと比較するのは適当ではないかもしれません。

EEMやVWOとは別物のETFになっている気がします。それこそ、EWEMだと中国よりもコロンビアの比率が大きくなっています・・・。



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2017年8月4日金曜日

VWOのデメリット、問題点は中国の比率が高い



VWOのデメリット、問題点は中国の比率が高い

VWO(Vanguard FTSE Emerging Markets ETF)はバンガードの新興国に分散投資をするETFになります。

何となく新興国に幅広く偏りなく分散をされていると思い込んで保有国を調べていないと、中国が大幅に下落したときに痛い目をみるので注意をして下さい。

デメリット、問題点

デメリット、問題点は
  1. 中国に比率が高い
  2. 韓国が含まれていない
というのが大きなデメリットであり注意点になります。

個人的には「中国の比率が高い」という点があまり好きなれません。
(私自身はあまり気にしていませんが、韓国はVWOには含まれていません。)

多くの人は、BRICsに均等に偏りなく分散されていると考えていると思いますが、
  • 中国の比率:29.0%
  • 台湾の比率:16.1%
となっています。

何と中国1国だけで「29.0%」の保有額になるんですね~。

台湾はどこに属するのかという問題に踏み込むときりがないのでスルーをしますが、かなりの部分を中国が占めているというのはわかると思います。

他のBRICsの比率

ちなみに他のBRICsの比率は
  • ブラジル:7.6%
  • ロシア:3.6%
  • インド:11.9%
BRICsだけを取り出すとシェアは以下のようになります。


個人的には、インドやブラジルの比率が低いのはあまり好ましくありません。

インドはそこそこ保有比率が高いですが、ブラジルの保有比率は少し低い気がします。(単純にブラジルの株価が安いのでバリュー投資家としてはブラジル株が欲しいだけの気もしますが・・・)

若年人口の増加が見込まれる将来有望な国の比率も低い

また、若年人口の増加が見込まれる将来有望な国として
  • 南アフリカ
  • メキシコ
  • マレーシア
  • インドネシア
  • フィリピン
があります。こちらの国々の保有比率もあまり高くないですね。

VWOの国別シェア



メリット

デメリットを書いてきましたが、私自身はVWOは物凄く優良なETFだと思います。

自身のポートフォリオでも主力のETFです。

流動性や資産規模も大きく、低コストで新興国(エマージング国)に投資をできる優れた商品です。

運用会社のバンガードも顧客目線の信頼できる会社です。

基本的にはVWOを資産運用のコアにして良いと思います。

解決方法

ある程度の資産規模があるのであれば、VWOの保有比率が低い国のETFを個別に保有するという方法が一番良い解決方法だと思います。

具体的にBRICsを考えた場合は、
  • ブラジル:iShares MSCI Brazil Index
  • ロシア:iShares MSCI Russia Capped ETF
  • インド:WisdomTree India Earnings Fund
という選択肢があります。

国別のETFについて書きだすときりがないので、本投稿ではメジャーなETFの紹介にとどめます。


ブレイクアウト・ネーションズは新興国万歳という本ではありませんが、そこが面白かったですね。

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