2008年12月14日日曜日

国際バリュー銘柄

世界的な株安でバリュー銘柄が増えてきているようです。

The Bank of New York Mellon Corporation (BK)

Trailing P/E (ttm, intraday):15.96
 Forward P/E (fye 31-Dec-09) :8.85
 Price/Book (mrq):1.13

NAMYANG DAIRY PRODUC(Other OTC: NMYPF.PK)

Microsoft Corporation (MSFT)

Trailing P/E (ttm, intraday):10.23
 Forward P/E (fye 30-Jun-10) :8.60
 Price/Book (mrq):5.20

Novo Nordisk A/S (NVO)

Trailing P/E (ttm, intraday):22.88
 Forward P/E (fye 31-Dec-09) :17.41
 Price/Book (mrq):5.33

以上、ニュースに登場している銘柄を少し調べてみたが個人的に投資が可能だと思うバリューエーションはThe Bank of New York Mellon Corporation だと思う。

ただ、未だに金融危機は予断を許さない状況なのであまり銀行株には投資をしたいとは思わない。

国際優良企業で生活必需品系のディフェンシブ銘柄を今後探してみようかと考えている。

以下引用
世界の株価:純資産倍率、95年来の低水準-手元資金潤沢な企業に妙味
12月8日(ブルームバーグ):景気低迷に伴う株価下落で、世界の株式市場の時価総額が今年32兆ドル吹き飛ぶなか、米銀バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)や韓国の乳製品メーカー、ナムヤン・デアリー・プロダクツは、自社株と債務の価値より多くの現金を保有している。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、MSCI世界指数を構成する銘柄の株価純資産倍率は平均1.17倍と、少なくとも1995年以来の低水準だ。
ソフトウエア最大手の米マイクロソフトやデンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクなどは債務との比較で見ると、非常に多くの現金を生み出しており、消費者需要低迷により利益が損なわれても、成長を続けることが可能だ。
ファースト・イーグル・グローバル・ファンドのジャンマリー・エベイヤール氏は先週のインタビューで、「投資家にとって必ずしもそうとは言えないが、企業にとって現金は王様だ」と話した。同氏が運用する160億ドル規模のファンドはマイクロソフトやナムヤンを保有し、今年は競合するファンドの98%を上回る成績を収めている。
同氏は、「潤沢な手元資金を保有することは、まず破たんせずに生き残るため、次に割安なM&A(企業合併・買収)の機会をとらえるために有益だ」と述べた。
世界中の金融機関の損失・評価損がほぼ1兆ドルに達し、信用市場が凍結。日米欧は第二次世界大戦後初めて同時にリセッション(景気後退)局面に突入、株価が大きく値下がりした。年初来では米S&P500種株価指数が40%下落。 1931年以来で最大の下げだ。MSCI世界指数は47%安と、1970年の指数導入後で最大となっている。
デフレのリスク
経済成長の停滞で、デフレのリスクが高まっている。10月の米消費者物価指数は前月比1%低下と、1947年以来で最大の落ち込みを記録。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの世界株式投資責任者アーリーン・ロックフェラー氏は、準備金のある企業は破たんの恐れに対する備えがあることになり、株価が下落するなか、M&Aを仕掛ける上での購買力が高まり、デフレから恩恵を受けることさえ可能だと指摘する。
同氏は先週インタビューに応じ、「潤沢なキャッシュフロー(現金収支)があり、自社で資金調達できる企業の株式を選好している」と説明。ステート・ストリートの「SSgAディシプリンド・エクイティ・ファンド」はBNYメロン株を保有しているという。BNYメロンは保有する現金が自社株と債務より多く、企業価値(EV)で見ると240億ドルのネガティブだ。BNYメロンの株価はS&P500種指数が11年ぶり安値を付けた11月20日から24%上昇。同指数の16%高を上回る上昇率となっている。

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