ビットコインが下落 中国で取引所を閉鎖するとの報道
またまたビットコインが下落しています。
私も少し投資をしていますが、このボラティリティの高さは凄いですね・・・。
今回の下落の原因は、中国で取引所を閉鎖するとの報道があったからです。
8日の米取引時間に仮想通貨ビットコインの相場は下落、一時7.3%値下がりした。中国の監督当局が国内のデジタル取引所の閉鎖を命じたとの報道が嫌気された。同国は今週すでに中国人民銀行(中央銀行)がイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を違法とし、関連する資金調達活動全てを即時停止するよう通告した。このニュースは少し根が深いというか、長く影響を与えるかもしれません。
財新が8日報じたところによれば、中国各地の監督当局は取引所の閉鎖を実行するよう文書で通達された。ニューヨーク時間午前11時5分現在、ビットコインは前日比3.9%安の4399.54ドル。
ビットコインの利用の大部分が中国で行われており、中国での取引や投資がビットコインの相場に大きく影響します。(ちなみに、投資額という点では日本の投資家もかなりビットコインに投資をしています。)
また、マイナー(ビットコインのデータが正しいかどうかを検証することでビットコインを報酬として得ている人々)のほとんどは中国資本の会社になります。(ビットコインのインフラ的な作業の大部分が中国資本で行われているというのは少し心配ですがしょうがないですね。)
要するに、現時点ではビットコインの取引はかなりの部分を中国に依存しています。中国でネガティブなニュースが出るとビットコインの価格が下がります。
今回のニュースは、マウントゴックスのように取引所で問題があったという内容ではないので、個人的には少し今後の展開が気になります。
まあ、超長期的に見れば「仮想通貨」というコンセプトはそれなりに広くインフラとして普及すると思うので悲観はしていませんが、数年スパンでは停滞したりする可能性もあるかもしれません。
もっと仮想通貨が市民権を得てきたらポートフォリオの分散投資という観点から、ある程度の額を投資したいと思っています。
ナシム・ニコラス・タレブのバーベル戦略(超高リスクの資産と超ディフェンシブな資産を組み合わせる戦略、ミドルリスクミドルリターンの資産を持たない)ではないですが、ブラックスワン的なクラッシュが起きた時には仮想通貨の値段は上がる気がするんですよね。
著者の斉藤 賢爾氏は研究者としても活躍しています。その割にはすごくわかりやすく書かれていて読みやすかったです。ページも少ないので読みやすいですね。(笑)
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