アメリカ、中国、日本 長期のリターンは日本が最下位
2004年10月から2017年9月の約14年のチャートになります。- 黄色:アメリカ、117.56%
- 赤色:中国、112.96%
- 青色:日本、26.85%
リターンの順番ですが、
アメリカの117.56%、中国の112.96%、日本の26.85%という順番です。
インデックスの長期バイアンドホールドという考え方は、基本的にアメリカが発祥です。
そんでもって、アメリカのS&P500は歴史的に右肩上がりになっています。
要は、右肩上がりの相場環境だからバイアンドホールドが成立するんです。(バイアンドホールドしたから右肩上がりの成長したのではなく、右肩上がりに成長していて、みんなが株式市場を信頼しているのでバイアンドホールドが成立しているのでしょう。)
日本のように株価がもたもたしている国は、バイアンドホールドが有効な国ではないです。ある程度相場観を持った中長期のトレーディングが向いています。(バイアンドホールドが有効に機能しにくい。)
中国も頑張っています、リーマンショック前の高値は超えられていませんが、大幅に日本をアウトパフォームしています。(ハンセン指数を参考)
ハンセン指数【Hang Seng Index】は香港市場の株価指数です。香港企業(レッドチップ)と中国に登記している企業が香港で発行する銘柄(H株)の計49銘柄で構成されています。私も、資産運用でそれなりに上手くいっていますが、大きな要因は2007年からアメリカと新興国のバイアンドホールドに資産の大部分をシフトさせて、日本株の比率を下げているからになります。
アメリカについて
流石、世界の覇権国家で、リーマンショックもなんのその、右肩上がりで経済成長をしています。
資源も豊富で人口も増加する予定なのは素晴らしいです。企業も、株価を上げて投資家に報いることを信条としています。
基本的には、投資判断は強気で良いと思います、成熟した先進国なので新興国のように急成長をすることはないと思いますが、安定して右肩上がりで成長するのではないでしょうか。
中国について
中国共産党の一党支配は賛否両論ありますが、経済成長という点では上手くさばいていると思います。これだけの大国家を安定的に経済成長させるのは凄いですね。
中国のメンタリティーは日本以上に資本主義だと思います。あと、中国は個人情報などのついて鷹揚なので新規のITサービスがスタートしやすいという話を聞いたことがあります。人口も多いのでこれからさらに発展をするのではないでしょうか。
アメリカ人の投資家が書いた本を読んでいると、良くも悪くも中国の話題が良く出てきます。彼らも中国をライバルと認識しているのでしょう。
アメリカ人の投資家が書いた本を読んでいると、良くも悪くも中国の話題が良く出てきます。彼らも中国をライバルと認識しているのでしょう。
日本について
こうTOPIXの成績が悪いと悲しくなります。
素直にバイアンドホールドが成立しにくい相場環境ですね。しっかりと割安割高を考えながら上手くタイミングを見て投資をしないと儲けるのが難しそうです。
素直にバイアンドホールドが成立しにくい相場環境ですね。しっかりと割安割高を考えながら上手くタイミングを見て投資をしないと儲けるのが難しそうです。
これから超高齢化社会と人口減少で社会保障費も増大します。低成長=低リターンではありません、投資家が悲観的になり株価が割安であれば低成長でも高リターンが達成できます。ポイントは、割安なタイミングで仕込むことです、ただ低成長期間での割安なポイントを判断するのが難しい点です。
まとめ
資産運用のコアは、アメリカ株のバイアンドホールドが王道でしょう。
ここの割合をどれだけにするか?レバレッジをどうかけるか?などがポートフォリオのリターンの大部分を決定します。
ここの割合をどれだけにするか?レバレッジをどうかけるか?などがポートフォリオのリターンの大部分を決定します。
ただ、これからは中国やインドなどの新興国もどんどん経済発展をするので、しっかりと押さえておきたいですね。
日本は難しい市場なので、サテライトで相場を見ながら投資をするというのが良さげです。「労多くして功少なし」にならないように上手く投資する金額をコントロールする必要があります。
また、数十年単位で一国のリターンが悪化することはあるので、国際分散投資をした方がリスクが下がります。
以下が私のポートフォリオです、国際的に分散が効くように注力しています。
また、数十年単位で一国のリターンが悪化することはあるので、国際分散投資をした方がリスクが下がります。
以下が私のポートフォリオです、国際的に分散が効くように注力しています。
バートン・マルキール先生は「ウォール街のランダム・ウォーカー」が有名ですが、「中国株投資の王道」という本も書いていて、中国に強気です。あとは、ジム・ロジャースも中国に強気ですね。(好き嫌いが分かれますが)
2 件のコメント:
長期で米国と新興国に強気で、米国以外の先進国に弱気なのはまったく同じ考えです。(ぼくも5年前に投資をはじめたときから、インデックスファンドでですが、アメリカと新興国の割合が高くなるようにしてました)
迷走していますがここの部分だけは変わらず、結局米国と新興国に強気の長期ホールドに戻ってきました
ishipponさんのような長く生き残った大先輩と同じ方向性なのは嬉しいです
ishipponさんは米国中国に強気ながら、1/3をVEAにも分散しているところが、いかにも長く生き残ってきた投資家感がありますね・・・
ぼくは前からVEA相当の比率を下げていて、これが自分の中のアクティブな要素だと感じています。
コメントありがとうございます。
>米国と新興国に強気の長期ホールドに戻ってきました
基本的に負けにくい戦略だと思います、というか短期で勝てることはあると思いますが、コンスタントにこの組み合わせに勝つのは難しいと感じます。
先進国の比率を1/3にしているのは、しっかりと分散を効かせたいというところです。リターンを重視するのであれば、新興国にウェイトを多くするのは面白いと思います。
パーツはETFというパッシブ運用でも、アセットアロケーションの判断はアクティブですね。
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