橘玲さんの、貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
に創業支援融資制度の話が出ています。
かなりの低金利でお金が借りられる制度の話が出てきます。今であれば0.5%程度の金利でお金が借りられると思います。
少し興味が出たので、もうちょっと実務的な本、
を読んでみました。
色々と調べれば調べるほど、橘氏が書かれているほど簡単にはお金は借りられなさそうです。
詳細な事業計画書が必要であったり、面接があったり、資本金が必要であったり、・・・
橘玲氏は作家なので、小説の話題として「創業支援融資制度」を利用して低コストでファイナンスするという話を紹介しているのだと思います。
現実の世界で実際に「創業支援融資制度」を利用してお金を引き出すのにはテクニックと労力がかなり必要そうです。
橘玲さんは大好きな作家ですし、参考になる内容もたくさんありますが、あくまで作家が書いている話として冷静に読む必要があると思います。
お笑い芸人のネタを信じてはいけないのと同じですね。
素人が「貧乏はお金持ち」を読んで、
「なんだ~、こんな簡単に低金利でお金が借りられるんだ!試してみよう!」
となってもすぐに玉砕するでしょう・・・
ちにみに、「貧乏はお金持ち」は“国家をツールとして利用する”というコンセプトのもとに書かれている小説としてはとても面白いし、参考になると思います。私も大好きな本です。
<関連投稿>
・「小商いのはじめかた:身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本」を読みました
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