2019年1月19日土曜日

株主優待銘柄に投資をするなら「タイミングは3か月前」


株主優待銘柄に投資をするなら「タイミングは3か月前」


この話題、実はすでに結論というか研究がされているんですよね。

要点だけ書くと、株主優待狙いで株に投資するのであれば「タイミングは3か月前」となります。

詳しくは「株主優待実施企業の株式パフォーマンス」(野瀬 義明氏)の論文を参考にしてもらえればと思います。(検索すればすぐに出てきます。)

ちなみに、私自身は株主優待が大好きですが、経済的な合理性はないと思っています。増配や自社株買いで還元するのが合理的な方法だと思います。ただ、優待が届くというのは単純に楽しいので、趣味として少しだけ優待銘柄に投資をしています。

買うタイミング


野瀬氏の研究では、株主優待銘柄の株価は、権利確定の3カ月前から上昇する傾向があるそうです。なので、株主優待銘柄には「権利確定の3カ月前」に投資をしましょう。

優待が欲しいからと駆け込みで、権利確定直前に株を買うのは、タイミングが遅いです。すでに優待を織り込んで株価が上昇しています。当然、すでに株価が釣り上がった状態で投資をすれば損をする確率が高くなります。

やはり株価が安いタイミングで投資ができれば、株主優待が安くもらえますし、沢山の株主優待銘柄に投資ができます。また、投資した株が値下がりするのはあまり気持ちがいいものでもありません。


3月末に株主優待がある場合


具体的にはどんな手順で投資をするかになります。

3月末に株主優待がある銘柄を例にすると。(3月末に株主優待がある会社は多いですね。)

株主優待銘柄は3か月前から株価が上昇しだしますので、3月末に権利確定の場合は1月くらいからじりじりと株価が上がる傾向があります。

そう考えると、前年の11~12月ごろからタイミングを狙いつつ現金を確保しておくべきです。

そして、12~1月頃からだんだんと投資のタイミングをうかがい、1月中には投資を完了しておくのがベストだと思います。

もし1月に大きな下落などがあったら丁度良いタイミングだと思います。


長期保有であれば後は塩漬け


長期投資をするのであれば、上手く安い価格で投資できれば仕事は終了です。

後は塩漬けにしてひたすら優待を楽しめばいいですね。

株主優待狙いで投資をしているのであれば、あまり利益にこだわらないで優待を楽しみに鷹揚に構えていればいいでしょう。

最近は株主優待の条件に長期保有が必要となる場合が増えてきました。株主優待狙いで投資をするのであれまあまり頻繁に売買をしないで、株主優待が貰える限り買値を忘れてストロングホールドをした方がよさそうです。

特に長期保有が条件の株主優待銘柄は「クロス取引」「貸株」はしない方が安全だと思います。

JTの株主優待も条件が変更されて長期保有が必要になりました。


個人的に株主優待が気になっていて、そこそこ事業も安定している会社といえば「JT(日本たばこ産業)、味の素、オリックス、長瀬産業」などが思いつきます。


株主優待が送られてくると、単純にワクワクします。


株主優待芸人の桐谷さん、株主優待を活用すること自体に楽しみを見出している気がします。

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