2020年9月23日水曜日

気になっていた銘柄の株主優待が廃止、中止、改悪になった

 


気になっていた銘柄の株主優待が廃止、中止、改悪になった


株主優待が気になり投資を検討していた銘柄が株主優待廃止、中止、改悪になっていました。

コロナショックで業績が悪化したことが株主優待廃止、中止、改悪の原因だとは思いますが、ここ数年は株主優待人気が過熱しており、企業の負担もかなりのものになっていたと予想されます。

コロナショックを建前に、株主優待の廃止、中止、改悪が続く可能性があると思っています。

また、株主優待は配当よりも簡単に廃止、中止、改悪される可能性が高いので、株主優待を目的として投資をするのはリスクが高いと認識すべきですね。

パーク24(4666)のように無配になったので、株主優待を継続するのが公平でないと中止を決める企業もあります。無配になりつつ株主優待を継続というのは悪手です。

すかいらーくホールディングス(3197)も、初めに中間配当の無配を発表して、その後に株主優待の改悪を発表しています。(無配で株主優待はそのままというのは筋が通りにくいですね。)

実際には、株主優待を廃止、中止、改悪して、配当を維持するとパターンが多いと思います。

トラスコ中山(9830)

  • 株主優待を廃止
  • 2020年8月21日に発表
  • 優待は、使い勝手がいいパンフレットから好きな商品選ぶ制度
株主優待のコストが約2億3000万円に増加したほか、株主総会の運営費用なども増加したことが、今回の廃止を決定した理由だそうです。

優待は、使い勝手がいいパンフレットから好きな商品選ぶ制度でした。個人投資家からも人気が高く、私も優待目当てに投資をしようかと考えていただ銘柄でした。


パーク24(4666)

  • 2020年10月の株主優待を中止
  • 優待は、100株以上保有で『タイムズチケット』(駐車サービス券)
  • 当期の配当予想も無配
ここは、株主優待よりも成長株として面白いと思っていたのですが、業績悪化を理由に配当予想も無配とし株主優待も中止になりました。

物凄く大盤振る舞いの株主優待とも思いませんでしたが、無配となる手前、株主優待を継続するのは辻褄が合わなかったのかなと思います。


すかいらーくホールディングス(3197)

  • 9月10日に株主優待制度の変更を発表(改悪)
  • 優待は、食事ができる優待カードで額面が半額以下に改悪
ここの株主優待は太っ腹で個人投資家にも人気でした。ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵など、多数の系列チェーンで利用でき使い勝手が抜群でした。

外食産業はコロナショックでダメージを受けており、8月に発表した中間決算では前年同期比で25%もの減収と180億円もの営業赤字を計上してます。優待を続ける余力がなくなっているのでしょう。

なお5月21日に、2020年1~6月期の配当(中間配当)をゼロにすると発表しています。(従来予想は9円)中間配当をゼロにするのは14年の再上場後初めてになります。


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